一年前の動画から。
今のテレビは便利です。
ハードディスクを繋げておくと録画しておいてくれる。
しかも登録しておくと自動で。
うちのテレビのハードディスク、400時間分の録画が溜まってるんですよね。
去年の分が残ってるんです。
それを毎日ちょこちょこと見て消していくのが今の日課。(笑)
やっと去年の録画を見始めた時のこと。
その番組は無人島で三日間生活をして、リアルなサバイバル術を紹介する、という番組。
某テレビ局のプロデューサーの方が出ている番組です。
無人島に着くなり、海岸沿いでいろんなものを物色するんですよ。
海岸に流れ着いた漂着物で家ができる、と話してる。
映像を見ていると、ものすごいゴミの山なんですね。
プラごみから何かのタンク、他にもありとあらゆるゴミが流れ着いています。
このディレクターの方、以前も無人島のロケハンで三日間生活した映像を上司の方に見せた時に、こんなにゴミがあるわけないだろ!自作自演をしたな!と怒られたことがあるんだそうで。
でも、実際はそんなことはしていなくてリアルに漂着物のゴミはたくさんある、というお話をしていました。
そのゴミをよく見てみると、日本のものじゃないんですよね。
海外製。
お隣の国のものだったりするわけです。
でね。
ここでひとつ思うんですよ。
海といえば最近話題のマイクロプラスチック。
僕の周辺では、衣類からのマイクロプラスチックが多いという話が出回っています。
服を作る時、洗濯、いろんな場面から服からマイクロプラスチックが出ていて海を汚染している、と。
これ、本当なのかなあ?っていつも思っています。
クリーニングを生業としていて、洗っている状態を見ている僕からするとすこしおかしくないか?と。
ポリエステルってそんなに出るかなあ?という疑問が。
さらに不思議なのは、立場が変わるとマイクロプラスチックの出どころの話も変わるんですよね。
僕の周りは服から出る、洗濯から出る、と騒いでいますが、漁業関係者からすると漁網だ、と話してるわけです。
漁の時に使う網が波で千切れてそれがマイクロプラスチックになっている、と。
真相は分かりません、なぜならマイクロプラスチックにどこからきたとか名前が入っているわけではないので。
ただね、先ほどの映像で見たものからすると、海外からの漂着物の方が相当あるんじゃないか?とは思うんですよね。
マイクロプラスチックと言われているものの写真を見たことありますが、ほとんどは繊維のものではなく固形物なんです。
すると、繊維から流れたものというよりは何かが破壊されて細かくなったんじゃないか?と推測するのがスマートです。
そこに、たくさんの漂流物の映像。
これじゃないかなあ?って思うんですよねえ。
しかも海外製。
日本はなんだかんだ下水処理もしっかりしているしゴミもきちんとしてる。
まあ中には不法投棄とかもあるんでしょうけどね。
誰が悪いか?とか何が悪者か?とか言いたいわけではないんですね。
マイクロプラスチックの問題は確かに深刻なんです。
だから、できる限り無くしたい。
でも、無くそうとするなら本当の原因を掴まないとなくすことはできないじゃないですか。
情報から、あれが怪しい、これが怪しい、という話はたくさんあります。
でも、紙の上での話から想像して作られている話は真実ではありません。
真実にするならきちんと裏を取らないと。
もし、洗濯でマイクロプラスチックがそんなに出ているなら、海より手前の河川でたくさん採取されるはず。
でも、河川での採取データではそんなにないんですよね。
ゼロでもありません。
多摩川で1m3あたり2個くらい。
多摩川の周辺はものすごくたくさんの人たちが住んでいて、洗濯排水を流していることを考えても少な過ぎる。
よくある、洗濯でこんなにマイクロプラスチックが出ました!という映像とかけ離れ過ぎてます。
何かがおかしいんですよ、マイクロプラスチック関連の話って。
細かく考え過ぎて全体像が見えてない感じ。
もっと全体的な話をまとめてくれる人が居ませんかねえ。
そういうのが出てきたら、一気に改善していく様な気がするな。
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