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2022年12月

今年も一年ありがとうございました。

今年も無事に1年の営業を終えることができました。

ご利用くださった皆様、ありがとうございます。


まだまだコロナ前までには戻りませんが、少し兆しを感じた年末でした。

ただ一年を振り返ると楽観できる余裕もなく。

うちの店だけの話にとどまらず、クリーニング店の閉店の話に少しだけ不安を感じた年になりました。


来年はやりたい事いっぱい、いきたいところいっぱい、そして伝えたい事いっぱいあるので、有意義な年になるように頑張ろうと思います。


一年の最後に洗車をしようとしたらガソリンスタンドは長蛇の列。

では、買い物を少し、と思ってよってみたらたくさん人がいて。

ここは絶対寄るぞ!と決めていた小山商店さんにて年末年始のお酒を購入しまして、これからは飲みなれないお酒を少しいただこうと思います。



一年、本当にお世話になりました。

来年もよろしくお願いいたします。


皆様、良いお年をお迎えください。

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来年、やりたいこと。

今年も残すところ今日と明日のみ。

もう来年の話をしても鬼が笑わないでしょう。(笑)



今年、やりたかったけどやれなかったことがいくつかありましてね。

秋にクリーニング屋の友達と能登に行って七輪を購入してきたんですよね。

で、友達は買ったその週からバンバン使っているんだけど、僕はまだ箱も開けてなくて。

平日は使えない、日曜は買い出しに行く、でなかなか七輪を出す時間が取れなかったんですよね。


お正月休みは是非七輪を出したい。(笑)

まずこれがひとつ目。



もう一つ、ほぼ同じ時期にロケットストーブを購入しました。

ロケットストーブ、ご存知の方もいると思います。

普通のストーブとは違い、二次燃焼というものをしましてね、燃えた時に出るガスをさらに燃やしまして、ほぼ燃えかすが残らないという優れもの。

これを使って家で眠っていたピザ窯を使えるようにしたい、という願望があったんです。


でも、七輪が出せないような生活ですよ、ロケットストーブに火なんて入れられるはずもなく。

着々と準備だけはしているんですよね。

ロケットストーブを買い、手袋を買い、薪を買い、万が一の金のバケツも買い、非接触で温度を測れる機械を買い、あとはやるだけの状態で止まっている。


これもお正月休みのどこかでやりたい。(笑)


七輪とロケットストーブ が残っていると家の中も居心地が悪くてね。

使わないの?ねえ?使わないの?という空気から、使わないものを揃えたの?という不穏な空気まで漂ってしまいます。


これはいけない。

なので、お正月休みに入ったら是非使いたい。


いやいや、そういう話ではなく。

仕事の話ですよ、本当にしたい話は。


来年はですねえ、少し動きたいんですよね。

昨年からclubhouseでクリーニング屋の仲間たちと洗濯相談を受けていました。

そこで気づいたことをベースに今年は洗濯講座をいくつかして来ました。


そして、来年です。


この洗濯講座をもっと増やしたいんですよね。

何回か繰り返していて気づいたことがあります。


それは。みんな洗濯のやり方が知りたいと思っているけど、実は服の扱い方を知りたいんだ、と。


選択が得意だと思っている人も、苦手と思っている人も、みんなほぼ同じで、正しい服の扱いをほぼ知りないんですよ。 

分からなくて自分の思っているイメージで服を取り扱っているので、独特の洗い方をしていたり、間違って事故を起こしてしまったりとなっている。


今年よく話していた言葉があります。



すすぎは三回しましょう。

そんなに洗濯しなくてもいいです。

クリーニングに出していいです。


この3つ、よく話してました。

講座やクラブハウスではその理由も話していますが、今年はさらに講座の回数を増やして、これらの理由をどんどん説明していきたい。

そう考えています。



世間一般で、すすぎ3回が当たり前になり、着たら洗うような洗濯のし過ぎがなくなり、服に応じてクリーニングと洗濯を使い分けられる、そんなふうになっていったらいいなあ、と思っています。


洗濯講座、うちのグループでやりたい!地域の集まりでやりたい!こども会でやりたい!PTAで話してもらいたい!そんなご要望がありましたらご連絡お待ちしております。



という事で、やっと今年の仕上げも終了。

閉店時間過ぎて日付が変わるところでした。

あとは明日、午前中お店を開けたら今年の営業はおしまいです。

毎年の事ですが、年を越すのは大変。

どっぷりと疲れました。(笑)



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普段のクリーニングも見直しませんか?

今年の年末は品物がかなり集まってるんですね。

この10年くらい、クリーニングの出方も変化してきて、年末にクリーニングをする、という習慣もだんだん少なくなってきてました。


これはクリーニングだけの話ではなく、例えば大掃除をする人が減ったり、年末年始を長期休暇の一つと捉えて特別に何もしない、という人もいたり。

節目としての年末年始という考え方が薄れてきてるんだと思います。


そこにきてこのコロナ禍ですよ。

年末にクリーニングなんてでなくなってたんですよね。



ところが今年はかなりクリーニングに出ている。

主に出ているのはスーツ、学生服、この2つが多い。

忘年会も始まっているので、そこで汚してしまったからという人もいますし、ここで一度洗いたい、という人もいます。


クリーニング屋さんが減ったというのも影響してそうです。

新しいお客さんがこの時期に来ますしね。



年末の仕事ってまた独特な難しさがあるんですね。

それは納期が絡んでくるからなんですよ。


お客さんが利用したい日とうちの休みとの兼ね合いが難しい。

年明けでいいですよ、と言われても、正月休み中はうちも仕事をしていません。

休み明けに品物をお渡しするためには年内に仕上げておかないといけないわけですね。


さらに、です。


うちを普段からご利用しているお客さんと新規でこられたお客さんでは、汚れ具合に差がものすごくあるんですね。

簡単に言ってしまうと、一回洗えばキレイになるか、何度も洗い直すか、その違いがここにはあるんですよ。



普段なら洗いなおしね、と簡単に言えますが、年末年始は納期との戦い。

洗い直しを何度もする時間が取れないので、とりあえず洗って様子を見るか、ではなくて一回で綺麗にする!という意気込みであらわないといけないわけですね。


それでも落ちなくて洗い直しをするんです。


綺麗になるとうちらも嬉しいんですけどね、でもこうも思うわけですよね。



普段のクリーニングも少し考えませんか?と。



着た汚れじゃないんですよね。

もっと蓄積した汚れなんです。

つまり普段のクリーニング、洗濯では落ちていないということ。

今までは洗ってもこんなものか、と諦めていたのかもしれませんが、うちであらって綺麗になることを感じていただけたなら、普段のクリーニングも選んでもらいたなあ、と思うわけです。


