綺麗になった体験をしてないから…。
昨日の話の少し続きです。
着るシーンによって家庭での洗濯ではなくドライクリーニングの方がいいですよ、とお話をすると決まってこう言われることがあります。
そんな、毎回クリーニングになんか出せない!
最初、この話を聞いていた時は、そんなにクリーニング代がもったいなのか、と思ったんですよね。
服を洗うのにお金をかけるなんて、と思われているのか、と。
で、どうもこれが僕らの誤解だと気づいたのは今年に入ってからのこと。
毎回洗う、の毎回が僕らと違ったんですよ。
皆さんの言う毎回は、着たら洗う。
僕らの言う毎回は、シーズン終わりに洗ったり、シーズン途中で一回洗う、と言う話。
全然違うわけですね。
みなさん、それだけ来たら毎回洗ってたんだなあと驚きましたもん。
たとえば、YシャツやTシャツ、下着類はそれでいいと思うんです。
肌に触れるものだから汗や皮脂の汚れが絶対つく。
これを何日も着ていたらすぐ黄ばんできます。
でも、上着やズボン、ニットはどうか?と言われたら毎回洗う必要はないですよね、と思うんですね。
なぜ皆さんがそんなに洗いたがるのか?
汚れが落ちないからなんですよね。
洗って汚れの落ちない体験をしているので、その中でどうすればより汚れが落ちるのか?の行き着いた先が、とにかく早く洗うこと、頻繁に洗うことなんだと思います。
だから、着たら洗う、すぐ洗う、になってしまったんだと思います。
面白いことに、これの影響は僕らにも出ていて、シミがついてしまった時に、ものすごく慌てて電話をかけてくるお客さんが増えました。
今つけてしまったんだけど、すぐ取りに来てくれますか?とか。
とにかく早く処置してもらわないと、と思っているらしく、電話の向こうはとても慌ててるんです。
確かに早いに越したことはありませんが、かと言ってそんなに慌てるものでもない。
これがひと月とか放置されてたら困るかな、と思いますけど、さっきつけたからと慌てる必要はないわけです。
それもこれも、汚れの落ちる体験をしてないから。
結構切実な問題だと思いますよ。
また、クリーニング屋さんでも落ちた経験がなかったりすると、もうどうしていいか?わからなくなってたり。
クリーニング難民、洗濯難民がたくさんいると思います。
クリーニング屋さんもね、ちゃんと選ぶと綺麗にしてくれます。
どこに出してもいい、近くでいい、と思わないで、探してほしいなあと思います。
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