クリーニング屋さんが本気で洗濯代行をしたら?
洗濯代行と言うのがあります。
国会の中にも入ってるんですよ。
アメリカであったサービスを日本に持ち込んだ人がいるんですね。
洗濯代行なので、クリーニングとはちょっと違います。
コインランドリーの機械に、お客さんの代わりに服を入れてコインを入れて洗ってもらう、と言うもの。
初期の頃はグレーゾーンだったのでクリーニング師は必要なかったみたいですが、最近になってクリーニング師が必要になったと言う話を聞いています。
そりゃ、代行だろうとお客さんの衣類を触るんですから当たり前ですよね。
まあ簡単に言うと、クリーニング屋さんでない人達がやってたんですよね。
で、最近はクリーニング屋さんも代行をしているところがある訳です。
クラブハウスでクリーニング屋さんの仲間と話をしていたんですよ。
クリーニング屋さんが本気で洗濯代行をしたら、恐ろしく綺麗になるだろうな、と。
なぜか?その理由が知りたいですよね?
そもそもクリーニングとコインランドリーでは洗濯機の設定が違うんですよね。
コインランドリーの設定、僕らから見ると少しおかしいんですよ。
洗浄時間、濯ぎの回数など、汚れの落ちる設定になってない。
お湯が使えるコインランドリーもありますが、それだけでは補えないんです。
反面、クリーニング屋さんの場合、汚れを落とすために洗います。
洗浄時間も濯ぎの回数も水の量も、全てが適切に管理して洗う。
この時点で全然汚れ落ちが違ってしまうんです。
さらに、もう一つクリーニング屋さんだからと言うのがあります。
それば、クリーニングって仕分けて洗うんですよ。
この仕分けがとても大事で、仕分けて洗う事でより綺麗にできる。
洗濯代行をしているクリーニング屋さんが全て仕分けているわけではないと思いますけどね。
あくまでも、クリーニング屋さんが本気で洗濯代行をしたら、の話。
クリーニング屋さんが本気で洗濯代行をしたら、絶対綺麗になる、自信を持って言えます。
ただねえ、洗濯代行ってただ洗えばいいだけじゃないですからね。
洗ったら畳まなきゃいけない。
これ地味に大変でしてね。
クリーニングの日常の業務にプラスして洗濯代行の洗い物はそう難しくなくできると思うんですが、畳むのはどうかな、と。
そこがねえ、気になります。
他にも現状では法律の壁もあるので、保健所への届出などやらなければいけないことは多々ある。
でも、これらを乗り換えてクリーニング屋さんが本気で洗濯代行に取り組んだら、もしかしたら家庭から洗濯機がなくなるかもしれませんよ?
コインランドリーも設定が変わるかもしれない。
タオルはふかふか、変なにおいもしない、白はより白く。
まさにクリーニング品質の洗濯代行。
家庭から出る排水の量も減り、環境負荷も減りますしね。
日本全体の洗濯排水からの環境を考えたら、クリーニング屋さんの洗濯代行は一つの在り方かもしれません。
クリーニング屋さんがここに気づいたら一気に変わると思うなあ。
コインランドリーとクリーニングは似て非なるもの、クリーニングは綺麗になる。
ここに気づいたら変わるのになあ。
まだ当分先かな。
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