別にうちに出さなくてもいいので。


やはり服って普段のメンテナンスには勝てないんですよ。

これを機に、普段のクリーニングも見直してもらえたらなあ、と切に思います。

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洗濯は丁寧に。

洗濯ってやってはいけないことがいくつかあるんですね。


洗濯は二面性があると思うんですよ。



一つは汚れを落とすと言う一面。

もう一つは、服を傷めないと言う一面。


やってはいけないことっていうのは、この服を傷めないという考え方からきています。



基本的な話をすると、例えば服をたくさん入れて洗わない、とか。

洗うときは素材をなるべく合わせる、とか、

色の違うものは一緒に洗わない、とか。

そんな感じなんですよね。



僕らクリーニング屋はこれらを当たり前にやります。

なぜなら、服を傷めるわけにはいかないから。

汚れを落とすためにも色々やりますが同時に服を傷めないために相当な神経を使っているんですよね。


たった一枚だけだとしても必要なら別で洗いますし、めんどくさいからと全部一緒に洗ってしまったらどうなるか?よく知っているので絶対やりません。



ところが。


家庭ではなかなかこの考え方が浸透しないんですよ。

ネットに入れて洗いたがったり、とにかく手洗いをするのに、服を保護しながら洗うという考えがいまいち伝わらない。


素材をよくみて、その素材のできる範囲内でしか洗えない、と伝えているんですが、これが分かりにくいらしいんですね。



洗濯したらこんなになってしまった、というご相談を受けるんですが、そういう時って大抵この基本を守ってないことが多いんです。


本来なら別に洗うべきものを、一枚だけだったから他のものと一緒に洗ってしまった、とか。



これ、事故を起こすパターンの代表的なやつなんですよ。



例えば、しろいふくをあらおうとしてて、その中にポツンと紺色の服を混ぜてしまうとか。

紺とか黒って強い色なので、万が一そこから色が抜けると影響が大きいんですよね。


色移りってやつです。


僕らプロでも、この服は色が落ちるな、というのは確実には分かりません。

事前にテストしたりして確認をしないとわからない。

染色ってそういうものなんですよね。


経験で危険を察知することはあるんですが確実ではない。

だから僕らは最初からリスクを回避するために別々に洗うんです。



たった一枚でも。

そのために別で洗濯機を回します。


一枚だけだから他のと洗っちゃおう、その気持ちはよく分かります。

でも、それが後で取り返しのつかないことになる可能性がある、という事も覚えておいてほしい。

平気なケースもありますが、重大な洗濯時ことになるケースもあるわけです。


洗濯で横着すると大抵おかしなことになります。



洗濯は丁寧に。

めんどくさいなあ、と思うときは洗わない方がいいですね。

服をダメにするのはとても簡単ですから。

基本を守って洗うようにしましょうね。

当然、全部洗濯でなくてもいいと思います。

必要なものはクリーニングへ。

これも基本です。

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年末年始の予定です。

今年も残すところ数日となりました。

ハッと気づいてしまったんです。

うちの営業の予定を伝えてない、と。


年末年始の営業はこちらになります。



1231日お昼まで営業

19日から通常営業となります。



年明け、お休みが少し長いのでなるべく年内に仕上がり品を取りに来てくださる方がいいと思います。



なんとなく年末感がなかったんですが気がつくと後数日で年が変わる、と。

年末モードにしないと仕事が進まなくなっちゃいそうです。


気合い入れましょう。

頑張りますよ。

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とんぼ返り。

今日は午後から仕事をし始めたんですね。

お店は開いてたんですよ。

でも、ぼくは居なかったんです。


朝から群馬に行ってきました。



田舎に持っていく荷物が増えてしまいまして、置くところがない。

正月に持って行こうと思っていたのですが、これはもう無理だ、ということで朝早く子供2人を連れ、一路群馬へ。

そして、荷物を下ろし、またとんぼ返りをするという強行軍。

平日だし休日より楽でしょう、なんて考えていたら甘かった。


渋滞こそしないけど、混むんですね。

トラックがとても多くて、みんなゆっくりと走っている。

トラックが多いってことは荷物が動いているんだなあ、と思います。


帰りは帰りで一部分で渋滞。

別に事後があるわけでもないんです。

過去に体験したことのないような渋滞をするので不思議だなあと思っていました。



群馬はですね、天気予報を確認して行ってるんですよ。

雪は降らないみたいだ、と。

でも、現地に着くと所々雪が積もってる。

何日か前に降ったんでしょうね。

そして、凍結もひどいんです。


うちの田舎の家、急な坂道があるんですよね。



まさかそこに雪はないだろう、と思っていたらなんと思いっきり凍結してまして。

これ、登れるかなあ?とウインカー出して曲がろうとしたら、軽トラが立ち往生してる。

すでに坂道の真ん中で動けなくなっているんですね。


あ、これは無理だ、と悟りまして方向転換。

少し遠回りになりますが、別のルートから田舎のうちに行きました。


他の住宅の道路には雪がないのを見ると、うちに人がいないから雪かきしてなかったってことなんだろうと思います。

迷惑かけちゃいそうなので何か考えないと。


なんか今年は雪多そうですよね。



そんなこんなで帰ってきたのが13時過ぎ。

そこからお昼食べて少し休んで、仕事して終わったのが閉店頃。

10時くらいですね。

長い1日だった。


今日はいろんな服が集まってきてました。

今年の年末はそれなりに忙しそうな気がします。


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秘密兵器、投入。

毎年最後の日曜日はお店を開けています。

今年も例年通り、お店を開けながらお掃除。

お仕事はしていませんが、一年の汚れを落とすべく、全員総出でやってます。



クリーニング屋さんは汚れるんですよ。

だっね、汚れているものを扱う場所だから。

汚れ物をきれいにするんだもの、その汚れが落ちるんだから汚れる。

さらに、うちは大通り沿いなんですよね。

排気ガス、埃、そんな汚れもたくさん入ってきます。

掃除のしがいがあるってもんです。



途中、友達がちょっと前に生まれた赤ちゃんを連れてきまして。

かわいいねえ、とみんなで抱っこなどをして癒されて。(笑)

いい時間を過ごさせてもらいました。



今回、私には秘密兵器が一つあったんですよね。

窓掃除に使おうと思っていた道具があるんですよ。



電動ドライバーに付けるスポンジがありましてね。

ポリッシャー の代わりになる、という優れもの。

これを買ってきたので、窓の掃除が捗る、またはきれいになる、とワクワクしてたんです。


スポンジを電動ドライバーにつけまして、窓用の洗剤をつけます。

そしておもむろにスイッチを押す。

すると、スポンジが勢いよく回るわけですよ。


この回転力により、窓の汚れが落ちる、というわけです。



ところがいざ始めてみると、これがまたドライバーの力が強くて。

押し付けすぎると回転力に手を持って行かれて真っ直ぐ使えないわけですよ。

あまり押し付けすぎず、でもちゃんとスポンジは窓を押さえている、そんな微妙な力加減が必要なんですね。



子どもたちとかわるがわる使ってみたんだけど、確かにきれいにはなる、でも使いやすいか?というと少し微妙。

こんなもんかなあ、と少しがっかりしたんですよね。



最後に床を掃除して終わるか、とやら始めるとこちらも汚れている。

拭いても落ちないんですよね、そこでピンときて。



あれ、ここでも使ってみるか?



先ほどの電動ドライバーにスポンジをつけたのをここでも使ってみることに。

するとですよ、具合がいいんですよね。(笑)

窓に比べて真下に刃向かって使うので力の入れ具合がちょうどいい。

手も持って行かれませんしね。

おかげさまで床が綺麗になりました。(笑)



掃除が終わってから、なんか子どもが言ってるんですよね。

なんか手首がだるい、と。

電動ドライバーの力が強すぎて手の筋力を使い切ったみたい。(笑)

若い子どもたちがこんな話をしているんだから、僕は明日以降何か出るだろうな。

覚悟しておきましょう。



とりあえず、必要なところの掃除は終わりましたが、片付けたいものはまだまだ有ります。

正月休みとか暇な時期を見つけてコツコツと片付けていきますかね。

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集配ざんまい。

世の中はクリスマスイブですよ。


今年はですね、多分今日がピークなんじゃないか、というくらい集配の予定がびっしりと入っている。

朝から夜までです。

時間調整も必要ですが、少し早く出ればいけるだろう、といつもより早めに出たんですよね。



したら、道路がすっごくすいていて。

拍子抜けするくらいすいてたんですよ。

しかも、あんまり人も歩いてないし。


で、こうなると早くで多分時間調整が必要になります。

あまり早くお伺いするわけにもいかないからですね。


途中コンビニに寄ってコーヒー買いながら挨拶をしてると、なんだか忙しそう。

聞くと、ものすごくチキンが売れているんだそうで。

さらに、ケーキもホールで売っていて、それもどんどん売れていく、と。


コンビニで買うんですねえ、とおねえさん。(笑)

普通のケーキ屋さんは予約しないと買えないからコンビニは予約なしで買えるからじゃないですかね?なんで話しながら次の集配に。


するとですよ、さっきまではあんなに空いていたのにだんだん道路が混んできたんですよね。

ホームセンターやファストフードがある通りなのでお昼が近いからかな?と思っていたら、その後はどの道路を通っても混んでいる。

しかも、いつもの混みかたじゃないんです。


結局、一時帰宅したのが3時過ぎ。

荷物を下ろして、次の集配に出て、相談を受けたり、品物を預かってきたり、で2度目の帰宅はついさっきの5時頃です。


この後まだ配達があるので、今日は最後店に帰ってくるのは9時過ぎになるかなあ。

これから日野の高幡の方に行って、最後は小平の方ですね。


うん、クリーニング屋さんなのにエリアが広い。(笑)



