高校の制服は。
今年も無事に制服の無料クリーニングが終わりました。
去年の3倍もの人がお持ちになりました。
綺麗になった制服を是非、体感してもらいたい。
僕らクリーニング屋は洗うことしかできませんから、制服のクリーニングという体験のプレゼントです。
今年は子供たちが制服を持ってきてくれたり、親御さんと制服のお話ができたり、とてもいい体験をさせていただきました。
制服っていつ洗えばいいんですか?とか、子どもならではの汚れがあったり、子どもらしいお手入れをしていたり。
汚れたまま着ていたい子は1人もいないんですよ、やっぱり。
で、誰も制服を扱い方を教えてくれないから、いろんな情報を集めて独自のお手入れを実践しているのだと思います。
こんなに白くなるんですか!
と驚いたお母さんもいました。
やはり、クリーニングはお湯を使うから?と質問されましたけど、それだけじゃないんですよ。
今回、ワイシャツもドライクリーニングしてますからね。
ドライクリーニングをしてから、水洗いをしています。
水洗いと言いつつ、お湯で洗っていますけど。
洗濯って正しい情報がなかなか伝わらないんですよね。
例えば、お湯を使えば綺麗になる、という情報も実はこれだけだと足りなくて。
お湯を使ってはいけないケースもあるんです。
ここがクリーニング屋さんがプロたる所以なんですが、僕らは汚れや服を見て、洗い方を選ぶことができます。
お湯を使うのにも使う理由があり、なぜその洗剤を使うのかにも理由がある。
今回、うちではドライクリーニングもしたと書きました、これにもきちんとした理由があります。
闇雲に洗っているわけでもなく、勘で洗っているわけでもない。
ここが大きな違いなんですよね。
洗濯には家庭で出来ることと、クリーニング屋さんにしかできないことがあります。
そして、今回、一番耳にしたのは、ウォッシャブルというキーワードでした。
洗える制服だから、という言葉を皆さん信じたんですよね。
洗えるってすごく曖昧な表現で、洗濯絵表示ですら、洗えるとしか表記されていません。
ドライクリーニングができる。
水洗いができる。
この二つが併記されていると、どっちの洗い方をしても同じ結果になると思ってしまいます。
でも、実際は水洗いをしたら水洗いをしたような結果に、ドライクリーニングをしたらドライクリーニングをした結果に、各々違う風合いで洗いあがります。
だから本来は、汚れの具合を見たり、どのような仕上がりを目指すかで、できる洗い方の中から選ばないといけないんです。
どっちも出来るから楽な方、ではないんですよね。
中学生は体の成長期なので、そもそも制服を三年着られないケースがあったと思います。
しかし、高校からは体も安定してくるので、制服は確実に3年着る事になります。
制服のメンテナンス、大事ですよ。
ぜひ、定期的にクリーニングをして、3年間、気持ち良く着させてあげてくださいね。
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