クリーニングを減らせるのは良いこと?
歳をとるとテレビよりもラジオの方がいいみたいなんですね。
うちのじーさんがしょっちゅうラジオを聴いています。
日曜の朝のことです。
朝起きてベットの中でラジオをつけたんですよ。
すでに耳が遠いので物凄い爆音でラジオをつけるものだから、狭い我が家では隣の居間にいても普通の音量で聞こえる。(笑)
相変わらず大きいなあと思ってたら、なんと服のお手入れの話を急にし始めたんですよね。
テーマはブラッシングの話。
ここでもたまに書きますが、服をブラッシングするのって大事なんです。
シーズン中、そんなに頻繁にクリーニングはしません。
その代わり、ブラシで表面についた埃を取る事で、ブラシで落とせる汚れも落ち、色合いが良くなるんです。
きれいな状態を維持しながら、シーズンを通して着用することができます。
ラジオからもブラシがいかにいいか?というお話をしていました。
その中で急にこんな話をするんですよ。
クリーニングの回数も減るし、いいことずくめです、と。
少し前まではクリーニングの回数が減るって変な話をしているな、と思っていたんですが最近わかってきたんですよ。
洗いすぎなんです、みなさん。
コートなどそんなに頻繁に洗うものではないのに頻繁に洗おうとするからこういう発想になるんですよ。
それに、必要ならクリーニングをしなければいけません。
ブラシで落ちる汚れは決まっているからです。
落ちない汚れがついた時は洗わないといけませんからね。
もう一つ、わかったことがあります。
以前は、クリーニングは高いから勿体無い、そういう発想で言われていると思ってました。
実際そういう方もいらっしゃると思うんですけど、違う人もいるんだな、と。
クリーニングすると傷むからしてはいけない、と思ってる人がいるって知ったんですよね。
そりゃ、こんなふうに思ってたらなるべく洗わないようにしたくなりますよね。
この問題、2つの原因があります。
一つは、クリーニングというものを理解していない、ということ。
どんなふうに洗っているか、とか、クリーニングのメリットとか、クリーニング店の違いとか。
少しでも知っていたら考え方は変わっていると思います。
もう一つ、服を知らないということ。
傷むという事がどういうことか、どんな状態が傷んでいるのか、素材の違いや扱いの違い、などなど日常的に服に触れてはいるけど、全然服のことを知らなくなってしまったんですよ。
特に、洗うことに関する情報は知ってるようで知らない人が本当増えました。
この二つが主な問題です。
どんなに技術が進化しても、服は着用すれば汚れるし洗わないとまた着れない。
服が快適になればなるほど、汚れやすくなってしまうのも変わらない。
服の扱い方を知るってこれから大事になると思います。
もしかしたら、服そのものもなかなか作れないとかあるかもしれないし、洗濯やクリーニングも難しくなる可能性もあるから。
便利になって失ったものはいろいろありますが、便利すぎて何も知らないという状況から抜け出さなきゃダメですね。
ずーっと便利ならいいんだけど、残念ながら便利を享受するためには平和やお金が必要だしなあ。
いま、どっちも危ないですもんね。
うん、勉強しましょう。
服の扱い方を。
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