道路が混んでますね、全然。

これはまだ時間がかかるぞ。

覚悟して配達に行きましょう。


コンビニは本当に助かりますね。

コーヒー飲んでおトイレ借りて、少し休んで。

さあ、がんばんべ。

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住吉文化センターのお風呂。

子どもの頃、よく住吉文化センターに遊びに行っていました。

子どもにとって便利だったんですよ。


隣には公園がある。

ボールやバドミントンのラケットとか無料で貸してくれる。

卓球台があって、ボールとラケットを貸してくれる。

工具があって、いろんな木材が置いてあって、釘もあって、自由に工作ができる。

図書館があって漫画とか置いてあって読むことができる。

エアコンも普通に入ってましたしね。



とっても便利な場所。

で、子どもの頃にここは子供の場所じゃないんだな、というのが住吉文化センターの2階だったんですよ。

お年寄りがたくさん集まってきて、将棋さしたり。囲碁したり楽しそうに遊んでるわけです。

さらにお風呂もあって。

歳をとるとみんなここで遊ぶんだなあって見てました。


1階と3階は子どもたちの遊び場、2階はお年寄りの遊び場、自然とそんなふうに理解してたんです。



大人になって中河原駅のプラットフォームでボーッとしているとお風呂の窓が全開で体洗ってるおじいちゃんとか見えてね。(笑)

あそこ、まだお風呂入れるんだなあ、なんて見てたんですよ。



ふと、まだ住吉文化センター、お風呂あんのかなあ?って調べてみたらなんとなくなってる。

お年寄りの憩いの場が!と思ってたら、利用者が減ってたみたいですね。

今後はお風呂ではなく違うものを提供していく、と。



子どもの頃に夢見ていた、年取ったらあそこでお風呂入って、将棋さしたりして遊ぶんだ、が出来なくなっちゃいましたねえ。


すっごいたくさんのお年寄りが来てたんですよ。

今のお年寄りはどこで集まっているんだろうか。

あの頃のように年寄りだけで遊ぶ場所ってあるのかなあ。


高齢化社会で僕らが子どもの頃よりもお年寄りは増えているはずなんですけどね。

昔よりもお年寄りは住みにくくなっているのかもしれないなあ。


病人が入る施設は増えましたけどね。

生活の中に、お年寄りたちが集まるようなところは減ったのかもしれないなあ。

なんだか寂しいですが、これも仕方ないのかもしれない。


府中市ってかなりいい施設があったんだなあって思いました。

財政は大変だろうけど、こう言うところは踏ん張ってほしかったなあ。

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なに作ろうかな?

毎年、年末は燻製のチーズを作っています。

セットして放置しておけばいいので

仕事の終わった夜中とかにせっせとやるんです。


今年もそんな時期だなあ、と思っていたら、ここでもよく登場するチョウさんからLINEが。



お肉、要ります?



チョウさんも年末年始は燻製のチーズやベーコンを作っているんですが、そのお肉が少し多いのでどうですか?との事。

独自のルートでかなり安く手に入る、と言います。



その話、ぜひ乗らせてください、とお願いしまして、届いたのがこれ。(笑)


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お肉の塊です。(笑)



うちは何しようかなあ。

ベーコン作ろうかな?

それとも角煮とかにしようかな?

低温調理器もあるし燻製機もあるし圧力鍋もある。

やりたい放題ですよ。(笑)


手をつけられるまで少しの間冷蔵庫で休んでてもらいます。(笑)

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クリーニング屋を名乗るのはクリーニング師だけにした方が良くないですか?

ネット上にはたくさんの洗濯や染み抜き、クリーニングにまつわる話が出ています。

その中には、クリーニング屋さんもいるし、元クリーニング屋さんを名乗る人もいます。


ですが、読んでいて本当のクリーニング屋さんはほぼいないんですよね。

お店の名前を出していたり実名で出している人はほぼクリーニング屋さん。

ではそれ以外は?というと、クリーニング屋さんに勤めている人だと思うんですよね。


クリーニング屋さんに勤めているんだから詳しい、と思うでしょうか。

残念ながら勤めているだけではクリーニングや洗濯に詳しくはないんですよね。


そこのお店のやり方を詳しく説明している人はいます。

でも、正しい情報を流している人は見た事ない。


なぜこんなことが起きるのか?というと、クリーニング師でないからなんですよね。

クリーニング師の資格を持っていて、仕事をしている人が説明をするのと、パートやアルバイト、正社員だとしても資格はなく働いている人とでは天と地ほどの知識の差があるんです。



でも、ネットで書き込んでいる人たちや質問に答えている人たちは、クリーニング屋、元クリーニング屋と名乗ります。



やめてもらいたいんですよね、クリーニング屋を名乗るの。

紛らわしいんです。

パートで働いているってちゃんと書いてくれたらいいんだけど、見ている人にはプロに見えてしまう。


クリーニング屋を名乗るのはクリーニング師の資格を持っている人だけにして欲しい。

クリーニング屋に勤めてたとか、クリーニング屋ですって言葉がぼんやりしすぎてるんですよね、今。


正しい情報を流しているなら特に気にしないんですが、クリーニング屋を名乗っているけどクリーニング師ではなさそうな人たちはおかしな話を平然としている。

そこはやめてもらいたいなあ、と思うんですよね。



クリーニング師の資格を持っていたらそんな話はしない、ってところを平気で話しちゃうわけですよ。


クリーニングがどんどん軽く見られるようで本当に勘弁してほしいなあ。



やる気は認めますが、間違った話を拡散するのはよくないです。

誰かの役に立ちたいならもっと勉強してからにしましょう。

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黄色いシルク。

子どもの頃に母方のおばあさんが蚕から糸を紡ぐ仕事をしていて、田舎に帰ると仕事をしているのをよく見ていたんです。

また、おばあさんちのお隣さんは養蚕をしていたので、蚕そのものもよく見てて。

触ると気持ちいいんよ、蚕。

で、小学生の頃に蚕を分けてもらって家で育てたこともあります。


桑の葉をとにかくムシャムシャ食べましてね。

でもおとなしいから箱に入れておくとそこでずっとムシャムシャ食べてる。

どこかに移動したりはしないんですよ。

で、成虫になろうとするときに糸を吐き出してまゆを作るわけですね。


箱に十字になるように小部屋をいくつも作って。

すると小部屋の中に1匹ずつ入って繭を作るわけです。


繭ってね、ものすごく綺麗な白なんです。

しかも光沢がある。

シルクって綺麗だなあって本当に思うんですよね。

ウエディングドレスの光沢のある白さ、あんな感じなんですよ、まゆの段階から。


シルクって白い、ずーっとそう思ってました。



先日、とある人からメッセージが。

シルクって黄色とかあるみたいですよ、と。


いやいや、それはないでしょう?とすぐさま返信したんですよね。

シルクは白いんだぞ?繭の白さを見てるんだぞ?と僕は自信満々なわけです。

でも、相手も、いや黄色いみたいですよ?と、言います。


染めてない、色の付いたシルクって確かにあるんです。

過去に研究で蚕の段階で染料に受けると色のついた糸を吐き出す、そんな研究もあって。

また、自然の蚕の繭は少し黄緑がかっていると聞いたこともあります。

でも、黄色はない。


まさかなあ、と思って調べたんですよね。



したら、黄色いシルク、あるんですよ。

僕が知らなかっただけなんですね。



よくよく調べてみるとこういう事らしいんですね。



そもそもシルクの色が付いているのは遺伝子が影響をしている、と。

で、白い糸を吐く蚕はずっと白しか吐かない。

黄色い糸を吐く蚕は黄色しか吐かない。

で、日本ではいつのまにか白い糸を吐く蚕を養蚕として育てるようになり、白いシルクが標準になっていった、というんですよ。

僕が子供の頃に見た繭ですよね。


一応繊維の勉強はしてるんですけどね、まだまだ甘いって事ですよねえ。

これね、日本は白だけど海外は色のついたシルクが普通にあるわけですよ。

そして、世はグローバルな時代で、服は日本製よりも海外の製品の方が多い時代。

扱う可能性はあるわけですよね。


知らなきゃ危ないかもしれないし。

知らないことが沢山あるなあ、調子に乗っちゃいけないなあ、と反省しました。


すぐさま友達のクリーニング屋さんに情報を共有。

自分1人で抱える話じゃないですからね。

みんなで良くなっていこうってやつです。



でも、しばらくはこの話をネタにするかなあ。

クリーニング屋さんの友達に会うたびに、シルクっていろんな色あるの知ってる?とか話しちゃいそう。(笑)

やばい、楽しくなってきちゃった。(笑)

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サンコーレアモノショップ。

実は昨日の日曜日、水汲みの後に秋葉原に出掛けたんです。

正確にいうと、中央道の談合坂で待ち合わせをし、僕は友達の車へ、嫁さんはうちの車で家に帰る、と。

伊那から出てくるのでどうせ同じ中央道にいるんだからと、談合坂で待ち合わせたんですね。



合流して一路秋葉原に向かったんですよ。


目的は、サンコーレアモノショップ。(笑)



