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洗濯学。

たまに言われて、そうか普通の人はそう思ってるんだなあって思うことがあります。



洗濯機が進化してる。

洗剤が進化してる。

服が進化してる。



昔に比べて進化しているのでクリーニングに出ないでしょう?と言われたり、洗うのが難しくなってるでしょう?と言われたり。



確かに技術的に進化しているものもあると思います。

でも、大半は昔からある技術だったりするんですよね。



宣伝がとても上手くなってるんですよ。



みなさん、それに踊らされている。

以前も書いたことがありますが、集配に呼ばれてお伺いすると、洗剤がたくさん置いてあるおうちってあるんですよ。

同じ種類のものではなく、全部違う種類の洗剤。

クリーニング屋としては気になるので、洗剤がたくさんありますね?と聞くと、大抵こう言われます。


汚れや品物に合わせて買ってたら増えちゃって。



色柄用、泥汚れ用、袖襟用、頑固な汚れ用。

みんな洗剤のキャッチコピーなんです。

それを見て、洗剤を買ってくるのでどんどん増えていく。


根底には家庭での洗濯できれいになっていないということがあるんだと思います。


洗剤がいけなかったんだ、合わなかったんだ、もっと強力な、汚れに合わせた洗剤を買ってくれば落ちるのではないか?


僕もクリーニング屋でなかったらそう考えるでしょうね。

洗剤がどうやって汚れを落としているか?知らなかったらより強い洗剤、という発想をしてたと思います。



洗剤っていくつかの成分が混ざって作られています。

その成分を調整しているんですが、それが各社の違いであったり、なんの汚れ向きになっているか?の違いだったりします。


クリーニング屋から見ると、多少の違いでそこに拘る必要はあるのかなあ、と思ったりもするんですよね。

洗い方でその差くらい埋まっちゃうのになあ、と。



なんかね、こういう話を聞いていると、洗濯って本当に知られてないんだなあと思うんですよ。

みなさん、毎日のように、人によっては何十年もやっているのに、実はよく知らない家事なんではないかな、と思うんですね。


雑誌やネットなどでいろんな情報は出回ってるんです。


どの洗剤がいいとかどの洗濯機がいいとか。

でも、それって洗濯の部分的な話であって、洗濯そのものの理解には中々なっていないのが現状なんです。



そう、洗濯という大きな括りではあまり知られてないんだろうなあ。

洗濯学、とでもいうんでしょうか、僕らなら洗浄学なんですけどね。

洗うということがあまり知られてないんですよね。



ドライクリーニングってなんですか?という質問、何十年とされています。

そして何度も説明をしてきてるんです。

僕がクリーニング業界に入る前から、いろんな形で啓蒙をしてきてるんですよ。

なのに、なんでドライクリーニングがここまで知られてないのか?


そもそも洗濯を知らないからなんじゃないか、と思うんですよね。


ドライクリーニングも洗濯も、洗うということは一緒で仕組みは変わらないんです。

使っているものが違うだけで、洗う仕組みは一緒。

洗濯をきちんと理解していたらドライクリーニングも理解できるんです。


なんか色々と分かってきたかも。


クリーニングをもっと知ってもらおう、ドライクリーニングを知ってもらおう、と思うなら洗濯、洗うということを理解してもらわなきゃいけないんですね。



洗濯を知ったら、変なキャッチコピーにも騙されなくなる。

すると洗剤メーカーも洗濯機メーカーも本当に必要なものを売り出すようになる。


これは世の中変わるな。



洗濯学、広めたいですね。

学問とまでは行かなくても、せめて常識でしょ?というところまで持っていけたらいいなあ。


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