ロボット受付機。
日曜日の朝、クリーニング屋さんがテレビに出たんですよね。
いつもなら染み抜きや洗い方、干し方などの説明で出ることの多いクリーニング屋さん。
今回は少し様子が違います。
自動受付機でテレビに出たんです。
24時間受付、お渡しが可能な受付の機会を作ったんですね、そのクリーニング屋さん。
24時間受け渡しって実は過去にもありました。
今回の受付機、ロボットなんですよね。
ロボット受付機。
実はこのクリーニング屋さんとは昔からの知り合いで、何年か前からこの話はしってたんですよね。
クリーニング屋さんの景気が悪くなっていましたが、この受付機を導入した店舗だけ売り上げが上がっている、と。
そこにコロナ禍の非接触の接客などが望まれてたりして、全国に広まりつつある、という感じ。
お客さんにとっては便利なサービスになりますが、クリーニング屋さんにとってはこれはもしかすると分岐点になるかもしれないなあ、と思います。
一つは、預かり時の説明。
無人で受け付けるので当然細かい説明などしてもらえません。
破損やボタンの有無などは後から連絡をするなど対処できますが、例えば素材の話や着方、メンテナンスのアドバイスなどはしてもらえません。
何年か前からクリーニング屋さんには説明義務が課せられています。
衣類の変化は洗った後に起きるので、どうしてもクリーニングのせいになってしまいがちですが、実は服に問題があったり既に問題が起きてたりすることも多々あります。
それをお預かりの時に一緒に服を見ながら説明をするんですが、それが出来ないのは困ることがあるだろうなあ、と思います。
逆にいうと、その説明がいらない世界が来るかもしれない、という事。
それは、クリーニング屋さんへの信頼の証かもしれませんし、服についての理解が進んだ証になるかもしれません。
そしてもう一つ。
これは先ほどの話につながりますが、ポン!っと袋に入れて預けていけるって相当な信頼関係がないと成り立たないと思います。
その背景にはクリーニング屋さんへの信頼が強くなっている世界とも言えると思うんですね。
反面、期待してない世界が来るかもしれない。
クリーニングが信頼される未来か、クリーニングなんてどうでもいいという未来か、その分岐点になりそうな気がします。
コンビニとかファミレスとかまさにそれでしょう?
どこに行っても同じ商品、同じサービス、それは安心の証でもあるけど興味がないとも言える。
一時は、コンビニやファミレスの商品はあまり良くないとか言われた時期もありましたしね。
そこからずいぶん研究して今やファミレスもコンビニも相当いいものが置いてある。
もし、このロボット受付機がクリーニングの標準になった時には、同じようにどこでもどんな商品でも安定して綺麗に出来る品質が出来るようになると広まると思いますね。
個人的にはその実現には相当な道のりが待っていると思いますが。
クリーニング屋さんだけでなく、消費者の皆さんの協力も必要ですからね。
未来のクリーニングってどんなだろう?
ワクワクしませんか?(笑)
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