今、うちらクリーニング屋さんの仲間内では、サンコーレアモノショップが大人気でして。

新製品が出たとなると大騒ぎをしているわけです。

先日も16キロの縦型の洗濯機が出たと騒ぎになり。

また別の日は、着れるこたつ、こたんぽという商品に歓喜し。

とにかくサンコーの商品が大好きなんですね。


clubhouseで洗濯ラヂオというのをやっていまして、そこで出た名言の大賞を決めようと、この1ヶ月の間、投票をしていたんですよ。

で、大賞が決まったので、受賞者へのプレゼントを買いに、サンコーレアモノショップまで来た、と言うわけです。



さすがサンコーと言うべきでしょうか、面白い商品がたくさん並んでいる。

一番見たかった16キロの洗濯機は残念ながらなかったですけど。

サンコー、洗濯シリーズが結構多いんですよ。


各々欲しいものが違いましてね。

そして、なんとクリスマスセールで安くなってる。(笑)



色々悩んでたけどプレゼントを選び、自分たちの欲しいものも買い、満足した買い物となりました。


友人はこたんぽ買ってましたね。

今年の冬は自宅に籠るつもりだな、あいつ。



年末ということもあるのか、秋葉原はたくさんの人で溢れていました。

パソコンを自作していた頃はずいぶん通いましたけど、来なくなってかなり経ちましたね。

建物は変わってないけど、入っているテナントはずいぶん変わっていました。

そして、飲食店が増えたなあ。

昔は秋葉原に来たらどこで食べる?というほどお店がなかったのに。

ガラリと変わりましたね。


メイドさんがたくさん歩いていました。

それ見て秋葉原に来たな、と実感しました。(笑)

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凍結、そして雪が降る。

今朝は今年最後の水汲みへ。


昨日の晩、雪が降ってるんですよ。

積もることはないだろうとは思いつつも、ライブカメラで確認をしてて。

それほど降ってないようだったので、朝イチで向かったんですね。


したらですねえ、見事に凍結しているんですよね。(笑)



水汲み場までなだらかな傾斜があるんですけど、あれ?アクセル踏んでもスピード出ない?と思ったら滑ってる。

ちゃんとスタッドレス履いても凍結しているとアウトなんですよね。

走れないことは無いので無事に到着はしたんですが、問題は水汲み場にもあるわけで。

当然ここも凍結をしているんですよね。


駐車場から30メートルくらい歩くわけです。

この間を水のタンクを運ばなきゃいけない。

危ないですよねえ。



でも!

今回は一味違うわけです。

なにしろ、僕には秘密兵器がありますから。


前回来た時におじさんに代車を借りてことのほか楽だったので、僕も台車を買っておいたんですよ。

これに積んで車まで運べば、重くも無いし、台車につかまっていれば危なく無いし。

一石二鳥と言うわけです。



台車にタンクを乗せ、一度に四つも乗せられるんですよ、本当に便利。

そして、駐車場まで押していく。

楽ちんだなあ、と思っていたら、歩道と車道の境目でごつん!と。

ほんの少しの段差でタンクがずれ落ちそうになるんですね。

手で押さえておけばいいんですが、次回からはゴム紐か何かで止めるように工夫をしよう、とか考えながらあっさりと車まで。


台車、本当に便利ー、と思いながら水汲みは無事に終了しました。


いつものように地元のスーパーにより、買い物を済ませ、高速に乗るとなんと雪が舞ってくる。

予報では晴れで雪が降るなんて一言も言ってないのに。

空を見ると先の方は青空が広がっていて頭上には雲が。

雪の降る境目にいるのかな?と思いながら運転していました。


水汲みに行っててこの時期に雪に遭うのは初めての体験です。

1月に雪が降って大変だったと言うのはありますけどね。

やはり今年は寒いようで。


東京も積もることがあるのかもしれませんね。

念のため、除雪グッズを揃えておこうかな。

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古着を選ぶ時の注意点。

最近、古着が流行っているそうで。

古着屋さんも各地にでき、土日は駐車場が埋まるくらい大盛況だと聞いています。


物価が上がっているのもあるんでしょうが、一部には古い服の方が丈夫だとか品質がいい、という話が出回っているようです。


古着もね、ピンキリでして。

どんな作りをしているのか、何年前のものか、どこの古着なのか、これによって随分品質は違うと思うんですよね。



今僕が上げたのは全部筆に関わっているんですよ。



例えば、近年の服は縫製と言いつつ接着樹脂で貼り付けられている服が多々あります。

見えないところで貼り付けているので劣化が早いんです。

僕の記憶だと30年前からすでにいろんな服で接着が始まっています。

接着は劣化しやすいのでよく観察をすると生地がベタついてたり、所々浮き上がっていたりするので比較的、劣化がわかりやすいと思います。


何年前のものか?もまさにここで。

古いと言っても20年前くらいのものだといまとそう大して変わりません。

だって、あの当時、クリーニングをしている僕らが最近の服は品質悪いよなあって話してるんだから。(笑)

もちろん中にはきちんと作られている服もありますが、古いからといいわけではないのでよく選んだ方がいいと思うんです。


そして、結構大事なのが、どこの古着なのか?

これ、大きいと思いますよ。

古着屋さんの中には外国から仕入れているところもあります。

例えば、湿度の低い国から仕入れた服は比較的劣化は少ないと思うんですね。

これは日本国内も同じで。

本州よりも北海道の方が着物の古着は質がいい、と噂が出るほどです。


湿度は服に対してかなり影響を与えます。

先ほどの接着にも影響が出るし、生地の染色にも影響が出るし、カビや虫にも影響が出る。

つまり、湿度の低いところで着られていたり、保管されている服は劣化が少ない、と言えるんですよ。

でもこの辺は、古着なのでそこまで追えていない可能性はあります。

買取も販売も同じところでしてますしね。

すると、古着を飼うお店は湿気の少ない地域で買うのがいいのかもしれませんね。

そのためだけに遠征してたら古着の意味も無くなってしまうのかもしれないけど。



流行るということは、だんだんと玉石混交になっていくということ。

これからは古着選びもより慎重になった方がいいかもしれませんね。

新品の服よりも品質のチェックなどはとても手間がかかると思うので。

たくさん仕入れられてラッキー、とはならないはずです。

販売側の負担が増えるんじゃないかなあ。


それでも目利きできればいい服をお安く手に入れることができます。

チャンスと言えますね、これは。(笑)

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クリーニングパニック!が起きるんじゃないか?と予想をしてみた。

昨年辺りから新規のお客さんがいらっしゃるんですね。

うちは特に宣伝もしたこともないんですが、わざわざ調べてやってくる人もいたりするんです。


なぜ新規のお客さんが来ているか?



クリーニング屋さんが辞めてるからなんですよ。

この話は前からここで何度も書いてますが、去年から本当にクリーニング屋さんが辞めている。


今までだと、取次店、直営店という、いわゆる受け渡しのみのクリーニング屋さんの閉店とかが主だったんですが、大元の工場だったり、個人店のクリーニング屋さんがどんどん辞めてるわけです。


でね、夕方嫁さんと話してて気付いてしまったんですよ。



来年の3月あたり、軽く騒ぎになるぞ、と。



なぜ来年の3月か?というといわゆる衣替えが徐々に始まる時期なんですね。

早い人だと厚手のコートを脱いでクリーニングを出し始めるんです。


ところが、ですよ。

その時になって、いつも出してたクリーニング屋さんが辞めてる、と気づく人がたくさん出るんじゃないか、と思うんですよね。


日頃から利用してれば事前に気づくだろう、と思いますか?



1月から3月の頭あたりまではクリーニング屋さんの閑散期に当たります。

つまり、そもそもクリーニング屋さんを皆さん利用しないんです。


ね。


ある日突然無くなってた!と気付くってありえるでしょう?



他のクリーニング屋さんに行けばいいじゃん?と思いますよね?



昨年からどんどん辞めていってると書いたでしょ?

ここからさらに辞めていったら探しても見つからない、なんてことが起きる可能性もあるわけです。



特に、クリーニング屋さんを選んで利用していた人には死活問題になります。



クリーニング屋さんがない!と慌てることも増えると思うんですよね。



では、もしそんなことになったらどうしたらいいのか?



