洗剤を読む。
洗剤には色んなものがあります。
僕らクリーニング屋さんの使っている洗剤とは少し違います。
僕らクリーニング屋さんの場合、洗剤をいくつか組み合わせて使うことが多いんです。
汚れに合わせて、服に合わせて、ベースとなる洗剤に色々足していきます。
それに比べて、一般の家庭用の洗剤は全て入っているんですね。
ワンショット洗剤と言います。
僕らが色んなものに合わせて足しているものが全てはいっている。
なので、わざわざ足すようなことはほとんどありません。
全部入っているからと言って、全部同じと言う事はなく。
逆に洗剤ごとに入っているもので、何に特化した洗剤か?決まってきます。
色物に特化した洗剤だな、とか、代物に特化した洗剤だな、とか、靴下とか泥汚れに特化した洗剤だな、とか。
足されているものの性質から色んなことが読み取れるんです。
洗剤を読むことが出来ると洗濯の幅はぐんと広がります。
いや、皆さんの洗濯機の周りにある洗剤の量が減ります。(笑)
皆さん、たくさんの洗剤を買っていると思うんですよ。
洗剤で選ぶというよりも、洗剤についているキャッチコピーで洗剤を選んでいると思うんです。
すると、どんどん洗剤が増えていくんですよね。(笑)
もし、洗剤の裏面を読むことができたなら。
この洗剤の量が減っていくようになるわけです。
なぜなら、キャッチコピーに惑わされず、似たようなものは買わなくなるから。
キャッチコピーで選んでいくと、実は似たようなものを買っていることがよくあります。
でもその違いは分からないので、買うしかなくなる。
多少の違いはありますけど、全部揃える必要もないわけですね。
この、洗剤を読む、という能力、皆さん欲しくないですか?
別に薬品名を覚える必要はないと思うんですよね。
洗剤に含まれる成分が、何をしているのか?それを知る事で、洗剤に足されたものからその洗剤の方向性がわかるようになり、洗いたいものに合わせた洗剤選びが出来るようになる。
漂白剤が配合されたり、抗菌剤が配合されたり、柔軟剤配合なんていうのもありますよね。
なんとなくのイメージで買っていた洗剤が、必要な洗剤を選んで買うことが出来る。
今、クリーニング屋さん達で話がまとめられないか?と色々やっています。
そのうち公開できるといいなあって思ってるんですけどね。
わかりやすく、と考えるとこれが難しい。(笑)
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