見えない汚れを想像して。
汚れって見えるものだけとは限りません。
見えない汚れってかなりあるんですね。
例えば、無色透明なもの、というとお酒とか。
よく見るとうっすらとお酒のついたところと普通のところと境界線があるんですが、ぱっと見ではわからないことの方が多いです。
あと、1番多いのは汗ですかね。
汗はほぼ分りません。
時間が経過して黄色く変色してくると、そこに汗がついてたんだな、と分りますが、洗う前にわかるケースはほとんどないんです。
クリーニングに持ち込まれる服は既に乾いていますし、ある意味他人の着た服なので僕らクリーニング屋さんには分かりづらいんです。
自分で着てたなら汗かいたとか分かりますけどね。
しかし、僕らはプロ。
そう、プロなので分からなくても洗うんです。
闇雲に洗うのではなく、イメージするんですよね、着用の状態を。
肌が触れるところ、汗をかきやすいところというのは必ずあるので、そこに汗は見えないけど、汗がついているものだと仮定して洗っていきます。
たまに、一回しか袖を通してないから、というお客さんもいます。
でも、僕らからすると、その一回だけだから、汚れがついてないとは思わないんですよね。
先ほどの汗と同じ、一回でも触れれば、そこには汚れがある、見えない汚れもついてる、と考える訳です。
このイメージする力はとても大事で、これでどこまで想像できるか?はしまう時に違いが出てくるんですよね。
なので、以外とクリーニング屋さんってこの時期頭が疲れます。(笑)
そういえば、割と甘党多いかも。
頭違うからかな?
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