まず、その頃はテレビやネット、雑誌で冬物衣類の洗い方、とか特集が増えると思うんですよね。

クリーニング代を節約!とか自分で洗えた!とか魅力的なキャッチコピーと共に。

でも、それに安易に乗っちゃダメ。

洗えると着られるは違うから。

特に今まで選んでクリーニングを利用してきた人は、乗せられて自分で洗ってガッカリしてる人、沢山いますからね。


簡単に話に乗らないようにする、これ大事。



そして、次にやる事はクリーニング屋さんを探す事、です。

どんどん辞めているとはいえ、クリーニング屋さんがゼロになったわけではありません。

辞める人たちにも辞める理由があるように、残って営業をしている人たちにも残れる理由があるわけです。



例えば、辞める人たちは、ご主人が高齢だとか。

お店を借りていたとか。

後継がいないとか。

そんな理由から辞めていくわけですね。


残る人たちはこの逆なんです。


持ち家で、年齢も比較的若くて、後継者がいて。

そういうクリーニング屋さんが絶対残っています。


まずはGoogleマップで探しましょう。

クリーニングと入れて検索、すると周辺の地域のクリーニング屋さんが出てきます。

辞めたところは表示されません。

そこから、同じ名前のお店を除外して、残ったところが個人でやられているお店です。


仮に少し遠い時は、集配サービスがあるか、問い合わせてみましょう。

案外やっているので、遠慮なく聞いてみてください。


個人店のクリーニングを利用してみると、こんなにきれいになるの?こんなに違うの?と感じると思います。

この機会に探してみてもいいかなあ、と思いますよ。



と、あくまでも個人的な予想なんですが、周辺のクリーニング屋さん、特に個人経営のお店が辞めているのをみて、ちょっと心配になっています。

慌てないように、早め早めに、見つけるようにしてくださいね。

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ニオイ対策はこれですね。

今、皆さん臭いについて敏感だと思うんですよ。

洗濯したのに臭い、とか、部屋干し中とか、香害とか。

部屋干し臭と香害なんてひどいですよ。

そもそも部屋干し臭に困ってる人がなんとかしようと香料の強い柔軟剤を使用して匂いをばら撒き、それによって苦しむ人が出てくる、と言う。

対策が他の人の害になっている、と言う話です。



どうすれば匂いがしなくなるのか、いろんな対策をしていますよね。



でも、いまいち効果出ない人もいると思うんですね。

それは原因に対応したやり方をしてないからなんです。


きちんと対応をすると、別に柔軟剤を使わなくても済むんです。

香料を使うのって、嫌な匂いを他の匂いで誤魔化す、マスキングという硬貨を使っています。

匂いに匂いを被せてるわけですよ。

そんな事しなくても臭いはしなくなるんです。


まず、考えることは、どの段階で匂いがするのか?


俗にいう、部屋干し臭。

これは洗ったのに匂いがする、というものですね。

干して取り込んだら匂いがする。

このケースで考えられるのは汚れが落ちてない、残っている、なんですよ。

よく、菌が繁殖してという人がいますがあれは間違いではないけど主な原因かというと少し違う。

だから、菌対策をしても匂いがするんです。


よく聞きません?漂白剤をキャップいっぱい入れたらいいですよ、とか干すときに感覚開けてなるべく早く乾かしましょう、とか。

多少は軽減されますが完全にというわけにはいかないですよね?

それは原因に対応してないからなんですね。


部屋干し臭と言われているものの主な原因は、残った汚れを、菌が食べて排泄するから。

それで匂いが出るんです。

じゃあ金を殺していなくさせればいいじゃないか、とおもうんですが、、この菌は常在菌なのでその辺にいます。

だから殺菌してもまた簡単に戻ってくるんです。

戻ってきたところに餌である汚れがあれば食べる、フンをする。

だから匂うんです。


ここでの解決法保は割と簡単で、洗う時に水を増やすことと、すすぎの回数を3回に増やすこと。

これをやると消えてしまいます。

さらにですね、他の効果も出てくるんですよ。


白くなるんです、服が。


きれいになるんですよね。

はっきりと体感しますよ、これ。

ここで白くなるということは普段は洗えていなかった、汚れが残っていた、という何よりの証明です。



次にあるのが、洗った直後は問題ないのにきているうちに匂いがしてくるケース。

戻り臭とかいう人もいます。

ここで考えられるのもやはり菌なのですが、きちんと汚れを落としているなら臭いはしないはず、と思いません?

でも、着ていれば汗もかくし菌の餌は増えていくわけです。

そこに常在菌がやってくれば、やはり臭いは発生します。

また、アルカリに強い菌もいるので、洗ったからと言って全て洗い流せているわけではないんよね。

洗っても残ってしまう菌もいる。


この場合はどうするか?


着用中に匂いが発生するのなら、菌の発生を抑制してあげればいいんです。

つまり、抗菌剤入りの洗剤を使うんですよ。


殺菌や除菌はその場の菌を取り去ります。

では抗菌は?というと継続的に菌を防ぐんです。


だから抗菌。


菌の餌である汚れは着用していれば付いてしまう、ここは避けられないわけですよね。

それならやれることは菌への対策。

だから抗菌剤配合の洗剤なんです。


抗菌剤を使うと、長い間着用していても匂いがすることはなくなります。

匂いがし出した時は、抗菌剤が切れたんだな、とわかりますから。


匂い、臭い、と一言でみんな括っていますが、原因は状況によって違います。

原因が違えば対策も違う。

合わせた対策をしないと効果は出ないですよ。


別に漂白剤で殺菌することもないし、柔軟剤で匂いをつける必要もない。

マグネシウムを買うこともありません。

一瞬の効果を喜ぶよりもきちんと対応をして継続的な効果が出る方がいいと思いませんか?


洗濯は化学です。

正しいやり方で洗えばキレイになります。


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出張授業で伝えた方がいいと思うこと。

全国各地でクリーニング屋さんが学校に出張授業をする事があります。

内容はだいたい決まっていて。


洗浄の仕組みから洗い方、シミの抜き方、そして実技、こんな感じなんですね。

で、皆さん学生なので普段から洗濯や染み抜きをしていないから、綺麗になるとものすごく喜ぶんですね。

クリーニング屋さんの側も、それを見てまた喜んで。

なかなかいい授業が全国各地で行われています。


クリーニング屋さんの目的は、綺麗になる体験をしてもらう事だと思うんですよね。



ただ洗濯機に任せているだけでは綺麗にならず、皆さんどこか諦めているのではないかと感じる事がよくあります。

そこに、クリーニング屋さんが正しいやり方を教えて実際に綺麗になるところを見せる事でクリーニングの利用の促進を狙っているんじゃないか、と思うんですよね。


しかし、ここでちょっと僕は思うんですね。


それって、クリーニングしても綺麗にならないから、クリーニングを利用しないって事?と。



何かを意図してやると言うことは、そこに反対のものがあるからなんですね。

汚れが落ちる体験をさせたい、と言うことは、普段は汚れを落としている体験がない、と言うこと。

さらにそこにクリーニングの利用の促進を狙っているのだとしたら、クリーニングは汚れが落ちてない、と思われている、と言うことになります。



去年からclubhouseでたくさんの人から話を聞いてきましたが、確かに一部ではクリーニングでいい思いをしなかった、と言うご意見もありましたが、クリーニングを利用しない理由はそこではなかったんですよね。


なんでクリーニングを利用しないか、なんで洗濯をするのか、その理由はクリーニングに向いている服と洗濯に向いている服の違いがわからなかったから。



これなんですよね。

この服はクリーニングの方がいいのか、洗濯の方がいいのか、わからない。

そのうちにCMなどで洗剤や洗濯機で汚れが落ちる、洗えると言われて自宅で洗えるんじゃないかと思い始める。


また、いろんなクリーニング屋さんが洗い方を教えている。

すると家庭でもクリーニングと同じ品質で洗えるような気がしてくる。



これなんですよねえ。


でね。

これがクリーニングの量が減った原因だとしたら、教えるのって服の見分け方なんじゃないか、と思うわけです。


ドライクリーニングの方がいい服。

水洗いの方がいい服。


あるんですよ。

で、僕らクリーニング屋さんも預かった服を見て、どちらで洗った方がいいか?選んでいるんです。



洗濯機でも洗える、ドライクリーニングもできる、お好きな方へ、ではないんですよね。

そもそも向いている洗い方があるんです。


で、向いているのはわかっているけど、どうしても家庭で洗いたい、と言われたら品質は落ちるけどこのやり方ならかろうじて洗えるよ、と言うのがクリーニング屋さんが教えている家庭での洗い方なんですよ。

けっして、おすすめの洗い方ではないんですよね。



で、こう考えるとですよ。

学校への出張授業ももう一つ付け加えてもいいんじゃないかなあ、と思ったりするんですよね。


汚れが落ちる体験。

これも必要。

そこに、適切な洗い方の選び方、つまり服の仕分け方を教えてあげる。

これも必要なんじゃないか、と思います。


今までは、洗い方を選ぶのはお客様、こちらが言うことではない、と思っていましたが、それは間違いなんじゃないかと思うんですね。


クリーニング屋さん並みに服のことを知っていて、洗い方をおおよそ知っていて、と言うなら好きに選んでいただいていいんですが、実際は服の子もあまりわからない、洗濯もよくわからない、と言った状況。

そこに、選んでください!と言うのって乱暴だと思うんですよね。


おすすめはなんですか?と聞かれて答えるのがプロじゃないか、と思うわけです。

すると、服のお手入れの最適解として、クリーニングした方がいいもの、家庭で洗えるもの、ここをきちんと伝えるのは僕らの役目なんだろうな、と思います。


もしクリーニング屋さんがこれを読んでて、学校とかに行って授業をする機会があったら、ぜひ話してもらいたいなあと思います。

効果、かなりあると思いますよ。



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クリーニングを詐欺に使わないで!

