« 2021年11月 | トップページ | 2022年1月 »

2021年12月

今年最後のブログは仕事終わりに。

ただいま午前3時です。

今年最後の更新はこんな時間。

つい1時間ほど前に、全ての仕事が終わりました。

あとは明日お昼までお店を開けていて、急ぎの品物をお渡しするだけです。



品物が多いわけではなかったんですが、とにかくあるものを全て仕上げよう、と仕事をし始め、途中、晩御飯を食べ、また仕上げに戻り。

気がついたら日付が変わってようやく終わったのが午前2時前。

明日に少し回せばよかったんでしょうけどね、なんとしても終わらせたかった。



そして、心地よい疲れの余韻でそのまま寝れなかったので、先日放送されたM-1のアナザーストーリーを見ていました。



今年のM-1は錦鯉が優勝。

最高齢のコンビです。

優勝の瞬間、その舞台裏、いろいろ映っていました。



不思議なんですよね、M-1の舞台にいた他の漫才師は敵なんです。

みんなで優勝を狙っていたと思うんですよ。


なのに、決勝で錦鯉の名前が上がるたびに周りにいる芸人さんたちに力が入っていく。

そして、錦鯉の優勝を聞いて、みんな喜んでる。

共に決勝戦で戦ったコンビも喜んでいる。

錦鯉の2人はみんなに愛されてるんだなあって思いました。


こちらももらい涙をしてしまいまして。

あれ見て泣かない人はいないですよね。



年末にいいもの見たなあと思います。

夢を追えばいつか叶う、とか青臭い話をするつもりはありません。

叶わない夢の方が多いし、努力は報われるとは限らない。


でも、誰かの頑張りが報われるのを一緒に喜ぶくらいなら僕でもできる。

そして、感化されて、僕も頑張ろう、と思うことも出来る。



今年はこれまでの中でかなり激変した1年でした。


自分の環境ももちろん変わりましたけど、今までやってきて、変わらなかったものが変化し始めました。

まだまだ障害は多いんですけどね。

でも、今までなら誰にも伝わらなかったことを考えるとすごい進歩。


障害は外だけではなく、内側にもあります。

その両方がおかしくさせていたんだと改めて思います。


来年はそこから変えていきたいなあ。



今年、変化が起き始めたんだから。

来年もその変化の続きがあると信じて。



みなさん、今年一年大変お世話になりました。

来年もよろしくお願いします。


良いお年を。




| | | コメント (0)

制服は年内に。

クリーニング屋さんの年末って他の少し違います。

お休みの告知をするんですが、その中で年内仕上がりの締め切りも書くんです。



ドライクリーニングの年内仕上がりはいつまで。

水洗いの年内仕上がりはいつまで。


こんな感じで締め切りを書くのが普通です。



これには理由がありまして、クリーニングはある程度まとまった量でないと洗えないんですよね。

そして、仕上がりまでする時間から逆算するとこの日に締め切らないと仕上がらないな、というのがわかってきます。


と、こちら側の事情とは別に、お客さん側にも事情がありますよね。

ギリギリまで仕事をしていた、学校がギリギリまであった、思いがけず汚してしまった。


そんな時はすぐクリーニングに出したいけど、締め切り後で出せなかったりすることもあると思うんですよ。



今年はよく電話のなる年末で。

一件を除き、他は全部、年内いつまでですか?年内に仕上がりませんか?というお問合せ。

それも皆さん相当困っています。



やはり一番多いのが制服で、部活で着てたから今じゃないと洗えない、と。

さらに年明けもすぐに使うから年内に引き取らないといけない、という話がほとんど。


学校側もこうした生徒さんの方の苦労を知った方がいいですよね。

普段から洗う機会が取れないのに、冬休みでさえこんなスケジュール組んでたら洗うことなんて出来ません。

せめて、制服をクリーニングしていたらジャージで過ごしていいとか、そういう話をしておいた方がいいと思います。



大手チェーン店では中々こういう対応はしづらいと思うんですが、うちみたいな個人零細になると、僕らが頑張ればなんとかなる。(笑)

本音を言えば、一着だけで洗うと赤字になってしまいますが、子どもたちのことを考えたら洗ってあげなきゃな、と思うわけです。


で、今年はこの年末に制服が何着かきています。


今日中に仕上げないと明日お渡しできないので。

今日はいつもより少し頑張らないといけないな。(笑)

| | | コメント (0)

クリーニング屋さんがやめていく。

今年はクリーニング屋さんにとっては厳しい年になりました。

コロナ禍という事もありますが、元々が年々利用率が下がっていたんですよね。


飲食店に助成金が出ていましたけど、クリーニング屋さんには出ていません。

リモートワークが増え、ワイシャツやスーツなどのクリーニングが激減。

さらに、三密を避ける、ということから不要不急の外出を避ける事で、人に会う時に着るような服も着なくなり、それも激減。

さらにさらに、秋のお祭りや各種イベントも中止になり、それにまつわるクリーニングも無くなりました。



こう書くと本当に大打撃だなあ。



これらの影響を受けて、各地でクリーニング屋さんがやめているんです。

そして、とある所からクリーニング屋さんがやめた、という話が。

そこのクリーニング屋さん、知り合いだったんですよ。


インターネットを始めた頃に、クリーニング屋さんのメーリングリストに入ってて、そこで知り合って。

友人の親戚という事もあり、また一度お邪魔してお話しした事もあるので、驚いてしまいました。


クリーニングにこだわりのある人で、機械の選び方もメンテナンスも、考え方も、ちょっと独特な方。

クリーニング屋さんの中でも変わった人だったのでまさかやめちゃうとは思わなかったんですよ。


大変だろうけど、なんとかやっているんだろうなあと漠然と思っていました。



でも、現実は厳しかったんでしょうかね。

これもよく言われる話ですが、クリーニング屋さんは大きくなるとかなり大変になる、と。

経費のかかり方が半端ではないので経営が難しくなるんですね。


クリーニングは繁忙期と閑散期の差が激しい業界です。

大きくなると、人をたくさん集めないと仕事できないし、かと言って全員が仕事ができるわけではないし。

人の確保、お金の確保でかなり苦労していると聞いています。



新しいオミクロン株が出てきているようですが、本当に落ち着くまでまだもう少しかかるんだろうと思います。

願わくば、来年の3月あたりまでに落ち着いてくれればいいんだけど、もしそれ以上かかるようなら、さらにやめてしまうクリーニング屋さんが出るような気がしてます。


さらに、クリーニング屋さんが大変という事は、クリーニング屋さんの関連業種も大変という事。


資材を卸してくれている会社とか、洗剤メーカーとか、機械メーカーとか。

僕らが生き残ったとしても関連業者がなくなったら僕らも営業できなくなりますからね。

もう少し厳しい状況が続くのかな。

頑張りどころだなあ。

| | | コメント (2)

洗濯が楽しい。

世の中の家事の中で、洗濯にまつわるものはあまり評判がよろしくないんですよね。


たまには居ます、洗濯が好き、アイロン掛けが好き、という方。

でも、そう言う人は稀だと思うんですよね。


今年はクラブハウスで消費者の方々とたくさん話をすることができ、色んなことが分かってきました。



洗濯ってやった感じがしない。

何をやっているか?わからない。

アイロンかけてもシワが取れない。



洗剤入れてボタン押すだけだったり、洗っている最中の中身を見れなかったり、シワが取れる体験をしてなかったりで好きな人があまり居ないんだな、と言うことが分かってきました。



半年以上の時間をかけて、洗濯とは何か?洗剤とは何か?アイロンをかけると言う事はどう言うことか、色々と話をしてきました。


僕らは洗濯が壊れている、という表現をしています。

これの意味するところは、正しいやり方や知識が分からなくて、独自のやり方が広まり、きれいにする体験ができなくなっている、という意味で話しています。



正しくない知識で洗濯をしていてもきれいにはなりません。

また、においが発生したりします。


では、正しい洗濯をするとどうなるか?



