パッドの交換。
僕らクリーニング屋さんには交換するものが結構あります。
それはクリーニングの品質を維持するために必要なことで、定期的に変えていかないと品質が落ちてしまうんです。
割と有名なのが、ドライクリーニングのカートリッジフィルターでしょうか。
ドライクリーニングは使った液体をそのまま捨てません。
濾過をして再利用をしています。
カートリッジフィルターはものすごく大きくて、濾過性能がすごいんです。
これを定期的に交換していくことできれいな状態で洗うことができるようになります。
他にもいくつか交換するものがあって、その中の一つにYシャツの機械のボディのパッド、と言うものがあります。
これ、かなり大事。
クリーニング屋さんのプレスの機械には全てにパッドがついています。
衝撃を吸収するためのものですね。
なぜそんなものがついているか?と言うと、ボタンなど保護する必要のあるものがあるから。
そのままプレスしてしまうと割れてしまうので、パットをする事で割れることを回避しています。
たまにワイシャツをクリーニングに出すとボタンが割れてくる、と言う話をする人がいます。
ひとつくらい、それもたまにならどこのクリーニング屋さんでも起こる可能性はあるんですけど、ひどいところになるとほぼ全部のボタンが割れて返ってくるところもあるんですね。
それはこのパットを交換してないのが原因。
バッドには交換する枚数というのがあって、どのくらいプレスしたら交換するようにとメーカーは推奨しているんです。
しかし、大手チェーン店などだと、その推奨枚数に数日で達してしまうため、交換しないところもあるようですね。
さてそのパッド。
今朝うちも交換しました。
コロナでYシャツが激減していたので、交換までかなり日にちが空きましたけど。
ようやく推奨枚数まで来たかな。
同じボタンはなかなか無いですからね。
消耗品といえど、割れない努力を怠ってはいけません。
これでまた安心して仕事ができるな。
よかった、よかった。
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