洗濯地獄からの抜け出し方。
世の中にはいろんな言葉があると思いますが、洗濯地獄、という言葉もあるらしいんですよね。
で、検索してみるとこれがまたとても多い。
洗濯が地獄とは思ったことがないので、その表現に少し戸惑っています。
なぜ、地獄と表現するのか?
洗濯するものがとても多いのが原因なような気がするんですよね。
先日もとあるところで洗濯講座をした時に、共働きで洗濯が大変だ、というお話を聞きました。
確かに共働きは大変ですが、洗濯そのものは洗濯機がやるわけで洗っている間は別に自分は何をしていてもいいわけです。
僕らクリーニング屋さんみたいに何回も洗っているわけではないだろうに…、と思ってたら洗ってたんですよね、皆さん。
そう、洗い過ぎなんです、
いくら家庭の洗濯機が小さいからと1日3回も洗わないといけないって結構な数だと思います。
仕分けで洗ったとしても3回に分けるって大家族なのかな?と思うとそうでもない。
みんな、そんなに何を洗っているんですかね?
ここでふと思うのは、汚れが落ちないから洗い過ぎなんじゃないの?って事。
早く洗わないと汚れが落ちない、匂いが取れない、そんなふうに思ってる人がたくさんいるんですよね、実際に。
別に早く洗わないから汚れが落ちないわけでもないし、匂いが取れないわけでもない。
きれいにならないのは別の原因があるのに、それを知らないからとにかく洗いまくっているんだろうな、と思うわけです。
僕らクリーニング屋さんが洗濯の話をすると不思議なことが起こります。
まず、部屋干し臭などの匂いがなくなる。
くすみが取れて白くなる。
クリーニングに出すものが増える。
洗濯の回数が減る。
こんな事が起きます。
なぜこうなるのか?というと、洗濯の考え方を知るから。
家で洗うもの、クリーニングに出すもの、その区別がはっきりするんですね。
さらに、どう着たいか?がハッキリするので、洗い方も服に合わせるようになります。
そして、洗濯の基本を学ぶので、何をしているのかきちんと理解できるようになって、きれいになる。
するとですよ、きれいになるとわかると洗濯の回数が減るんです。
だって、洗えばきれいになるとわかっているから。
不安から洗いすぎることもないし、とにかく早く洗わなきゃ、という気持ちも出てこない。
そんな夢のような話って言われるかもしれませんが、僕らからしたら皆さんが今やっている洗濯の方が信じられない話なんですよね。
全然理屈に合ってないんだもの。
そりゃ、洗ってもきれいにならないよね、って思います。
洗濯地獄で苦しんでいる皆さんに、洗濯の正しいやり方、考え方が伝わってくれるといいなあと思います。
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