きれいになるんです。

そして、臭いも発生しなくなります。

こんな簡単なやり方で?とみなさん話しますけど、正しい洗濯って難しくないんです。

逆に正しくなかったから、洗剤を色々変えたり、漬け込んだり、余計な手間をかけていたんですよね。


アイロン掛けも、理屈を知れば誰でもシワは取れます。

一生懸命アイロンを動かしてもシワが取れなかったのは理屈を知らないから。

知ったら誰でも綺麗にかけられるんですよ。



きれいに洗うことができるようになってくるとこんな言葉が返ってくるようになりました。




洗濯が楽しい。



手応えを感じることができるんでしょうね。

そして、やっていることがわかるので面白くなってくるんだと思います。



洗濯機を覗き込みたくなったり。

洗濯機に張り付いてみたり。

アイロンかけながらにまにましたり。


そんな話も聞くようになりました。


洗濯が楽しいって嬉しいですよね。

きれいになった、よりも嬉しいかも。

話してきたかいがあったなあって思います。


最終的な目標は、多くの人が洗濯が楽しくなり、きれいになる体験をして、洗濯とクリーニングを上手に使い分けることができること。


来年はここを目指して色々やっていきたいなあと考えています。

| | | コメント (0)

年末年始の営業の予定です。

年末年始の営業について今年は随分悩みました。

年末はいつもの事で決まっているんですが、問題は年始。

皆さんの仕事始め、曜日、いろんなことを考えながらようやく決まりました。



年内、31日まで営業をしております。

31日はお昼までの営業になります。


年始は8日からの営業となります。

よく日曜日はお休みなりますが、月曜の成人の日は営業をしています。


Yシャツを最後に仕上げるのは木曜日を予定しております。 

木曜の午前中までにお持ちいただければ、年内お渡しができます。


皆さんのご来店、お待ちしております。

| | | コメント (0)

大掃除を。

今日は本来なら日曜でお休みなのですが。

毎年最終日曜日はお店をを開けています。

本日も営業をしておりました。



大掃除ですね。



クリーニングは綺麗にする仕事ですが、その反面、とても汚れます。

やはり一番多いのが綿埃。

そりゃあれだけたくさんの服を預かるんです、1年経つ頃には埃もたくさんになりますよね。



片付けながらそうじして。

窓も綺麗に拭いて。



でも、予想通り全部は終わらなかったなあ。

年末まで仕事しながら掃除をしていきましょう。


年々、年末だ、と強く意識しないといけなくなってきたように思います。

そうでもしないと、やる事もやらなくなっちゃって。


年始の準備もするぞ。

年を越すんだ。(笑)

| | | コメント (0)

年の瀬を感じます。

クリスマスですよ。

配達に出ると車が混んでいる。
コロナ前にちかくなってきているなあっておもいます。


配達中も油断して運転してると片方の車線だけ渋滞で動かなくて。
なんで左側だけ?と思って進んでみるとケンタッキーフライドチキンがあるとか。
スーパーがあるとか。
マクドナルドがあるとか。

クリスマスの雰囲気がないな、と言いながら皆さんクリスマスの準備をしているんでしょうね。


ケーキ屋さんなんて並んでいるもの。
しかも、警備員さんがお客さんの列を整理しているもの。


子供が小さかった頃はねえ、プレゼント用意してケーキ買ってきて、と忙しかったですけどね。
もう、そこまでする必要がないから少し寂しい。
後でケーキだけ買ってこようかな。(笑)


今日、本年の配達が終わったお客さんが結構いらっしゃいます。
次回は年明け。

年末のご挨拶も済んでくると年の瀬を感じます。

仕事、頑張らないと年が越せないな。

| | | コメント (0)

ドラム型の洗濯機は何をしているのか?

さて、今日はドラム型の洗濯機の話。



ドラム型の洗濯機の洗い方はこう言われることがあります。



たたき洗い。



ドラム型は服をたたいて洗っているんです。

縦に洗濯物が回ってますよね?

内側に桟が付いていて、そこに服が引っかかって持ち上げられます。

そして、頂点に近くなると落下する。

その時の自分の重さで服が叩きつけられて汚れが落ちる。

こういう仕組みです。


ドラム型は節水型の洗濯機と言われています。

縦型に比べると圧倒的に使う水の量が少ない。

その代わり、洗い方に少しコツが入ります。


服を仕分ける必要がある。

一度にたくさんの量を洗わない。


また服をこすらせないので毛羽立ちが起こりにくい。

その結果、色褪せなどがしにくい洗い方になります。


肝心の汚れ落ちなんですが、家庭用のドラム型は少し小さいんです。

そのため、汚れを落とすために必要な落下の距離が取れない。

そこが少し残念なんですね。


後少し大きかったら。

僕が買うなら迷わずドラム型を買うと思います。

服を傷めず、汚れも落とす。

クリーニング屋さんでドラム型が使われている理由です。



縦型とドラム型、同じ洗濯機なんですけど、その考え方はこれだけ違います。


この違いをよく理解して、洗い方を選ぶとどちらも綺麗にすることができます。

洗濯機のレビューを見るとよくわかるんです。


どちらも、綺麗になりますよ、というコメントが必ずある。



もちろん、綺麗になりません、というのもある。

でも、これって綺麗にできてる人がいるって証拠なんですよね。

綺麗に洗えてる人と洗えてない人、そこには必ず違いがある。


つまり、上手に使えばどちらも綺麗に洗える、という事です。


機械にあった洗い方をしましょう。

もしくは、自分たちの使い方に合った機械を買う。

このどちらかですね。


洗濯機購入の際は、洗い方の違いを検討してみてください。

| | | コメント (0)

縦型の洗濯機は何をしているのか?

洗濯機には縦型とドラム型があります。

二層式は縦型の洗濯機。


先日、この二つの違いがよくわからない、と言うご質問をいただきました。



縦型はどんなふうに洗っているのか?

ドラム型はどんなふうに洗っているのか?


今日は縦型のお話です。


縦型の洗濯機は水流を使い、服をこすらせて汚れを落としています。

今は節水になっていますが、それでも基本的に水を使う量は多いです。


汚れ落ちに関して言うと、服同士をこすらせて洗っているので、結構汚れ落ちはいい。

反面、そのデメリットもあります。



それは、こすらせて洗っているので、毛羽立ちを起こしやすいこと。

さらにその毛羽立ちの影響で服の色が褪せて見えるようになったりします。



縦型のドライマークの洗えるモードは何をしているのか?というと、ほぼ水流を起こさずに動かさないようにして洗っています。

これは、押し洗いをイメージして動作しているんです。

服を揉まないように洗っています。



日本は水が豊富なのと綺麗なので、この縦型の洗濯機が主流になりました。

ヨーロッパに行くと縦型では汚れが落ちないんですね。

水質に問題があるためです。

洗濯をするときの水は、軟水がいいのですが、硬水、水が硬いとその成分が洗剤と反応して汚れ落ちが悪くなってしまうんです。


日本でも硬水の地域がありますが石けんカスがついたりして苦労されている方もいらっしゃると思います。


縦型の洗濯機の特徴、イメージ出来たでしょうか?