配達中に嫌なニュースを見たんですね。



クリーニングの領収書を偽装して詐欺、と。



一体何にクリーニング屋が関与したのか?ドキドキしていたんですが、何しろ配達中。

その話を詳しく調べることができず。帰ってきてから調べたら、ははーんそういうことね、と分かったんです。


要はこんな感じ。



飲食店に入って椅子に座ったらソースで服が汚れてしまった、と。

そして、クリーニング店に行って汚れを落としてもらったのでその費用を弁償しろ、と言うことのようです。

そこにクリーニング屋さんの領収書があったんですね。


なぜ詐欺と発覚したのか、と言うと、クリーニング屋さんから30分で帰ってきたのを不審に思った店員さんがクリーニング店に確認をとったら分かった、と。

領収者を偽造したと言うのでクリーニング屋さんに行ってもいないのかもしれません。



こう言う話、結構多いんですよね。

飲食店で汚された、パーマ屋さんで汚された、そう言う話はよく舞い込んできます。

もちろん、きちんとクリーニングをして、領収書を発行することの方が多いですが、うちも過去に一件、似たような話がありました。


やはり発覚したのは飲食店からのお問い合わせからで、話もほとんど同じ。

その飲食店で服を汚された、クリーニング屋の領収書があるから弁償しろ、と言う話。


領収書は確かにうちの領収書なんです。

でも、うちでそのような仕事はしていません。

ではなぜうちの領収者がそこにあるのか?と言うと、確かに領収書を切っているんですよ、仕事をして。


飲食店での汚れを落としたのではなく、通常のクリーニングをしてその領収書を切っていたんです。

しかも個人ではなく会社の仕事だったので、割と大きな金額で。

その領収書を持っていったらしいんですね。


当然うちは染み抜きなどの仕事はしていないので、きちんと説明をして、その領収者を持っていった方にも連絡をし、そう言う行為はやめていただきたい、と伝えまして無事に解決したらしいです。

僕がクリーニング屋さんに入って5年目くらいのお話。

今から25年ほど前の話ですかね。


昔っからこう言う話はあるんですね。



飲食店だけかと思うとそうでもないんですよ。

僕らクリーニング屋さんにもそう言ったお客さんはやって来ます。


一度あったのは、クリーニングから持ち帰って数日後に、ズボンを出して吐いたら太もものところに大きなシミがある、と。

洗い直せ!と来たお客さんがいました。


僕らね、プロなので見れば新しい汚れが古い汚れか、わかるんです。

しかも太もものところに大きな油染みが。


もしそんな所にシミが残っていたら洗い直すし、それでも落ちなかったら一言言いますす。

その状態で残っているなんて有り得ません。


一体どんな仕事をしているんだ?くらいの勢いで言われたので、そこにシミがあったら洗い直す、それでを落ちなかったらお客さんに必ず言う、なので有り得ません!と堂々と言ったんですよね。


するとそのお客さん、もしかしたら履いて椅子に座った時にテーブルの下かなんかで擦ったのかもしれない、と。


その話が嘘かどうか、僕らを騙そうとしたのか勘違いしていただけなのか、真相はわからないです。

でも一つだけ言えるのは、勘違いにしろ、騙そうとしたにしろ、クリーニングはずさんな仕事をしている、と思われているってことなんですよね。


僕らの仕事を認めてくれているお客さんはこんな話はしないんですよ。

自分の勘違いかもしれないけど、と問い合わせてくれます。


いろんなお客さんがいますからね、仕方ないんですがクリーニング屋を出しに使って詐欺はいけません。


詐欺に使われるようなクリーニング屋のイメージもいけないんだなあ。

ここは直さないと。


クリーニング屋さんがそんなことするわけない、と言ってもらえるようにならなきゃいけませんね。

詐欺には加担しないぞ!

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放火なんてしちゃダメっ!

クリーニング屋さんに放火ですって。

ニュースが入ってきましてね、閉店後のクリーニング屋さんに火を放った奴がいる、と。


放火なんて言ったら僕ら真っ青になります。

なので、まずどんなお店に放火されたのか調べたんですね。

したら、どうやら受け渡しだけをやっている店舗のようで。

ほっとしたとは言ってはいけないんですが、ドライクリーニングの機械とかが入ってなくてよかったな、と思いました。



クリーニング屋さん、燃えるものたくさんありますからね。

服も燃えるし、クリーニングの溶剤の中には因果性のものもあります。

また、薬品も多く使っているし、衣類から埃も沢山出ます。

ホコリって火がつきやすいんですよ。


だから火には細心の注意を払うし、機械には静電気を逃す装置が必ずつけられているし、安全面への配慮はものすごくきちんとしてるんです。


しかし、放火となると、いくらこちらが気をつけても防げない。

本当にあり得ない行為なんですよね。



前にね、こんな話があって。


友達のクリーニング屋さんの店の前で、明らかにおかしな人がやってきて、ニヤニヤしながらタバコを吸ってたんだそうです。

そして、おもむろにそのタバコを、なんとクリーニング屋さんに向けて投げたんだそうで。


もちろん火はつきませんでしたが、その友達は烈火の如く怒りましてね。

冗談でも済まされない!とこっぴどくしかったという話を聞いたことがあります。



多分ね、うちも同じことされたらものすごく怒ると思います。

とっ捕まえて警察に連絡するかもしれません。


それほど僕らにとって火は危険なもの、という認識なんですよ。



いや、たとえニュースといえど聞いてて嫌。

本当に放火なんてやめて。



今年は三の酉までありましたからね。

三の酉のある年は火事が多いと昔から言われています。

みなさん、気をつけましょうね。

うちももう一度気持ちを引き締めて用心します。

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町田薬師池公園 四季彩の杜西園

午前中、買い出しに町田まで出掛けていました。

色々なところに買い出しに行くんですが、きょうは町田方面じゃないとダメだったんですね。

その理由はまたどこかで。



町田で買い物を済ませ、帰りに寄りたかった場所に寄ってきました。



町田薬師池公園 四季彩の杜西園



と言うところ。

工事してた頃から気になってたんですよ。

何ができるんだろう?と。

そして、出来てからは車がものすごく並んでいたりして、人気なんだな、と思っていたので機会ができたら寄りたいと思ってたんですね。



入ると直売所がありまして。

町田で生産されているものが売っていました。

農作物はもちろんのこと、お酒、チーズケーキ、プリンなど。

有名な成瀬ギョーザもありましたね。



直売所の横には図書室を兼ねた休憩所が。

裏手にはレストランもあります。

もちろんテイクアウトも可能。

なんか美味しそうなソフトクリームを売ってましたよ。

今回は諦めましたけど。(笑)


そして、さらにその裏には大きな広場が。

芝生の広場があるんですね。

暖かい日ならレストランでテイクアウトして芝生でランチとか行けるんじゃないかな。


駐車場も2時間まで無料なのでちょうどよく遊べます。

 


