洗濯の正しい知識の副作用。
今年の3月くらいからクラブハウスで洗濯やクリーニングの話をしています。
その中では僕らもいろんな学びがあって。
クリーニングの知識はあります。
でも、それと現実は少し違います。
具体的にいうと、家庭の洗濯機と僕らの洗濯機、プログラムが違ったんですよね。
洗濯には基本があります。
汚れを落とすための基本はクリーニングも洗濯も一緒で、家庭だろうがクリーニングだろうがそこは変わらない、はずなんです。
ところが。
クラブハウスを始めてお話を伺っていて、最初同じ話をしていたはずなのに、どうにも話が噛み合わなくて。
よくよく話を聞いてみたら濯ぎの回数が少なかった、とか。
たしかにCMなどで一回濯ぎの洗剤とかが売り出されたのはみていました。
それは、深夜まで働いている方がいて、夜しか洗濯機を回せない人達がいて、深夜の洗濯機の騒音でご迷惑をかけられない、という話で使用しているものだと思ってたんですね。
ところがですよ。
今の洗濯機、標準で二回とか一回とかもあるんですね。
全く知らなかったのでそれ聞いた時はびっくりして。
それ、洗えてないじゃん!となったわけです。
この事実を知るまでは、例えば部屋干し臭とかの対策として、早く乾かすとか抗菌剤入りの洗剤を使うとか、漂白剤を入れるとか、そういうアドバイスをしていました。
でも、今は、濯ぎの回数を増やしてください、水を多めに設定してください、この2つしか説明していません。
そして、この2つをやるだけで、ほとんどの方の部屋干し臭の問題は解決しています。
知識も現実に則さないと意味がない、という事ですね。
さて、そんな説明をしていると、今の洗濯機が洗えていない、という話をするんですね。
で、その話を聞いた人達、面白いことにみんな同じ行動をとるらしいんですね。
洗濯機を覗きに行くらしいんです。(笑)
ともすれば、洗濯機に張り付いて。
どんな風に洗われてるの?時になってしまうらしいんです。
私もみてる、私もみてる、と次々にいう人が出てきて、洗濯の正しい知識を持つと洗濯機を覗きに行きたくなる、という副作用があることが分かりました。
みなさん、初めて覗くわけではないと思うんですよね。
でも、自分の思っていたのと違うから確認したくなるんだと思います。
それだけ今の洗濯はみなさんの思っているのとかけ離れている、という事なんですよね。
これ読んだ人も洗濯機を覗きたくなる人が出てくるんじゃないでしょうか?(笑)
こんなに少ない水で洗ってるの?
濡れてないじゃん?
そんな声が聞こえてきそう…。
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