明日はドラム型の洗濯機のお話です。

| | | コメント (0)

腰を焼く。

子どもの頃、通学途中で工事現場のおじさんたちとよく話をしていました。

うちの裏にある、中銀マンションの建設の時の話です。


寒い冬の朝、僕らが通学していると職人のおじさんたちが一斗缶に薪をくべ、火を焚いてあったまっているんですよね。
で、そこでじゃがいもとか焼いているわけです。(笑)

僕らに声をかけ、塩を持ってきたら食わせてやる、と話しかけてくるわけですよ。(笑)
で、僕らも一斗缶で焼いているじゃがいもが美味しそうに見えて、欲に負けて家から塩を持ってくる、という。(笑)

そのうちおじさんたちと仲良くなって、毎朝寄るようになっていきました。


あるおじさんが一斗缶に向かってお尻を突き出していたんですね。
おじさんは何してるの?と聞くと、腰を焼いている、と言います。
歳をとると体が動かないからこうしてこしをあたためないと仕事ができない、と。
大変だなあって思ったんですよ。

今日の話はここから。(笑)


ここ最近、僕はお風呂に朝入っています。
仕事前にお風呂に浸かるんです。

なぜか?


1番の理由は疲れて夜はそのまま寝ちゃうから。
寝落ちというやつです。
子どもたちがお風呂に入り、一番最後に入ろうと居間で待っていると気がつくと寝ちゃう。
なので、朝に入るしかないんです。

そして、最近気づいたんですよね。

あれ?朝入るとそのまま動けるなあって。
お風呂に入るまでは板の間に寝落ちしてますからあちこちが痛いんですけどね、お風呂に入るとあら不思議、普通に動けちゃう。


その時にふっと小学生の頃に出会った職人のおじさんの言葉を思い出した、というわけです。

僕は一斗缶で腰を焼かないけど、お風呂で温めているなあって。


あの時のおじさんは60歳くらいに見えましたけど、もしかしたら今の僕と近い年齢だったのかも。


温めるって大事ですね。(笑)
でも、一斗缶で火を起こしてじゃがいもを焼くのも憧れるなあ。

今となっては色々と難しいですからね。

| | | コメント (0)

綺麗になった体験をしてないから…。

昨日の話の少し続きです。



着るシーンによって家庭での洗濯ではなくドライクリーニングの方がいいですよ、とお話をすると決まってこう言われることがあります。



そんな、毎回クリーニングになんか出せない!



最初、この話を聞いていた時は、そんなにクリーニング代がもったいなのか、と思ったんですよね。

服を洗うのにお金をかけるなんて、と思われているのか、と。


で、どうもこれが僕らの誤解だと気づいたのは今年に入ってからのこと。



毎回洗う、の毎回が僕らと違ったんですよ。



皆さんの言う毎回は、着たら洗う。

僕らの言う毎回は、シーズン終わりに洗ったり、シーズン途中で一回洗う、と言う話。


全然違うわけですね。



みなさん、それだけ来たら毎回洗ってたんだなあと驚きましたもん。


たとえば、YシャツやTシャツ、下着類はそれでいいと思うんです。

肌に触れるものだから汗や皮脂の汚れが絶対つく。

これを何日も着ていたらすぐ黄ばんできます。


でも、上着やズボン、ニットはどうか?と言われたら毎回洗う必要はないですよね、と思うんですね。


なぜ皆さんがそんなに洗いたがるのか?



汚れが落ちないからなんですよね。

洗って汚れの落ちない体験をしているので、その中でどうすればより汚れが落ちるのか?の行き着いた先が、とにかく早く洗うこと、頻繁に洗うことなんだと思います。


だから、着たら洗う、すぐ洗う、になってしまったんだと思います。



面白いことに、これの影響は僕らにも出ていて、シミがついてしまった時に、ものすごく慌てて電話をかけてくるお客さんが増えました。


今つけてしまったんだけど、すぐ取りに来てくれますか?とか。


とにかく早く処置してもらわないと、と思っているらしく、電話の向こうはとても慌ててるんです。

確かに早いに越したことはありませんが、かと言ってそんなに慌てるものでもない。

これがひと月とか放置されてたら困るかな、と思いますけど、さっきつけたからと慌てる必要はないわけです。


それもこれも、汚れの落ちる体験をしてないから。


結構切実な問題だと思いますよ。



また、クリーニング屋さんでも落ちた経験がなかったりすると、もうどうしていいか?わからなくなってたり。


クリーニング難民、洗濯難民がたくさんいると思います。



クリーニング屋さんもね、ちゃんと選ぶと綺麗にしてくれます。

どこに出してもいい、近くでいい、と思わないで、探してほしいなあと思います。

| | | コメント (0)

同じように洗えるのか?問題。

年末になると、洗濯に関する話題が取り上げられます。

年末に合わせて洗濯をしましょう、とか、カーテンを洗いましょう、とか。

すると、クリーニングに出さないで自分でやる方法を教えてくれるサイトとかも出てきますよね。


基本的に自分で洗えるかどうか?の判断基準は、洗濯絵表示で手洗いマークか洗濯機のマークがついているか?で、ついているものが洗えます。

洗い方を教えてくれてるサイトでも必ず一番最初はここの確認をしてください、と言ってますね。


それぞれのアイテムの洗い方の細かい話は今回は割愛します。



でね。



洗えるってどう言うことか、と言う基本的な話をしてみようと思うんです。



洗濯絵表示には、水洗いができる、と、ドライクリーニングが出来る、と言う表示があります。

で、これはその服が洗える上限を表しているので、洗えるものは確実に洗える、あらえないものは確実に洗えない、と言う意味なんですね。


例えば、水洗いもできる、ドライクリーニングも出来る、と書いてあったとしたら、どちらで洗っても同じように仕上がる、と思ってしまうと思うんですよね。



これ、違うんです。


洗い方によって結果は違います。

水洗いをすれば水洗いで洗ったような結果に、ドライクリーニングで洗えばドライクリーニングで洗ったような結果になります。

違う洗い方をした服を並べると一目でわかりますよ、全然違うって。



結果が違うのに洗えるってなに?と言うことですよね。



洗えるって、縮まないとか、色が抜けないとか、変化がないことを指すんですね。

でも、洗うと多少の変化は起きる。

その変化をメーカーがここまでなら許容できると言う範囲が、洗える、と言うことなんです。


でも、先ほども書きましたけど、洗い方によって結果は変わる。


すると、水洗いもできる、ドライクリーニングも出来る、と言う表示が同時についていたときにどちらを選ぶか?というのはとても大事になってきます。


洗濯機で洗えるなら自宅で洗おう、ではないんですね。


その服を洗った後にどう着たいか?が大事になってきます。



水で洗うって実はかなりの変化を伴います。

表面もですが、一番は服の腰が抜けるんです。

ひどい時にはよれよれになる事も。

汗の汚れなどを落としやすいいい面もありますが、服によっては次に着る気がなくなってしまう事もあります。


なので、どの洗い方を選ぶか?はとても大事。


洗濯機のマークが付いていたとしても、その服をどんなシーンで着るかを考えた時に、ドライクリーニングの方がいいことはかなり多いですよ。



洗えるとは言っても、洗い方で結果が違う、ぜひ覚えておいてくださいね。

| | | コメント (0)

マイナス6度!

