着る服がないのはなぜ?
衣替えの時期になると、ふた通りの人が現れるんですよね。
まず、洗ってしまわなきゃ、という人。
この手の人の衣替えって、服を仕舞うためのものなんです。
今まで着てきた服を、きちんと洗ってから仕舞う。
それが衣替えなんですね。
もう一つは、今着る服を出さなきゃ、という人。
この手のタイプの衣替えは、今着る服の準備をしなきゃ、というタイプになります。
仕舞うよりも今着る服の方が大事なので、洗ってしまうのを忘れてしまう傾向が多いんです。
このタイプの人、洗ってくれればまだいいと思うんですよね。
着る服がないわー、と季節の変わり目になると新しい服を買う傾向も強いと思うんですよ。
服には流行もあるのでね、新しい服を買うのは別に悪いことではないと思うんです。
でも、よく考えてみてください。
去年買った服はどうしたんだ?と。
着る服ないわーという事は、去年買った服はもう着れないの?となります。
多分、買う時に適当に買っているわけではないと思うんですよ。
ちゃんと選んで、その時にいいやつを買っていると思うんです。
なのに、着る服がない?
服が一年で着られなくなるほど劣化するなんてほぼありません。
扱いが悪い、洗ってない、そもそも不良品というなら可能性はありますけど、今の日本でそこまで品質の悪いものを買うこともなかなか難しい。
では、なぜ着る物がないと思うのか?
ひとつは流行を追っているからだと思うんですよね。
常に流行を追っていると新しいのが出ると前のが途端に錆び付いて見える。
例えば、iPhoneの新しいのを買ったときは嬉しいですけど、その後に新型が出たら、やはり能力で劣ってるような気がしてしまいます。
普通に使えるのに、です。
これと似たような状況になってるんじゃないのかな?と思うんですね。
もうひとつ、きちんとお手入れしてないからよれよれになってしまっている。
お手入れというと、洗濯やクリーニングを思い浮かべると思うんですけど、例えば自分で洗ってアイロンかけてなかったりすると途端によれよれになってしまう事があります。
アイロンをかければ元に戻りますが、それを知らない人もいるのではないかなって思うんですよね。
アイロンかけたってもう無理だよ、そんな風に思ってませんか?
心当たりある人いると思います。
また、クリーニングに出していると思っていても、そこできちんと洗って仕上げられていなければやはりヨレヨレになっていきます。
クリーニングならどこに出しても同じ、最低限アイロンまでやるでしょ!と思ってるなら大間違いです。
アイロンかけないクリーニングやさんは結構いますよ。
仕上げをどう考えているかの違いなんですけど、シワがなければ仕上がっていると考えるか、アイロンで皺を伸ばしながら整形することを仕上げていると考えているかでは結果もかなり違います。
ここでもよく書いていますけど、クリーニング屋は選ばなきゃダメなんですよ。
次にまた着たいと思えるか?はクリーニング屋さんによって変わりますからね。
きちんと服をお手入れしていると、長く着用できます。
単に長く着れるだけでなく、状態良く長く着れるので、周りから見ても古いとは思われません。
そして、長持ちをするとわかると、服を買う時に思い切っていい服を買う事ができる。
毎年何着も購入していると、1着あたりの予算は限られてきます。
でも、毎年お気に入りの1着を!と考えたら、いいやつを、ハイブランドを、と買うこともできるんです。
着る服がない、と思ってる人は、新しい服を買う前に今持っている服がなんで着れないのか?考えてみてもいいと思います。
買った時は間違いなくいい服を選んでいるんですから。
決して悪い服ではない、と自信持ちましょう。
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