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言葉の違い。

言葉って変化すると思うんですよね。

本来はこういう意味だったものが、いつの間にか違う意味で使われている、そんな事ってあると思います。


特には今は、情報過多の時代なので、言葉だけ知っていてリアルを知らずに、結果的に言葉本来の意味を間違えている人もかなりいます。



TikTokでオキシ漬けの動画を見ていました。



そこにコメントがついているんですが、そのコメントが少しおかしい。

何がおかしいかというと、色落ちとか汚れが落ちた、とか僕らの認識と少しズレてるんですよね。



色落ちとか色褪せとかってみなさんわかりますかね?


洗って色が出ることを色落ちとは僕らは言わないんです。

色が流れた、とか色が出た、と表現します。


色落ちは生地の色が薄くなることや白く抜けることを言います。

色褪せは、全体的に薄くなっていく様子を表してて、日光や洗濯のアルカリ剤などの影響で色素が壊れて薄くなることを言います。   


微妙に使い分けている訳ですね。



ところか、動画のついてるコメントを見ていると、その使い方が違う。

百歩譲って使い方が違うのは仕方ないとしても、認識が違うのも多々見られて。


オキシクリーンは主に漂白剤なので、水が汚れる事は効果があったこととは関係ありません。

生地に直接効くものだから、本来効果があるというのはら色素系の汚れが壊されて消えることが、効果があったという事になります。


ところが、オキシ漬けをしている人たちは、漬け込んで数時間経ったものを見せて、これだけ水が真っ黒になってる、と。

効果抜群!みたいな話をする訳です。


それ、本来の効果ではないんですよ。



本来の漂白の効果から言うと違う。

その水の汚れはお湯につける事で今まで落ちなかった汚れが溶け出しただけ。

またオキシクリーンによっては界面活性剤が入っているものもあるので、その効果で汚れが水に溶け出したと言うのもあります。


見えている結果の判断がみんな少しずつズレてるんですよね。



汚れ落ちの認識が違うんだと思うんですよね。



汚れは服についている、という認識からこういう解釈になるんだろうなあと思うんです。



実際は、汚れにも種類があって、付いているものから染み込んでいるもの、染まっているもの、特定の色が抜けて別の色味になりシミに見えているもの、色々あります。

単純に、付いているものと色が抜けているものとでは、足されているか引かれているかだけでも大きな違いがある訳です。


色が抜けているものにいくら染み抜き剤を塗っても、そこに何なるわけではないから綺麗になる事はない。


洗剤や漂白剤は汚れと生地とセットで考えないといけません。


僕らクリーニング屋さんは、細かい表現の違いでそれらを表します。

落ちる、壊す、剥がす、抜く。

いろんな表現を使いながら、その汚れがどんな状態か?を表し、綺麗にするやり方まで表現する訳です。


これが一般の人にも広まれば、もっとたくさんのものが綺麗になっていくんだろうなあと思います。

オキシ漬けももっと上手にできると思うな。

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