まるでミシンのように接着。
サスティナブルファッション展示会、と言うものが開催さてれいるようです。
今、サスティナブル、SDGsはいろんな業種、企業が注目している分野。
特にアパレルは大量廃棄による環境への汚染など問題が山積みなので早急に対応しなければいけません。
そのヒントとなる展示会、当然クリーニング屋さんもいってる人がいるんですね。
ありがたいことに、行った日に、みて気になったものを写真付きでFacebookにあげてくれる同業の方がいたりするので、こんな商品が出てきたのね?なんて調べることもできるんです。
昨今、シームレスの製品が出てきました。
シームレス、縫い目のないやつですね。
糸で縫わないで接着で作るやつです。
ダウン製品が有名でしょうか。
メリットがいくつかあって、縫わないからダウンが飛び出るリスクが減り、接着するのでコストが安くなる。
反面デメリットも当然あって、接着が剥がれてしまうので長期間の使用するのが難しい。
メーカーによって接着の強度にばらつきがあるのも問題ですね。
今回の展示会で、なんとミシンのように接着できる機械が展示されていたらしい。
写真付きでFacebookに載せてくれていたので、気になったので早速検索してみたんですね。
すると、メーカーのホームページにちゃんと載っている。
すごいんですよ、まさにミシンのよう。
ミシンで縫うように接着をしていけるので、曲線とかもスイスイできちゃう。
これ一台あれば、いろんな服を接着で作ることが出来そうです。
技術の革新はすごいな、と思う反面、すこに気になる点も。
接着の温度が低いんですよね。
メーカーはそこにもメリットがある、と書いていましたが、こと洗濯やクリーニングにおいてはそれはメリットとは言わない。
剥がれるリスクがあるんです。
例えば、アイロンをかけることが難しくなります。
アイロンの温度の方が高すぎて、接着が剥がれる可能性があるから。
では、アイロンの温度を下げればいいじゃないか、と言うとそんな簡単な話でもなく。
温度が下がると今度はシワが取れにくくなるわけですね。
出たばかりの機械でしょうから、今後どんどん技術革新で数年後には高温での接着も可能になるとは思いますけど。
これから数年は、低温での接着の可能性を視野に入れてクリーニングしなければいけなさそうです。
個人的には接着で服を作るのはどうかなぁと思っています。
やはり長く着用するのが難しいからなんですよね。
サスティナブル、SDGsを考えるなら、服の長期着用は必須条件だと思うんですけどね。
長く着用するには、洗えないとダメ。
これからは服に耐久性が求められる時代になると思うんだけどなあ。
製造時の環境負荷ばかり目がいってますからね。
その辺も変わってくるといいなあと思います。
| 固定リンク | 0
「クリーニング」カテゴリの記事
- 柔軟剤の匂いをつけたい人と、つけたくない人と。(2024.10.02)
- 新たな形の支援を。(2024.09.29)
コメント