誰が乗ってるの?
ぼく、エレベーターに一番最後に乗るの、嫌なんです。
誰だ、今笑ったやつは。(笑)
僕のことを知ってる人なら、あー、と納得するんです。
なぜなら、体が大きいから、最後に乗るとブザーがなるんだろう?ってすぐ分かるから。
なので、エレベーターに乗る時には、最初に乗ってしまうか、一番最後に回って、みんな乗せてから次の空いてるエレベーターに乗るようにしています。
先日、夜に集配に行ったんですよね。
マンションのお客さんで、2階。
階段で行ってもいいのですが、目の前がエレベーターなので、そのまま乗り込んで二階のボタンを押したんです。
ブー。
最後に乗った方は降りてください。
無情な声が響き渡ります。
最後に乗ったの、僕なんですよね。
最初に乗ったのも、僕なんです。
つまり、そのエレベーター、僕一人しか乗ってないんですよ。
いくら重いと言っても、最大6人まで乗れるエレベーターで僕一人でブザーがなるわけありません。
誤作動かな、と閉まるボタンを押すとまた降りてください、と言います。
困ったな、と繰り返していたら、急に何事もなかったかのようにドアが閉まり、エレベーターが動いたんです。
降りる時も普通。
きっと誤作動だな、と思いました。
お客さんのお宅に伺いまして、品物をお預かりし、持ってきたバックに入れて出てきたんです。
さあ、早く車に戻らなきゃ、とエレベーターの前へ。
ボタンを押して、開いたエレベーターに乗り込んだんですよね。
一回のボタンを押すと、また声がします。
最後に乗った方は降りてください。
そして、今回はこんな言葉も言うんですよ。
定員オーバーです、と。
あれ?僕一人しか乗ってませんけど?
1人乗りじゃないですよね?
あれ?あれ?
軽くパニックです。
一旦冷静になり、また閉まるボタンを押します。
ブー。
定員オーバーです。
最後に乗った方は降りてください。
これを何度も繰り返すんですよ。
あまりに言われ続けるとですね、見えない誰かが乗ってるかのような気がしてくるんですよね。(笑)
誰も乗ってないように見えて、すでにたくさんの何かが乗っていて、そこに僕が乗ったから定員オーバーになってる、のではないか、と。
流石に、夜も遅いですし、どれも人はいないし。
怖いですよ、リアルに。
あ、うん、そ、そうね、そう言うことね。
じを、降りて階段使えばいいんだな。
無駄に独り言話したりしてね。(笑)
しかも、階段もありえないくらい早い速度で降りたりしてね。(笑)
いやー、なんだろう、色んな意味で怖かったです。
誤作動ならいいんだけどなあ。
どうしよう、預かった服を届ける時、ドキドキしちゃうかもしれない。
おばけでないことを願ってます。
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