今日は今年最後の水汲みに行ってきたんですよ。

今年の冬は寒い!と言われてますから、冬の水汲みは本当に要注意。

凍結の心配もあるし、水汲み場自体の凍結もあります。
何年か前に滑って大怪我したおばさんとかいましたしね。

そして、なによりも寒い。

事前に天気予報アプリで現地の気温を確認するとマイナス6度の予報。
寒いなあ、そして凍結が危険だな。


覚悟決めて行ってきました。
高速がここ最近では少なめ。
そして、山梨に近づくにつれ速度が落ちていきます。 1週間ほど前に凍結からのスリップで事故も起きてましたからねえ。


水汲み場は予想通り周りがかちんかちんに凍っていました。


でも、水は出る。(笑)
汲める、という事で水汲みも無事に終了。
安全運転で帰ってきましたよ。


歳を越す前からこれはキツイですね。
年明け後、一番寒い時期はどうなるかなあ。
マイナス10度とかあるかもしれないな。

更なる防寒対策を考えましょう。

| | | コメント (0)

緊張したから?

去年の服は汗染みがすごい、という話。

ずーっと違和感を感じているので考えてみたんですよね。



確かに寒暖差があれば汗はかきやすくなる。

建物の中は暖房が効いているので暖かいし。

オーバーやコート類が本当に必要な場面ってあまり多くないのかもしれません。


しかし、それ以外の服も汗染みのひどいものがある。

最初は洗ってなかったから?と思ったけど、それにしては着過ぎ?とも思うし、この状態でそこまで着てたのかな?という疑問も残る。


ここでふっと、友達のクリーニング屋さんの言葉を思い出します。



緊張する仕事をしていると、汗が落ちづらい。



先日と書きましたね。

もしかしたらコレが影響したのかな?なんて思うんですよ。


コロナでリモートが増え、人と会う機会がめっきり減りました。

この状況を快適だ、と話す人も沢山いましたしね。


で、スーツやコートを着ていかなきゃいけないのって、やはり人に会う時だと思うんですよね。



久しぶりに人に会うのに緊張したんじゃないか?



なんて想像をしてみたんです。

すると、いろんなものが当てはまってきます。

コートだけでなく、ニットもジャケットも、全てにおいての汗染み。

人に会う時に着るような服が多い点。



もしかして、これかなあ?



僕、普段車で配達に出てて、滅多に電車に乗らないから、変な汗かきますしね。

緊張しているつもりはないけど、落ち着きません。

もし、これならコロナが落ち着いて、前のような状況になるまで汗染みは増えていくのかも。


引き続き、検証が必要だな。

こういうのってクリーニングの現場だけでは分かりづらいんですよね。

他の業種の人たちの話を聞いて、総合して判断していかないと。

もし、緊張が関係しているなら、他の業界でも何らかの変化があるはず。

リサーチしにいかなきゃダメだな。(笑)




| | | コメント (0)

クリスマスの話、面白かったですよ!

ここのブログにもいろんな人が見にきてくれています。

クリーニングの話を書いたり、日常の話を書いたり、思ってることを書いてみたり。

クリーニングの話、誰かの役に立ってますかね?

他のクリーニングのブログに比べると少し角度の違う話を書いてたりするので、どうなんだろう?と日々思っていたりします。


かれこれ10年以上、書いていますかね。

すると、こんな拙いブログでも、あれ面白かったね!と言ってくれる人もいたりして。


我が家のクリスマスの話、一時期シリーズ化してました。

あれ、結構人気なんですよね。


おかしい。

クリーニングのブログのはずなのに、クリスマスの話、面白いですよね!と言われるのはおかしい。


喜んでもらえてるのならいいんですけどね。

子供が育ってクリスマスのプレゼントがいらなくなるまで毎年書いていました。



要は、サンタクロースと子どもたちの絶妙なやり取りのお話です。(笑)


あまりにも面白かった、と言われるのでね、自分で過去ログを見直してみたんですよね。

すっかり忘れてるから。


いやー、確かに面白い。(笑)

自画自賛とはまさにこのこと。

でも、面白いものは仕方ない。(笑)


忘れてるから素直に読めますよね。

こんなものを欲しがってたのか、とか、娘の交渉はえげつないな、とか。(笑)


これ、おじいちゃんになっても残しておこうっと。

孫が大きくなった時に読ませましょう。(笑)


それまでここのブログ残ってるかな?(笑)

| | | コメント (0)

消防車がうちの前に!

昨日は夕方に騒然としました。



お店で仕上げをしていたんですよね。

すると、消防車のけたたましい音がしたんです。



うちの前は大通りなのと救急病院が近くにあるので毎日何かしらサイレンの音がしています。

また今は冬なので乾燥もしているし、どこかで火事かな?と思ってたんですよね。


すると、なんと消防車がうちの目の前に止まるじゃないですか。

で、最初はこれは救急車と一緒に来たのかな?と思ったんですよ。


消防車と救急車、セットで来るんですよね。

でも、周りを見渡しても救急車はいません。

そして、消防車に乗ってる人たちはみんな防護服を着ている。



明らかに火事での出動です。



まず確認したのがうちからの出火。

焦げ臭い匂いはしてないし、煙も出てない。

機械の裏も大丈夫。

うちからの出火の線は消えました。

僕らが気づいてないだけで通報した人がいたら危ないですからね。


そして、外に出て消防の人に聞いたんです。


どこですか?って。



すると、隣のマッサージ屋さんからだ、といいます。



煙は出てないし焦げ臭い匂いもない。

でも、万が一があると困るので、すぐさまボイラーを消します。


続々と集まる消防車。

梯子車から特殊車両までたくさん集まってきました。

駅のほうまで消防車で埋め尽くすくらい。



火が出ていたら本当に洒落になりません。

なぜならクリーニング屋さんには引火物があるから。

火の手が回ったらかなり危ないんですよ。

一気に緊張が走ります。


念のため、消防隊員の方には、うちには引火物があります、とお伝えしておきました。 

まあ、消防の人ならクリーニング屋さんに引火物があるのはご存知だと思うんですけど、念のためにね。



消防車ならホースを取り出し、その間に隊員がマッサージ屋さんに入っていきます。

その後、周りも確認をして。


どうやら誤報だったみたい。


いやー、心臓がバクバクしました。

もし火事だったらどう対応しよう?と色々頭の中を駆け巡りましたもん。


品物を外に持ち出すか?

機械の位置を隊員に知らせて先に放水してもらうか?

火がつかないようにするには?で頭がいっぱいでしたね。



警察の方も来て説明してくれましたが、調理中に火災報知器が火事です、と鳴ったんだそうです。

別に火は出ていなかったらしいんですが、その警報を聞いてびっくりして通報してしまった、という話。



間違いでしたけど、ある意味正しい行動ですよね。

火事でなくて本当によかった。



でもね、ひとつだけ、お前おかしいだろう?と言うことがあって。

何考えてんのかな?と不思議に思う人がいたんですよね。



しょうぼうたいいんが現場を確認している時です。

とある人がきたんですよね。

その人、元消防団の方なんですよ。

だから、火事に詳しいと思うんですね。


心配してきたのかな?と思ったら、ニヤニヤしながら、放水見れちゃうかな?なんて話してる。


見れちゃうかな?


何言ってんだお前は?

そんな悠長な話じゃねえんだよ。

壁を隔てて隣には引火物がある、その危険性を考えたら笑ってなんかいられない。


元消防団ですからね、誤報もしくはボヤ程度と思ったのかもしれません。

でも、軽々しく話す話じゃないですね。



下手に齧ってたやつほどこういう時に軽口叩くの、本当にやめてもらいたい。



最後に消防の方がマイクで周辺に誤報だと放送してました。

時間は夕方、帰宅の人たちで駅方面や住宅方面に人がたくさん動いている時間帯です。

こういうの、とても大事。



いやいや、本当に火事には気をつけましょう。

つい最近も四谷の方で火事が出て、2人亡くなっていますからね。

火の用心です。

| | | コメント (0)

この前聞きました!