直売所寄って少し買い物して、施設をぐるっと見て回って終了。

また今度ゆっくり寄りましょう。



府中から町田に向かうと町田リス園の先にあります。

あの辺は四季を通して楽しめるからいいですよね。

春にまた来たいなあ。



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洗濯かクリーニングか、迷ったら。

クリーニングに出すべきか、自宅で洗うべきか、判断がわからない。


と言うお話に答えているブログがありました。

洗剤を作っているところのようで、ニオイ対策の話のほかに上記のような質問に答えていたんですね。


そこでは、こう書かれていました。



見た目や素材からでは判断できないことも多いので、洗濯絵表示を確認してください、と。


消費者が判断をするのならあながち間違いではないと思うんですよね。

でも、洗濯絵表示、きちんとテストしてつけられていませんからね。

信じていいのか、と言うとそこも微妙なところ。


完全な表示間違いならクレーム入れて交換なら返金なりしてもらえばいいのですが、困るのは本来洗えるのに洗えないと表記されていた場合。

これね、微妙に困るんです。


ドライクリーニングできる、ドライクリーニング出来ない、水洗いできる、水洗いできない、この表示の意味をちゃんとわかってる人は少ないと思うんですよね。


みなさん、多くの方がこう思っているはずです。


家で洗えるか、クリーニングに出さなきゃいけないか。

大体この2択だと思っていると思います。



違うんですよ。

この表示は、できるかできないか、を表しているので、クリーニングに出しなさいと言っているわけでもなく、家で洗いなさい、と言っているわけでもないんです。


ドライクリーニングと家庭で洗濯、の2択にするとわかりづらいのて表現を変えましょうか。


油を落としやすいドライクリーニングか、水に溶ける汚れの落としやすい洗濯か、と言う話なんですよね。


前にもここで書きましたが、服は水洗いもできなきゃ困るし、ドライクリーニングもできなきゃこまるわけです。

なぜなら、服に着く汚れは多岐にわたるので、水と油両方の汚れがつきます。

片方しか落とせないなら困るでしょう?

だから、両方洗える服が1番いいんですね。


でね、話を元に戻しますが、洗濯絵表示が少し過剰に表記されていると、本来洗えるのに洗えないと表示されていることもあるんですね。

すると、水洗いしていれば落とせた汚れが落ちなくなったり、ドライクリーニングをしたら落ちる汚れだったのに残ってしまう、そんなことが起きたりするわけですよ。



みなさん、体験されていると思いますが、洗えないと書いてあったけど思い切って洗濯機で洗ったら洗えた!



こんな体験、してる人は多いんじゃないですかね?

洗えるなら洗えるマークをつけなきゃいけないんですが、テストをしないでつけちゃうとこんなことになるわけですよ。


で、洗えた成功体験から、次も洗濯表示を無視して洗うと失敗したり。


これもみなさん体験されていると思います。



洗濯絵表示を頼りにするのは現状、それだけだとダメなんですよねえ。

やはり、素材や色、汚れの具合を考えて判断しないといけないと思います。


後もう一つ。

とても大事なことが。


それはその服をどう着たいのか?をちゃんと考えること。

洗う方法の違いは、洗い上がりに直結します。

クリーニングだから、洗濯だから、ではなく洗い方で変わるんですよ。

これ、みなさんには1番関わっていると思うんですよね。


その服を洗う前と同じように着たいのか、少しへたっても構わないのか、そこはよく考えた方がいいと思います。


洗ったら変化するのは当たり前、と思っている人もいますが、かなり違いますからね。

全く変化しないなんてことはないですが、全然違いますよ、それこそ部屋着になるか一軍になるか位、差はありますからね。


これを、いい服ならクリーニングへ、と今まで言ってきてたんだと思うんですが、今そんな時代でもないでしょう?

普段着ている服だってオシャレになってきてて、普通に来ている服でさえ、状態良く着たい人が増えていると思うんですよね。


もしそう思っているならクリーニングの方がいい。


反対に、あまり服に頓着なく、状態もあまり気にしない、のであれば洗濯でもいいと思います。


ユニクロだから、とか本来は関係ないんですよね。

みなさんが1番よく知っているじゃないですか。

ユニクロだってオシャレに着られる、と。

服は扱い方でどんな風にもなるってことですね。


もし、どうしてもわからないときはクリーニング屋さんに相談に行きましょう。

プロに相談するのが確実です。

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なぜクリーニングを選んで、と言わないのか?

とある所からこんなのがありますよ、と教えてもらいました。


それは、防汚加工されたネクタイのお話。



防汚、汚れを防ぐ加工がされているんです、生地に。

正確に言うと、撥水撥油加工と言いまして、水も弾く、油も弾く、だから汚れにくくなる、という加工。


これね、ネクタイとか靴とかに有効なんですよね。

汚れやすい位置にあるものなので、してあると確かに便利。

でも、いいことばかりではなく、デメリットもあるわけです。



ネクタイの縫製屋さんの三代目さんがやっていて、最近Twitterで頑張っている所の商品。



なぜ、防汚加工のネクタイを作ったのか?聴いた人がいるんですよね。

その理由を聞いて僕はとても残念な気持ちになったんですよ。


その理由はこちら。



ネクタイをクリーニングに出したら型崩れしやすい、と。

だから、クリーニングをしなくて済むように工夫をした、というんですよね。



これ聞いた時に、わかってねえなあって思ったんですよ。

方向性が違う、と。

とても熱心な方なのになぜこの方向で考えたんだろう、と思うと悲しくなりましたねえ。


こんな話をしているってことは、防汚加工のデメリットも知らないんじゃないかなあと思います。

すると、トラブルになったりすると思うんですよねえ。

何より、本当にお客さんのことを考えていたら、こんな話をするわけないよなあ、と思うわけです。



まず、僕が1番に不満を感じたのは、クリーニングをしなくて済むように、という考えで防汚加工をした事。


クリーニングをしなくて済むように、それは不可能です。

なぜなら絶対汚れるから。

防汚加工をしていたとしても、汚れるんですよ。

なぜか?というと、染み込むんです、汚れが。

撥水撥油加工というのは、水や油を弾く加工です。 しかし、弾いているのはほんの30秒ほどでそのうちスーッと染み込んでしまいます。


防汚加工は汚れを一旦弾きますが弾いている間に払わないといけない。

これが防汚加工のデメリットなんですよね。

さらに、加工の内側に染み込むわけですから、いざ汚れを落とそうとするとその加工剤をすり抜けないといけない、染み抜きが難しくなる、と言うわけです。


百歩譲って汚れが浸透しないとします。

それでも汚れは付いていますから、ネクタイの表面には付きますよね?

ね、汚れないことはないんですよ、結局洗わないといけないのは変わらないんです。


なるべくクリーニングをしなくてもいいように、こんな考えをしていたら、上記のデメリットも伝えず、ネクタイに汚れがついたら払ってくださいね、と言う大事な話も伝えないかもしれません。

防汚加工をするならここは大事な所です。


もう一つ、大きな不満があります。


それは、なぜクリーニング屋を選んでください、と言わないのか。


ネクタイをクリーニングしたら型が崩れる?それはどこのクリーニングを利用しての話でしょう?

どこに出してもそんなふうになると言うのなら仕方ないですが、クリーニング屋さんも技術の高いお店もあればパートさんたちにやらせているお店もあります。


自分たちが丁寧に作ったネクタイですよ、それをいい状態で長く利用してもらいたいんだと思うんですよね。

だとしたら、お客さんにもきちんとメンテナンスをしてください、と言うのは悪いことではないと思うんですよね。


そもそも、ネクタイは洗うように作ってないでしょう?

洗浄テストをしてますか?

生地ではなく、製品での洗浄テストです。

縫製含め洗うことに対応している縫製ではないと思うんですよね。


僕らの立場になってみてください。

洗うように作られてないものをきちんと洗うって凄くないですか?

きれいにしてくれて、型崩れを起こさないクリーニング屋さん、あるんですよ、絶対皆さんの近くに。

そこを探して出してください、と言うのは無理難題ですかね?


大事なネクタイだもの、お手入れもちゃんとしてください、と堂々と言いましょうよ。


アパレルさんは度々こうした間違いをします。

クリーニングすると傷むのでなるべく洗うな、とか。


確かにクリーニング屋さんも色々あるので全部がちゃんとしたクリーニングをするとは限らないのは認めます。

でもそれはアパレルだって同じでしょう?

いい服を作るメーカーもあればひどいメーカーもあるじゃないですか?


だからこそ、お店を選ぼう、服を選ぼう、と話すわけです。

それはクリーニングも同じ。

クリーニングも選ばなきゃダメなんですよ。



だから。

今回の話は、クリーニングする回数をなるべく減らすためにするのではなく、ネクタイをしている時にいい状態で着てもらうために防汚加工をして、クリーニングはいいクリーニング屋さんを選んでくださいね、と言うのが正解。


汚れない服なんてないんですよ。

人が着れば必ず汚れる。

汚れたら洗わなきゃまた着れないんです。


そんな洗わなくてもいい加工や洗わなくていい服はありません。

ここ、間違えちゃダメだよ。


服を着ると言うことをもっと真剣に考えた方がいい。

デザインや縫製だけではなく、それを付けて、洗ってまた着る、ここまで考えないとダメ。

アパレルも変わって欲しいですね。

そんな都合のいいものはないぞ、って気づいて欲しいです。



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クリーニングは仕方なく使うものではないぞ?

