なぜこの時期にカートリッジフィルターの交換をするのか?
週明けの今日はドライクリーニングのカートリッジフィルターの交換からスタートしました。
ドライクリーニングは洗う時に使っている洗浄液を常に濾過しながら使っています。
定期的にカートリッジフィルターを交換しないと洗浄液が汚れたままになってしまう。
色、汚れ、洗ってる回数などいろんな角度から洗浄液の状態を確認して定期的に交換をするんですね。
通常ですと、まだこの時期にカートリッジフィルターは交換しません。
もう少し後になってから交換になる。
でも、今年はこんな時期に交換になったのには理由があります。
忙しいからでしょ?
たくさん服を洗ったからでしょ?
うーん、半分正解。
服は知識に去年よりは集まっていますが、それでも時期を早めて交換する理由にはならない。
では、なぜ交換したのか?と言うと、洗う回数が極端に増えてるから。
洗い直しが今年は多いんですよ。
今年は新規のお客さんが多いんです。
クリーニング屋さんがやめてしまって、探してきた、と言う方が多いんですよね。
前回までのクリーニングがどんなものだったか?はすごく影響があります。
今年集まっている服は、とにかく汚れが層になってしまっているんですよね。
つまり、前回までのクリーニングで汚れが落ちていなくて、その上にさらに汚れがつくから汚れがミルフィーユの様に層になってしまっている。
こう言う汚れを落としていくと、どうなるか?
層が剥がれていくんだけど、その下の汚れが浮き出てくるので、洗い直しが増えるんです。
うちは汚れを徹底的に落とすために比較的洗い直しの多い店なんですが、今年はさらに多い。
平均して4、5回洗い直してるんじゃないかなあ。
そのため、うちの基準のカートリッジフィルター交換の目安に到達したので交換をした、と言うことなんです。
洗い直しなので別に回数が多少増えてもおそらく問題はないんですよ。
でも、交換しちゃうんです。
なぜか?
見えない汚れもあるんですよね。
その見えない汚れが悪さをすることがある。
おそらく、とかそんな曖昧な可能性で洗っていたら危なくて仕方ない。
だから、交換なんです。
クリーニングは安全が第一。
いい状態で洗えるようにするのがクリーニングの仕事では重要です。
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