毎年のことですが、健康診断にやっと行ってこれまして。

来たらすぐ行けばいいと思いつつ、まだ期間があるからと思っていたらあっという間に期限間近に。


いま、健康診断は予約制なんですよね。



朝ご飯食べてないから今から行こう、ってわけには行かないわけです。

予約して行ってきました。



毎年行っているから看護婦さんとも仲良くなり。

いろんなお話をするわけです。(笑)

向こうはクリーニング屋だと知っているので、僕の話しやすい話題を、と洗濯にまつわるお話をしてくれます。


部屋干して臭の話や柔軟剤の話、臭いを出さない洗い方の話をしていたら、それ聞きました、と。


どうやら去年、どこかで話をしているらしいんですよね。(笑)

同じ話をしてしまった、と言う恥ずかしさもありますが、同じ話をしていると言うことはブレてない、と言う事でもあるので、いいことだな、と自分を無理矢理納得させて。(笑)


でね、こんなことを言われたんですよね。



工藤さんに言われた通りに濯ぎ増やしたらニオイ無くなりました、と。

さらに、タオルが白くなった、と。

全然違う、と言うお話をされました。


ここでもいい効果が出てますねえ。

うん、よきよき。



本当に今までの対策法は間違ってるわけではないんだけど、原因の根本への対策ではなかったんです。

なので、いくら教えてもらった通りにやっても、臭いがなくならない、さらには白くならなかったわけですよね。


正しいやり方をすれば、きちんと効果が出る。



何も複雑なやり方はない、すすぎを増やす、水を増やす。

たったこれだけ。



これ、もっと広まってほしいですね。

服は洗ったらきれいになる事が広まってほしい。


その話、前も聞きましたよ?と何度も言われるくらい、広めようっと。(笑)

| | | コメント (0)

東京も初雪ですか。

今日はとても寒かったですね。

さらに雨。

もしかしたら雪になるんじゃないかな?と思っていたけど、府中や調布近辺は雪にならなかったようで。


お昼頃のニュースで神奈川では雪が、とやってたから少しだけ期待したんですけどね。

 


すると、帰ってきてからニュースを見ていたら東京も初雪の文字が。



どうやら早い時間、奥多摩や八王子の一部の地域で少し降ったみたいですね。


今年は寒いらしいぞ、雪が降るらしいぞ、と言われていたので用心はしていますけど。

何年かに一度、交通が麻痺するくらいの雪が降りますから。

天気予報は常にチェックしておいたほうがいいですね。



前にありましたねえ、大晦日に大雪の降った時が。

あの時、たまに配達に出て坂道の途中で車が乗り捨てられてて驚いた記憶が。

登れなかったんだろうなあって思います。

そんな雪が降らないことを祈ってます。



| | | コメント (0)

緊張した時にかいた汗は落ちづらい?

クリーニング屋さんと話していると、いろんな情報が入ってきます。

職人さんの勘というか長年仕事してきた感覚というか、そんな話もあったりするわけです。


その中に面白い考察がありました。



緊張した時の汗は落ちづらい。



職業とかで緊張する仕事についてる人は汗の汚れが違う、というんですよね。

この話をしてくれたクリーニング屋さんでは初めてのお客さんがきた時には職業も聞くそうです。


面白い考察だなあって思ったんですよね。

そんな話を聞いたら、とある職業の方のワイシャツが入りました。

緊張するような仕事なんですけどね、その中の一枚だけ、汗の汚れがすごかったんですよ。


あれ、もしかして、これの事かな?って。



ワイシャツですから、一枚だけ何回も着るなんてことはないと思うんですよね。

何日も同じワイシャツを着なきゃいかない環境だった、ということも考えられますけど。



こうなると、確かめたくなります。(笑)



5回くらい洗い直しましたかね。

綺麗になってお届けした時に聞いてみたんです。


一枚だけ汚れが酷かったんですけど、そのシャツだけ何回も着たとかありましたか?と。



すると、偏ってきていたかもしれない、とのお返事。

でも、Yシャツを何度も着るかな?と思い、ついに確信をついた質問をしてみたんですよね。



もしかして、最近緊張するような仕事がありましたかね?



すると、あったかも、と。

でも、はっきりとはしていないようなので、緊張した時にかいた汗は落ちづらい、はまだ断定できませんね。

要観察となりました。



クリーニングが出来てからかなりの年月が経っていますが、まだまだわからないこともあります。

いろんなことが解明されていくのは面白いなあって思ってますね。

20年前に比べたら明らかに今のクリーニングはレベルが上がってますからねえ。

これから先もまた変わっていくんだろうなあ。

| | | コメント (0)

小洒落た朝食を。(笑)

おはようございます。

今朝も朝早くから活動しております。(笑)


今日はですね、千葉に来ています。

お客さんと話をしていたら、僕らが行ったことあるお店の話が出て、そこに行ってみたい、と。

買い物もあるし、一緒に行きますか?という事で千葉までやってきました。



まずは昨年末も来た、ツォップさん。

パン屋さんなんですけどね、2階はカフェなんですよ。

モーニングがあると言うので予約をして見ました。


朝から小洒落た朝食を取ってみんなご満悦です。(笑)




C0f15a3422264e238cba4f0ebc3131ab

| | | コメント (0)

背中に汗染み。

クリーニング屋さんというのは年がら年中忙しい仕事ではありません。

基本的には、繁忙期と閑散期というものが存在します。


この両者の差はものすごく、朝から晩まで仕事をしても終わらない時期が繁忙期、閑散期は下手すれば1日数時間の仕事で終わってしまう事があるくらい暇な時期なんです。



どんな時が繁忙期になるのか?というと、ずばり、衣替えの時期。

特に春から夏に向けての衣替えが一番忙しくなります。

むかしはさらに、秋の繁忙期、年末の繁忙期など忙しい時期がいくつかあったんですけどね、

今は春の繁忙期だけになりました。



で、実は今少し忙しいんですよ。

品物の入荷はあまりないんです。

でも、ちょっと忙しい。


その理由は、今お預かりしている品物が厄介なものが多いからなんですよね。



夏物、冬物、両方ともお預かりしているんですけどね、それの洗い直しがとにかく多いんです。

昨日なんか、仕上げに回ってきた上着類の半分が洗い直し。

うちは、作業をするところで各々チェックが入ります。

集中的に見ているところが少しずつ違うんです。

仕上げの工程はほぼ全部を見ることになるので、ここで汚れの残りが見つかって洗い直しになることは確かに多いんです。


だけどね。


今預かっている品物、特にひどいのが多くて、すでに4回は洗い直しをしているものもあります。

今回、特に目立つのか背中のシミなんですよね。


背中にシミ?と思うでしょう?



汗のしみなんですよ。

冬物のコートとか背中にしみがあって、それの洗い直しが何度か出ています。


冬に着る物で背中に汗が滲み出る事なんてないんじゃないの?と思いますよね?


でも、今の状況を考えてみるとわかると思うんですよね。

あさ、とても寒いじゃないですか?

でも、日中は割とポカポカしている。

僕が配達に出る時間は10時過ぎなんですけど、その時間になるとパーカー一枚で十分だったりします。

ダウンを着ていく事はありません。


このくらいの気温でコートやダウンを着ていると中は汗ばんでいると思うんですよね。


そう、つまり、朝と日中の気温差が激しいんだと思います。

一旦外に出ると、体温調節で服を脱ぐ事はなかなか難しい。

どこか屋内にいれば別ですけど、移動していれば脱げませんよね。

電車の中とかなら尚更。

着ているコートが暑いからと脱いで手に持ったら荷物になってしまう。

少しの移動だからと我慢してたら、そりゃ汗の汚れがつきますよ。


加えて、昨年、クリーニングに出てきてない服ばかりなので、2年越しの汚れ、という事にもなります。

2年は流石に長い。


という事、今当店の店の中は割と忙しい状態になっています。

そして、急がなければ。

寒くなってますからね、コート類は早くしないと。

こういう時は気ばっかり焦るので慌てないようにしないとね。

 

安全第一、そしてきれいに、ですから。

| | | コメント (0)

なぜ、ドライクリーニングは油で洗うのか?

