なかなか思うようにはいかないなあ。
気温が一気に下がり、これは仕事を進めるチャンスだ!と昨日書きました。
確かに涼しくなったんですよ。
なので、体は楽。
でも、なかなかうまくいかないんですよね。
僕らが気温を気にするのは、ドライクリーニングの液温が上がるのを嫌がるから。
液温が上がると、油脂溶解力があがり、それによって洗浄力が上がるんですが、同時に不具合も生じやすくなる訳です。
色が出たり、縮んだり、接着剤が取れたり。
今の服は昔と違い簡易的に作られている所がちらほらあるので、あまり油脂溶解力が上がるのは好ましい状態とは言えない訳です。
気温が下がれば液温も下がる…、はず。
いや、今までは下がったんですよ。
ところが。
今回は気温が下がっても液温がそんなに下がらなかったんですよね。
たぶん、数日の高温で建物自体が温まりすぎたんじゃないかな、と。
それで気温だけ下がっても液温までは下がり切らなかったんじゃないかと思うんですね。
10年ほど前、この時期多摩川で花火大会がありました。
それに合わせて屋上で宴会をやれるようにしていたんですが、まあ暑くて座れないんですよね。
夜になっても座れるような温度にはならないんです。
では、どうするか?というと、日中のうちに水を撒いて屋上を冷やすんですよ。
ところが、どんなに水を撒いても吸われるくらいに温度が下がらない。
というか、水を撒くと一気に蒸発してしまう。
それだけ暑いんだな、という事で、さらに水を撒くんですが、ようやく乾くまでに時間がかかるようになったと思っても実際は熱いんです。
結局、しこたま水を撒いて、ギリギリ花火大会に間に合うくらいに乾くくらいで、ちょうどいい温度に。
一度熱くなると温度は下がらないんですね。
いい勉強になりました。
今回も似たような感じなんだと思います。
洗えないほどではないですけど、注意をしながら洗うのは変わらないですかねえ。
今年の夏は本当に厳しいなあ。
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