包装カバーのリサイクル。
クリーニングにも容器リサイクル法の波がやってきています。
去年の途中までは、クリーニングから返ってる時の包装カバーやハンガーもリサイクルする予定になっていました。
全部のクリーニング屋さんが対象ではなく、年間5トン以上を使用しているクリーニング屋さんを対象に、リサイクルをするか包装カバーやハンガーの材料を見直すように変更される予定だったんです。
それが急に方向転換しましてね。
前記の話がなくなり、クリーニング屋さん全部を対象に今後リサイクルできるように努力していくことに変わったんです。
今現在はまだいいけど、早いうちに対応してね、と言うお話。
一気に僕らのような個人店にもリサイクルの意識がやって来ました。
そんな所にニュースが。
福岡のクリーニング組合で、包装カバーを店頭回収してリサイクルする事業を開始する、と。
今までのリサイクルというと、包装カバーを回収してまた使う、みたいな話だったんですよね。
これには少し問題があるんですね。
一つは強度の問題。
元々が薄いカバーですから、掛けてまた外して、それをまた使うには強度が弱すぎる。
かと言って、強度を持たせようとすると包装カバーのコストがものすごくなる。
もう一つは衛生の問題。
同じ人に返すとしてもやはり一度洗浄をしたほうがいいだろうし、しかし、そのカバーを次使うまでの保管の問題も出てくる。
衛生的にカバーを使うには問題が多すぎるわけですね。
この二つの問題を解決したのが、福岡のクリーニング組合での事業だと思うんですよ。
回収して別のものにリサイクルする。
これなら問題もクリアされます。
あくまでも実証事業なので、試行錯誤をしていくと思います。
集まらないとか最初の方はあるだろうなあ。
認知されるまで時間がかかったり。
でもその苦労の先に正しくリサイクルができればその苦労も報われるでしょうね。
大変だろうけど頑張ってほしい。
多分、これから全国に広まっていくと思いますからね。
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