ドライクリーニングの説明は至る所で目にするようになったと思います。


油で洗っている。

形の崩れない洗浄方法だ。


見たことある方、多いんじゃないでしょうか?

でも、なぜドライクリーニングは油で洗うのか?と言う問いに答えているものは今まで見たことありません。


誰かあります?

ないと思うんですよねえ。

という事で、なぜドライクリーニングは油で洗うのか?を説明してみようと思います。



この説明をするには事前情報として水洗いの説明をしなければいけません。



そもそも、ドライクリーニングがなかった時代は、全部を水洗いしていました。

綿も麻もウールもシルクも。


水で洗っていて不具合がかなり出ていたんですよ。


綿製品は毛羽立つ。

ウールは縮む、腰が抜ける。

シルクも毛羽立つ。

色が抜ける。



仕方ないんです、水で洗うってそう言う事なので。

水は汚れも落ちますが繊維に対する影響も強い。

だから、洗い上がった後にいろんな不具合が起きていました。


ドライクリーニングは偶然油をこぼしたことで発見された洗い方なんです。

油をこぼしたところがきれいになっている、と。

さらに、汚れが落ちたところが毛羽立つわけでもなく、腰が抜けるでもなく、風合いを維持している。

ここからドライクリーニングの歴史が始まっていったんですね。


服を洗う時に必要な能力というものがあります。



服に残留しない事。

服に変化を起こさない事。



これが洗う時に求められる性能です。

油はこの2つを見事に発揮してくれるんですね。


クリーニングに使われる油は溶剤と呼ばれています。

有機溶剤というやつですね。

ギトギトしたやつではなく、ベタッとしたやつでもなく、サラサラってしている液体。

服や装飾品に変化を与えにくいものになっているので、洗っても服を傷めることはありません。

また、水のように洗っても腰が抜けることもない。

そして、揮発性の液体なので、揮発させてしまえば繊維上に何も残らない。


ここ、とても大事。


洗剤のように繊維上に残る可能性もなく、干しているだけで気化してなくなってしまう。

これって体にも悪い影響を与えない、という事。

すっごい大事なんですよ。


汚れを落とすものなら他にもいくつかあるんです。

それこそ、油の中にも他に汚れを落とすものがある。

でも、汚れを落とすからといって全部使えるわけではないんですよね。


服に残らない、装飾品や生地に影響を与えない。


これらを満たしているのが今のドライクリーニングの溶剤という事なんです。



この繊維の上に残らない、という事がいかに大事か。

残っていたらどうなるか?クリーニング師である僕は想像もしたくありません。


なぜか?


残ってしまうと体に悪い影響が出るからです。

吸っても良くないし、溶剤の残った服を着用していると化学火傷を起こす事があります。


だから、気化して残らないことがとても大事、という事なんですよね。



たまに、クリーニングから返ってきた服が石油のようなにおいがする、という話を聞きますが、これは完全にやっちゃダメな事なんです。

クリーニングから返ってきた時についている袋を取るか?という話の時も、溶剤が残っていることがあるから袋は外しましょう、なんていっている人がいますが、そもそも残っていちゃいけないんものなんです。

ましてや、残留していてそれを家の中で干すなんて有り得ません。

帰化した溶剤を吸うなんてしちゃいけないんですよ。

  


もし、クリーニングから返ってきた服が臭うときには、クリーニング屋さんに持ち込み、再乾燥をしてもらいましょう。



少し話がそれましたが、ドライクリーニングで油を使う理由はこんな感じなんですよね。

いろんなものなる中で、理に適っているものが残って今利用されている、という事です。


ぜひ、クリーニングの歴史が作り上げてきたドライクリーニング、お試しくださいませ。






| | | コメント (0)

光触媒のカバー。

世の中にはクリーニングを名乗るものがたくさんあります。

出来れば、洗濯しないで綺麗になってほしい。

置いとくだけで綺麗になってほしい。

掛けておくだけで綺麗になってほしい。

そんに願望は誰しも持ってるはず。

夢のような商品がダイソーから出てるらしいんですよね。



光触媒加工されたカバーがあるらしいんです。


パッケージにはクリーニングの文字があります。

そもそも光触媒とはなんなのか。

酸化チタンによる効果なんですけどね、光が当たると反応して汚れや臭いを分解する、というもの。

夢のような加工剤で、外壁とかに使われて自動クリーニング効果を狙ったものがあったりします。


さて、このカバー。

実際に効果あるのか?なんですけどね、流石にクリーニングはいいすぎだろうなあって思うわけです。

その理由なんですけど、光触媒の加工をされているのはカバーの方。

服にされているわけではないんよね。

で、汚れや匂いに反応するのはカバーの方。

カバーは汚れが自動的にクリーニングされますけど、服がされるわけではないんですよね。


そもそもカバーがクリーニングされて意味があるのか?という問題もありますしね。

この商品、何が目的なのか?いまいちピンときません。


なんとか捻り出してこれは良さそうだな?と思うのがカビの予防。

カビの菌はそこら辺にいるので、クローゼットにこのカバーがあれば、クローゼットの中のカビ菌に対して効果があると思うんです。

するとカビが生えにくくなると思うんですよね。


ひとつ気になることがあるとすると、光触媒、水を作っちゃうんです。

どのくらいの量を作るのか?わからないんですけど、服をしまう場所に水はあまり向かない。

湿気を抑えたい場所ですからねえ。

ここが気になりますかね。


しかし、クリーニングを謳う商品は沢山あるなあ。

何にもしないで綺麗になってくれたらそりゃ確かに嬉しい。

でも、物が消滅することはないから、仮に綺麗になってるのだとしたら、新たな何かが出てると思う、

自動にとか、勝手に、綺麗になるわきゃないんだよなあ。


夢は見たいけど、現実を見なきゃダメですねえ。

| | | コメント (0)

クリーニングが必要な服。

日曜の夜、クラブハウスでデザイナーさんとスタイリストさんのルームがあったんです。

事前に声をかけていただいて、ぜひ聞きにきてください、と。

その日は群馬にタイヤ交換に行ってたので、間に合うかなあ?と思っていましたが、なんとか帰って来れて。

無事に参加することができたんです。



デザイナーさんとスタイリストさんが1時間半ほど話したあたりでしょうか。

クリーニング屋さんが下に聞きにきてくれてて、となり呼ばれたんです。(笑)

呼ばれたら上がって話す以外、選択肢はありません。(笑)


デザイナーさんとはお話ししたことがありましたが、スタイリストさんは初めての方。

後ほど知ったんですが、テレビ業界ではとても有名な方だったらしいんですね。

知ってたら緊張して話せなかったかも。(笑)



