« 協力して作っていくもの。 | トップページ | 業を背負う?(笑) »

上着4回、ズボン3回。

今日はご相談の多い日でした。

その中で一番緊急性の高いものがありました。


制服のクリーニング。


来週、受験の面接があり、制服が汚れていることに気づいた、と。

なんとか今日明日のうちに洗ってもらえないか?というお問合せです。


時間はすでに午後の四時を回っていました。


明日は当店はお休み。

やるなら閉店時間の10時までに洗って仕上げなければいけません。

洗わなければいけないか?洗わなくても着ていけるか?とりあえず持ってきて見せてほしい、と伝えます。


すぐさまお持ちいただいて、拝見させていただくとものすごく汚れている。

襟も真っ白だし、ズボンも汚れている。

これは洗わないといけない、とすぐさま判断をし、お預かりする事に。


10時前にお電話をください、もしその時までに仕上がらなかったら明日なんとか仕上げます、とお伝えして洗い始めます。



クリーニングってね、何回洗うと思いますか?


一度洗えばきれいになると思っている方が割と多いと思うんですけどね。

実際は何度も洗い直しをしていたりするんです。 今回の制服も、預かった時に一度ではきれいにならないな、と思い、閉店までに何度洗い直せるだろう?と計算をしました。



洗って乾かして、汚れの残り具合の確認。

それからまた洗い直し。

これを繰り返したんです。


最終的に、上着は3回。

ズボンは4回洗い直しをしました。 


でも、すごくきれいになりましたよ。

最後、上着はこれで大丈夫、でもズボンがまだシミが残ってる、どうするか?と悩んだんですよね。

洗い直そうとするとギリギリ間に合うかどうか、という時間。

でも、このままでは汚れているのが気になるよなあ、と洗い直しを決めたんです。

ズボンの洗い直しの最中に上着の仕上げを。


そして、4回目の洗い直しで無事にきれいになりました。



閉店間際に取りにきていただいて、その場で見せたら驚いてまして。

きれいになってる、と。


そりゃ、あれだけ洗い直しをしたらきれいになります。(笑)

そして、着る時にわかるんですよ。


軽い、と。



そして、さらにわかるんです。


生地が柔らかい、と。



服は汚れると固くなります。

洗う事で元々の風合いが戻ってくるんです。



今回、ドライクリーニングをしました。

クリーニング屋さんによっては4回も洗い直さずに、水洗いをするところもあると思います。

水で洗うと手っ取り早いからです。


なぜ今回は水洗いをしなかったのか?



水洗いをするとどうしても服の腰が抜けるんです。

腰が抜けるとは、ものすごく柔らかくなってしまうことを言います。

形を維持しづらくなるので、例えば僕らがアイロンをかけてズボンにセンターラインをつけていても、着用中にそのラインが消えてしまうことがあるんですよ。

また、腰が抜けているから着崩れもしやすくなりますしね。


人によっては柔らかくなって肌触りが良くなった、という人もいるので最終的には好みですが、制服をどういうふうに着たいか?と考えた時に、形が崩れてしまっては元も子もないな、と考えて、ドライクリーニングで汚れを落としきったんです。


無事にお渡しできてよかった。



前にも書きましたけど、制服をクリーニングする時間を学校側は取るべきですよね。

せめて、ひと月くらい前に生徒に告知するようにするとか。

受験にあたって、制服を洗いましょう、とか。

クリーニングに出している間はジャージでの登校を認めます、とか。

親御さんに分かるように通知を出してあげないと、皆さんどうして良いか?迷ってます。


洗った方がいいのか、洗わなくて良いのか。

洗っている間の制服はどうすれば良いのか、とかね。


自分で制服を洗っちゃう人もいるんですよ。

今回も自分で洗ったことがあるらしく、裏地が縮んでたんです。

そこも直してるんですよね。



中学生にとって受験は大事ですよ。

周りの大人がもう少し教えてあげないとねえ。


制服もきれいになったし、受験もばっちり上手くいくでしょう。

願掛けて仕上げてますからね。

合格間違いなしです!

| |

« 協力して作っていくもの。 | トップページ | 業を背負う?(笑) »

クリーニング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 協力して作っていくもの。 | トップページ | 業を背負う?(笑) »