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光触媒のカバー。

世の中にはクリーニングを名乗るものがたくさんあります。

出来れば、洗濯しないで綺麗になってほしい。

置いとくだけで綺麗になってほしい。

掛けておくだけで綺麗になってほしい。

そんに願望は誰しも持ってるはず。

夢のような商品がダイソーから出てるらしいんですよね。



光触媒加工されたカバーがあるらしいんです。


パッケージにはクリーニングの文字があります。

そもそも光触媒とはなんなのか。

酸化チタンによる効果なんですけどね、光が当たると反応して汚れや臭いを分解する、というもの。

夢のような加工剤で、外壁とかに使われて自動クリーニング効果を狙ったものがあったりします。


さて、このカバー。

実際に効果あるのか?なんですけどね、流石にクリーニングはいいすぎだろうなあって思うわけです。

その理由なんですけど、光触媒の加工をされているのはカバーの方。

服にされているわけではないんよね。

で、汚れや匂いに反応するのはカバーの方。

カバーは汚れが自動的にクリーニングされますけど、服がされるわけではないんですよね。


そもそもカバーがクリーニングされて意味があるのか?という問題もありますしね。

この商品、何が目的なのか?いまいちピンときません。


なんとか捻り出してこれは良さそうだな?と思うのがカビの予防。

カビの菌はそこら辺にいるので、クローゼットにこのカバーがあれば、クローゼットの中のカビ菌に対して効果があると思うんです。

するとカビが生えにくくなると思うんですよね。


ひとつ気になることがあるとすると、光触媒、水を作っちゃうんです。

どのくらいの量を作るのか?わからないんですけど、服をしまう場所に水はあまり向かない。

湿気を抑えたい場所ですからねえ。

ここが気になりますかね。


しかし、クリーニングを謳う商品は沢山あるなあ。

何にもしないで綺麗になってくれたらそりゃ確かに嬉しい。

でも、物が消滅することはないから、仮に綺麗になってるのだとしたら、新たな何かが出てると思う、

自動にとか、勝手に、綺麗になるわきゃないんだよなあ。


夢は見たいけど、現実を見なきゃダメですねえ。

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