ここ最近、少し話が変わってきてるなあと感じるんです。

それは、ファッションの中にメンテナンス、クリーニングが入りつつある、という事。

全員ではありませんが、一部の方々がクリーニングの重要性に気づき始めているようなんですね。


日曜のルームでもクリーニングについて質問され答えていたんですね。

同じ服を扱っていますが、クリーニングの情報はほとんど知られてないようでとても関心を持っていただきました。


その時僕の方から一つお願いをしたんです。


それは、服を売る時に、クリーニングが必要とはっきりいってもらいたい、という事。



いま、なんでも自宅で洗える、というのが服を選ぶ基準の一つになりつつあり、そのため服が持つデザインが壊れているんじゃないな?と常々思っていたんです。


デザイナーさんはその服に、いろんな意思を込めて作っています。

こう着てほしい、こういう風合いで、などその服を着た人がいかに着心地が良く、格好良く見えるか、計算して作っているんですよね。

それが、家庭で水洗いをしたために服のデザインが崩れ、その服の持つ本来の品質がなくなっているのではないか、と思うんです。


家庭で洗えるものは今まで通り洗ってください、でいいと思うんですよね。

でも、クリーニングの必要なものは、これはクリーニングしてください、と言うのって大事だと思うんどすよ。

消費者もどう扱っていいか?誰もわからないし。

わからないから自分で洗ってしまうわけですしね。


衛生的な面も含め、買った時のようなデザインを維持するためにこれはクリーニングが必要です、と伝えるのって大事だと思います。



デザイナーさんとスタイリストさんとのお話はとても楽しかったです。

神回だ、と言ってくれる人たちもいたりとてもいいルームだったと思います。


これからこんな感じでアパレルの人たちと話をする機会が増えていくような気がしますね。

それだけ、メンテナンス、クリーニングが大事になってきてるんだろうなと思います。


改めて服を洗うと言うことを考えた時に、自分達では出来ないもの、クリーニングをした方が長持ちするものがある、と言うことに気づき始めたような気がします。

| | | コメント (0)

間違いを通り越してデマですよね?

クリーニングに関する記事を見た時に、これはクリーニング屋さんじゃない人が、きちんとクリーニング屋さんに取材しないで書いたものだな、と分かるものをちらほら見かけたりします。


多分、ネットで情報収集したんだろうな、と言うのがわかるんです。


なぜか?



間違った情報を書いているから。

クリーニング屋さんだとあり得ないことを書いているから、なんですね。

で、このような情報はネットにはたくさんあって、それらがコピペされてたくさん出回っています。

ネットから情報収取しちゃうとその間違った情報に辿り着いてしまうんですよねえ。


きちんとクリーニング屋さんに聞いたらこんな間違いは起こらないのに。



昨日でしたか、割と有名な雑誌のデジタル版にワイシャツの襟の汚れの話が載っていました。

襟の汚れの落とし方が書いてあり、さらにはクリーニングを利用するのもあり、だというお話し。

そう言ってくれるのはありがたいんですけどね、その理由がおかしいんですよ。


ワイシャツの襟の汚れは皮脂です、と。

だからドライクリーニングをするときれいになるか確率が高いです、と。


ワイシャツをドライクリーニングはしないんですよね。

クリーニング屋さんはドライクリーニングだから、と書いてあるんですが少し違うんですよね。


僕らは、服によって洗い方を変えているわけです。

ドライクリーニングが必要なものはドライクリーニング、水洗いが必要なものは水洗い。

全部がドライクリーニングってわけじゃないんですね。


実はこう言う間違い、結構あるんですよ。


クリーニング屋さんはドライクリーニングだからって、水洗いしているものをドライクリーニングしている、と言われる事って。


100歩譲ってそこはまあ良いとしましょう、問題はドライクリーニングだからこれが悪いあれが悪い、とさらに間違った話を持ち出される事。

こうなってしまうと、間違いを通り越して、もうデマですよね。


素人の方がやっているサイトなら仕方ない面もありますが、有名な雑誌のデジタル版ですからね。

流石にこれはダメでしょ?と思います。


記事のチェックとかしてないんだろうか。

してもわからなかったのかな。


みなさん、情報にはお気をつけください。

正しい情報が知りたい時は、クリーニング屋さんに直接聞きましょう。

| | | コメント (0)

府中警察を名乗る電話。

仕事をしていたら電話が鳴りました。

出たら府中警察から。



ぼく、なんにも悪いことしてませんよ?


とすぐ頭の中によぎるのは何故でしょう?(笑)

品行方正、健全な生活を送っているので不安になる必要なんてないのに。(笑)



内容はこの数日、府中市内で振り込め詐欺の電話が頻発している、と。

内容は、府中警察を名乗り、詐欺グループを逮捕したら被害を受けたカード番号にあなたの名前がある、と。

すぐにカードを作り替えなければいけない、つきましては、今お持ちのカードを警察の方で保管をしたい、と言われる、と言う。


これから数日、続くと思われるので、もしこのような電話がかかってきたらすぐさま府中警察に連絡をしてください、との事でした。


そして、こんな話もしてたんですね。



府中警察と名乗ったら信用しないでください!



ついさっき、府中警察って名乗ったやーん、と思ったのは内緒です。(笑)



私は騙されない、と思っていても、不意にこんな電話をもらうと信じちゃったりするもんなんですよ。

だから、油断は禁物。

そもそもね、逮捕した時に得た情報を簡単に市民に流さないですからね。

そこからして怪しいんですけど。


みなさん、しばらく気をつけましょう。

| | | コメント (0)

慣習がなくなる時。

今日は群馬にタイヤ交換に行ってきました。

この前したでしょ?とお思いの方、今回はうちの父の車のタイヤです。


今年の後半、何度か転けて怪我をしまして、タイヤ交換に群馬に行くと話してるんですが全然行けそうにないので時間見つけて僕が行ってきた、という次第。

朝早くに三男を連れて行ってきましたよ。


必要な用事だけ済ませて帰ってきたので、過去最速での帰宅。

3時前にはうちに帰ってきました。


それでも所々、お店に寄ってきてるんですけどね。

群馬って面白いところでお正月に変わった慣習があると聞いてました。


正月2日にお店を開くんだそうです。

そして年始の挨拶として色んなものをくれるんだ、と母から聞いています。

そんな正月から店開けるの?と思っていたら、本当にお店を開けててびっくり。

そして、購入金額に合わせて色んなものをくれていて更にびっくり。

そして3日からまた休むのでまたまたびっくり。


面白いなあと思っていたんですね。



で、今日師走に入ったので、寄ったお店でお正月はいつからですか?と聞いてみたんです。

やはり2日からやるのか?と思っていたら、どこも4日まで休むと話しているじゃないですか。


あれ?この辺の慣習はどうしたの?と思って話を聞いてみたら、普段休めないから休む事にした、という話をする人が多くて。

仕方ないかなあ、と思いつつも、残して欲しかったなあという思いもあって複雑でしたねえ。


いろいろなものが変わって行って、変わる時は古いものから新しいものへと多少なりとも明るい希望を持っていたりしますが、時間の経過とともに古いものを続けるのも大切なんだなあと思う事もあります。


それ自体の意味は既になくても、続けることが意味を持つ事もありますからね。



僕らの子供の頃からあったものもだんだんとなくなっていきますが、新しい生活が今の子供達の思い出になるんでしょうね。

彼らが大人になった頃にはまた変化しているのでしょうか?

その頃はどんな事を思うのかなあ。

うちの母が群馬の今の話を聞いたらどう思うのかな?


なんか色んな事を考えちゃいますね。(笑)

| | | コメント (0)

洗濯表示に水洗いとドライクリーニングとあったらどっちを選んだらいいの?

