まとめ洗いをしましょう。
最近、洗濯のまとめ洗いの話をよく聞きます。
こまめに洗わないで、まとめて洗いましょう、というもの。
しかし、このまとめ洗い、きちんと情報が伝わってないのか、結構批判されていたりするんですよね。
皆さんの頭の中では、こうんなふうに思ってるようです。
こまめに洗わないと匂う!汚れが落ちない!
ある程度まとまるまで時間が掛かる。
そもそもまとめ洗いってなんなのか?
僕らクリーニング屋さんはまとめ洗いをしています。
どんなふうにしているか?というと、素材ごとやアイテムごと、色ごとに分けてるんです。
あと、素材の柔らかさごととか。
なぜこのように分けるか?と言うと、服を傷めないため。
皆さん、想像してみてください。
洗濯機の中に、いろんな色の素材、硬さの素材、が入ってたら、お互いがぶつかり合ったときに影響出るでしょ?
硬い素材は柔らかい素材を傷めちゃうだろうし、色物も白物では色が移るかもしれない。
こう考えると、きちんと洗おうとすると仕分けをすることがとても大事になります。
しかし、家庭でこんなにこまめに分けてしまうと洗うまで日数が掛かる。
だから、アイテムごとに分けて、今日はタオル、明日は下着、などとまとめて洗う、これをまとめ洗いというわけです。
なぜ、これが浸透しないのか?というと、いつも分けて洗ってないからなんですよね。
皆さん、色物も白もタオルも下着も全部一緒に洗ってませんか?
最近はタオルは別に、と分けている人がいるみたいですが、基本全部一緒に洗ってしまうことが多いと思うんです。
これ、汚れが落ちない原因でもあるんですね。
でも、忙しいのでこまめに分けて洗うのが大変、だから一緒に洗う、これが日本の洗濯の事情だと思います。
匂いが出るとか、汚れが落ちないとか、色々と誤解もたくさんあるんですけどね。
でも、まとめ洗いをする方が効率的だし汚れも落ちるし本来はいいこと尽くめなんですよ。
汚れが落ちないのはまとめ洗いとは別の話。
匂いがしちゃうのもまとめ洗いとは別の話。
切り分けて考えるといいんですけどね。
洗濯って家事の中でかなり大変だと思います。
だからこそ、効率的に、できるだけ一度で汚れ落として、毎日何回も洗わないで済むようにしてもらいたいなあ、と思います。
そのためにまずやるのは洗うものの選別。
仕分け、すっごい大事ですよ。
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