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Tシャツに柔軟剤。

夏に必須なアイテムというとTシャツ。

おしゃれなものもあって今や普段着とも言えなくなってきています。



さて、そのTシャツ、どうやって洗っていますか?

柔軟剤はつけてますか?

それはなぜ?

着てておかしくないですか?



先日、とある洗濯大好きな方がTシャツに柔軟剤をお薦めしていました。



これねえ、微妙なんですよね。

今からその理由をお教えします。



まず、基本的な情報として、柔軟剤は生地を柔らかく感じさせる効果があります。

肌触りが良く感じる。

しかし、デメリットもあるんです。

それは、水吸いにくくなる。

汗を吸収しづらくなるんですね。


すると、Tシャツには不向きだと勘のいい人にはわかると思うんですね。


ところが、です。



実はこの吸水性が悪くなる、というのは素材によって少し変わってしまうんですよね。



綿素材に柔軟剤を使うと汗を吸いにくくなります。


しかし、ポリエステルに柔軟剤を使うと逆に吸いやすくなる。



これ、真逆の効果があるんですよね。

なので、Tシャツの素材によって上手に使い分けるといいと思うんですよ。



昔はTシャツにポリエステルってあまりなかったんです。

理由は汗を吸わないから。

汗を吸わないTシャツは要を成さないんです。

汗を吸わないってことは、服と体の間に汗が溜まるってことで、汗疹ができやすくなる。

からだがかゆくなるひとがたくさん出てしまいます。


では、ポリエステルのTシャツなんて作らないほうがいいじゃないか!と思うんだけど、汗を吸わない代わりにすぐ乾くとかシワになりにくいとかメリットもあるわけですね。

さらに、化学繊維なので、特殊な機能性を持たせることもできたりするわけで。

汗を大量にかかない場所とか、汗はかくけどスポーツとか使われたりしています。


しかし、最近は綿素材が世界的に足りなくて化学繊維が増えてきました。

Tシャツもポリエステル素材のものが増えてきています。

すると、洗濯も洗い方や柔軟剤の使い方、漂白剤の使い方など、工夫が必要になってくるわけですね。



最近、服のことを無視した洗濯をする人が増えています。

服は素材ごとに洗い方が違うし、傷み方も違う。

洗濯は服を洗うものなので、服をベースに考えないと簡単に服をダメにしてしまうんですね。

服をベースに、どう汚れを落とすか?と考えるといいと思います。


ちなみに、ぼくはTシャツに柔軟剤よりも、薄く糊をつける方が好みです。

糊というと硬くなるイメージを持つ人がいますが、薄く糊をつけてアイロンをかけると着心地が変わり、肌触りも涼しくなります。

本当に気持ちいい。

汚れもつきにくくなりますしね。

Tシャツはニットだから糊はおかしい、という人もたまにいますが、必要なら別にいいと思いますけどね。

こだわるのは今にあった洗い方や着方であって、ルールではないと思ってます。

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