服には洗濯絵表示が付いています。

日本の洗濯絵表示は義務表示なので必ずつけなくてはいけません。


この洗濯絵表示が何を表しているか?というと、どんな洗い方ができるのか?という事を表しています。


水洗いができるのか、ドライクリーニングが出来るのか、漂白ができるのか、アイロンの温度はとか、洗うときにできる事、できない事を絵表示でわかりやすく表示しているわけです。


ここでよく誤解を受けてしまうのは、できる事を表示しているのに、こう洗いなさい、と勘違いされる方がいらっしゃいます。


ドライクリーニングしなさい!とか、水洗いしなさい!と言っているわけではないんです。


さて、洗濯絵表示。

ここの表示に水洗いやドライクリーニング、どちらかひとつだけしか出来ないと書いてあったら悩まずのその洗濯方法で洗えばいいと思うんですね。

でも、ドライクリーニングも出来る、水洗いもできる、更に家庭の洗濯機でも洗える、と書いてあったら、どれを選んだらいいか?迷いませんか?


やり易いやつで洗えばいいんだな、じゃ自分で洗っちゃおう、そういうふうに考える人もいそうです。


そもそも、洗える、という表現だけだとみんな同じような結果になると思ってしまうんですよね。


実際は、水洗いできる、ドライクリーニングできる、と書いてあっても、その結果は違います。

水洗いは水洗いの風合いになるし、ドライクリーニングはドライクリーニングの風合いになる。

要は、縮まないとか形態変化はしない許容範囲内の洗い上がりになる、という事なんですよね。


水洗いをするとさっぱりします。

多くの汚れが落ちるのと洗剤の影響からさっぱりさた感じを受けるんです。

でも、腰が抜けちゃう。

明らかに新品の時よりもだらん、としたと感じることもあるでしょうね。

これは水洗いの特徴の一つで繊維にも強めの影響が出てしまいます。

人によっては柔らかくなった、という人もいますし、腰が抜けた、と表現する人もいる。

これが水洗いの特徴。


ドライクリーニングはというと、洗ったのに本当に洗った?というほど変化の少ない洗い方ができます。

風合いを維持して洗える、と僕らは言いますがまさにそんな感じ。

服への影響が水に比べて圧倒的に少ないんです。

気になるのは汚れ落ち。

水洗いに比べると水に溶け易い汚れの落ち方は少し劣りますが、専用の洗剤を使うことでリカバーしています。

水洗いをするとすぐにへたってきますけど、ドライクリーニングをしていると10年くらいは余裕で着ることができます。

これがドライクリーニングの特徴。



こんな感じで、水洗い、ドライクリーニング、各々特徴が違います。

当然、ドライクリーニングをすればお金がかかります。

そこも踏まえて、洗った後の服をどんな風にしたいか?と考えて洗濯方法を選んでみるといいと思います。


ぜひ、参考にしてみてください。

| | | コメント (0)

プリーツを取る?

時々、これってクリーニング屋だけが使っているの?と言う言葉に気付くことがあります。


同じ言葉を同じ服に対して話をしているんです。

でも、その意味は全然違うんです。

なので、話が通じているようで通じていない、不思議な状況が出来上がることがあります。



先日、スカートのプリーツの話になりました。


最近らプリーツを有料で取るクリーニング屋がいるらしくてね?おかしくね?と僕が話したんです。

すると、その話を聞いていた人も笑って、それはおかしい、と。

有料でプリーツを取るんですか?と話しています。


これ、話が通じていますよね?

でも、実はお互い反対の話をしてたんですよ。



僕が言うプリーツを取る、というのはプリーツにアイロンを当てて線をきちんと入れる、ということを話してて、相手の人はプリーツをアイロンで消してしまう、と思ってたんです。


取るという日本語、とてもむずかしいですね。



すぐさまお互い違いに気づいたので事なきを得ました。

なぜこんなことが起こるのか?

それはやはりクリーニングの状況が普通とは違うからだと思うんですよね。



クリーニングって洗った後の服を元に戻します。

洗ったらプリーツが消えるなんて普通の人は思わないんでしょう。

いや、物によっては綺麗さっぱり消えてしまうこともあります。

また、着用中にプリーツが消えかかってしまったものもあります。


クリーニング屋さんでは、プリーツを復元させないといけないので、プリーツを取る、という表現になるんです。

逆に消えたプリーツをそのままにしておくことは、プリートを取らない、と言います。


結構、アパレルの関係者と話していると、同じ言葉で違う意味というのがあって、細かく話をしていないとすれ違ってしまうんですよね。


プリーツの表現も気をつけないと誤解を与えるなあと思いました。

気を付けなきゃいけないな。

| | | コメント (0)

高い服がクリーニングがいい理由。

クリーニングに出すか、自分でを洗うかの線引きって難しいと思うんですね。


よく言われるのが、自分で洗えるか、洗えないか。


でも、これはちょっと違うんです。

洗えるか、洗えないか、だけで判断できない服もあるんですよ。

自分でも洗えるけど、クリーニングに出したほうがいい服や素材があります。


家庭とクリーニングの大きな違いはドライクリーニングが出来るか否か。

ここ、全然違うんですよね。

クリーニングに出したほうがいい服というのは、ドライクリーニングの方がいい服、とも言えるかもしれません。



さて、クリーニングに出すか、じぶんであらうか、の目安の中に、服の値段もあると思うんです。

高い服はクリーニングに出す、安い服は自分で洗う。

うん、確かにその傾向は間違いではない。


でも、なんで高い服はクリーニングに出す方がいいのか?まで知っている人はあまり多くないと思うんですよね。


単に高いから勿体無いからクリーニングに出した方がいい、と言っているわけではないんです。

高い服はクリーニングに出した方がいい理由というのがあります。



一つは、高い服に多いのですが、糸が細い傾向があるんですね。

糸が細いという事は、肌触りがとても柔らかくなります。

繊細、という事。

そして、この繊細さは洗うということにも繊細さを求めます。

水は影響力が大きすぎるので、ドライクリーニングの方がいいんです。


二つ目は、デザイン性が高い服が多い事。

一見シンプルに見えても考えられて作られたデザインをしているので、洗ってそのデザインが崩れてしまうと、服の魅力がなくなってしまいます。

形を維持したまま洗うのは、ドライクリーニングの方が得意なんです。



最後、三つ目は立体的に作られているので仕上げが難しくなる事。

家庭とクリーニングの違いの中に、仕上げができるか、という問題があります。

クリーニング屋さんの場合は、服を仕上げるための専門の機械が揃っている。

昔の服と違い今の服は体の線に合わせて立体的に作られているので、仕上げ方も違います。

これを家庭でやるのは無理ですね。



高い服というのは、ただ値段が高いわけではなく、そこにはきちんとした理由があります。

汚れが落ちればいい、洗えてればいい、というわけではないんですよね。

買う時に選んで買ってるんですから、メンテナンスもその服に合ったものを選んであげるといいと思います。


これらを簡単にまとめると、高い服はクリーニングがいい、となってしまう不思議ね。(笑)

言葉から受け取るイメージと言葉の奥にある意味がこんなにかけ離れた言葉はないな。(笑)

| | | コメント (0)

TikTokを始めたクリーニング屋さんがいる!

クリーニング屋さんって色々挑戦する人が多いんです。

元々個人事業主が多い業種というのもあるし、売上がたくさんある業種でもない。

すると、自分で勉強してやってみる、という人が結構います。


ホームページを自分で作ったり、機械を修理したり、色んな事をやります。


先日、友達からTwitterでつぶやいていました。



TikTokを始めます、と。



自分で動画を撮り、編集し、曲を選び、とやっているらしいです。

興味を引くように、ダレないように、テンポ良く。

色々工夫しているらしいですよ。


どんな動画を撮るのかなあ。

興味ありますね。

クリーニングに関するものってたくさんあるので、ネタには困らないと思います。

松井クリーニングさんがやっています。

もし見かけたらいいねを押してあげてくださいね。

| | | コメント (0)

« 2021年11月 | トップページ | 2022年1月 »