なんでクリーニングを利用するのか?


この話をクリーニング屋さんの中でしているとおかしな話をし出すんですよね。



自宅で洗えないものをクリーニングへ、とか。

自分で洗うのが不安なときはクリーニングへ、とか。


クリーニングに出す前提が全部ネガティブなんですよ。

自分で洗えない、失敗するか不安なときはクリーニングへ、と。



もうね、昭和から平成の間、ずっとクリーニング屋さんたちはこう消費者に伝えてきたわけです。



でも、自分のお店を利用してくれている人たちは自分で洗えないから頼む人もいますが、多くはクリーニングに出した方が綺麗になる、状態良く着られると思っているから利用しているんですよね。


日々、クリーニング屋さんはそういうお客さんの品物をお預かりしているので本来は知っているはずなんですよ。



みんなクリーニングの方がいいと思って利用しているって。



なのに、クリーニングを利用してない人に声をかけるときはネガティブな話ばかりになる。



もうね、この話をクリーニング屋さんから聞くのにうんざりしているんですよね。

なんでそんなネガティブな話をしてクリーニングに振り向いてもらおうとするのか。

意味がわからない。


素直に言えばいいんですよね。



それ、クリーニングの方がいいですよ、と。



クリーニング屋さんは消費者に向かってこう言うんです。



失敗しますよ。

縮みますよ。

風合い変わりますよ、と。



そうして負の情報で消費者のほっぺたをぶん殴ってきたんですよね。

みんな、失敗するからクリーニングに出しなよ?って。


これね、僕がクリーニング屋さんになった頃から、多分その前から言ってたと思うんですよね。

30年以上、クリーニング屋さんは消費者に向かってこんな話をしてきたわけですよ。


で、それでクリーニングに服が出たのか?と言うとそんなことはなく。

具体的にどんなふうになるのか?も説明のない脅しなんてみんな信用しませんからね。


洗ってみたら洗えた、が積み重なり、その内洗濯後の品質もどんどん低下してきて、このくらいなら着られる、のハードルが下がって行った結果、自宅で洗える、と思い込んでしまってる衣類が増えてしまったんですよね。


実際、外を歩いていると多くの人がひどい状態の服を着ています。



僕ら、見ればわかるんですよ。

ああ、これ水で洗ったから風合いがおかしくなったな、とか縮みが入っているな、とか。

明らかな洗濯事故を起こしている服をそのまま着ている人が結構いる。


クリーニング屋さんはこれが言いたくて、不安ならとか洗えないものはクリーニングへ、と言ってきたわけですね。

だけど、これが間違いだったのは、消費者はおかしいと言うことがわからなかった。

どんな状態がおかしいのか?わからない人たちに曖昧な脅しをかけ続けてきたから信用まで無くしたわけですよね。



もう令和じゃないですか。



いい加減、消費者をネガティブな言葉で脅してクリーニングに出すように仕向けるってやめた方がいいと思うんですよね。



素直に言いましょうよ。



クリーニングの方がいいですよ、って。



きれいになりますよ!って。



クリーニング屋さんは知ってるじゃないですか、水で洗うことの大変さを。

水で洗うと生地は変化を起こす、それを元の状態に戻すのがどれだけ大変なことか、それを1番知っているのはクリーニング屋さんじゃないですか。


明らかにドライクリーニングで洗った方が状態良く着られる服が沢山あって、なぜそこに向かって、クリーニングの方が絶対いいですよ!と言わないの?


みんなが服の変化について知っていると思うのは大間違いです。

誰もが洗濯後の服の状態を判断できてると思ったら大間違いです。


クリーニング屋さん、はっきり言う自信がないんでしょう?

認めましょう、自信ないって。

それは、技術がないのではなく、自分たちがやっていることは消費者も同じようにできると思っているからじゃないんですか?

消費者がどんな洗濯をしているか?みんな知らないでしょう?


すすぎ、今三回してない人がかなりいるんですよ。

標準二回、下手すりゃ一回しかすすぎをしてない人がいるんです。


洗いの時に水が少なくて洗い上がった時に濡れない服があったりするの、ご存知ですか?


何でもかんでもネットに入れて洗って。

自分がこれはおしゃれ着だ、と思ったものは手洗いをするけど、どんなにいい服でも普段着だと思えば平気で洗濯機で洗ってしまう。


洗えてるよ、きれいになってるよ、と消費者はいうけど、本当に洗えているか?きれいになっているか?歩いている人たちの服装を見たら僕らならわかるでしょ?


その現実を見たら、堂々と言えると思うんですよ。



それ、クリーニングの方がいいですよ、と。



確かに洗濯機でも洗えないことはない、でもその服はクリーニングの方がいい、と言いましょうよ。


クリーニングをなぜ利用しないのか?と言うとすぐお金がないからファストファッションが流行っているからとか、もっともそうな話をしますが、違いますよ。


すでにクリーニングをする、と言う選択肢が消費者の中になくなっているんです。


それは、なぜクリーニングをしなきゃいけないのか、この服はクリーニングがいいのか?分からないんです。

そこに、洗剤のCM、洗濯機のCMでなんでも洗えるような気持ちになり、周りの人も自分で洗ってる、きれいになるよ、と言うからなんとなく自分も洗ってる。



そんな人がたくさん増えたからクリーニングの利用が減っているんです。



もうね、令和だから。


多くのクリーニング屋さんが思うような消費者はいませんよ。



ね。



ネガティブな情報で消費者をぶん殴ってこちらに向かせるのではなく。



これはクリーニングの方がいい!と選ばれるような情報を知ってもらって利用してもらいましょうよ。


クリーニングは消去法で利用されるものではないはず。

積極的に利用してもらえるようになりたいですね、僕は。

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餅は餅屋、ですよ。

クリーニングに屋さんのニュースの中で火事のニュースって意外とあるんです。

火事はとても気を付けていて、あまり聞きたくないニュースの一つでもあります。


先日少し驚いたニュースを見たんですよね。


伊勢原の元クリーニング店で火事、と。



元という字を見逃したんです。

伊勢原では今年数回クリーニング屋さんを借りて洗濯講座をしていました。

伊勢原、クリーニング屋、火事、まさか?と一瞬思ったわけです。

慌てて確認したらやめたクリーニング屋さんの解体工事での火事、との事。

怪我人も出ているので微妙な気持ちになりましたけどね。



ここでは何度もクリーニング屋さんがどんどんやめている、とお伝えしています。

それも個人店が辞めているわけですね。

以前ならクリーニング屋さんが辞めるとクリーニング関係の機械屋さんとかが閉店後の整理をしていたんですよ。

機械の回収もありますしね。

それが辞める数が増えてきて、クリーニング関係以外の人たちが最後の整理をするようになったりしているんです。


不思議なことにクリーニング関係でない人たちがやると、ヤフオクにクリーニングの機械とかがなんのメンテナンスもしてない状態で出品されていたりします。

売れるものはなんでも売りたいんだろうなあ、少しでもお金したいんだろうなあ、と見ていますが、クリーニングの機械屋さんがやるならメンテナンスをしてから出すので、なんのメンテナンスもしていないと当たり外れがあるから怖いんですよね。



今回の火事、もしかしたらクリーニング関係ではないところがやったのかなあ、と思ったりしています。

餅は餅屋で、クリーニング屋ならではの気をつけるポイントもあるんですよね。

いくら仕事を辞めたとしても、そこにはいろいろ危ないものも残っているわけで、そこに注意を払うのは僕らからしたら当たり前なわけで。


知らなくて普通に解体しててやったのかなあ、なんて想像をしています。


今回のニュースが解体業の人たちに注意喚起として広まってくれてたらいいなあ。

元クリーニング屋を解体する時はここに気を付けてな、とか。

そうしたら同じ事故は起きないからな。


大事なのは失敗を繰り返さないことですからね。

そうして進歩していくんですから。

本当はこれ以上クリーニング屋さんが辞めないで欲しいんだけどなあ。

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また府中市内で辞めるクリーニング屋さんが。

クリーニング屋さんの閉店の話が止まらないんですよ。

そもそもがコロナ前から年々売り上げが減っていたんですが、コロナ禍により更にそれが加速。

全国的にではあるんですが特に東京はコロナの影響が大きく、閉店が止まらないんですね。


また一件、府中市内で辞めるという話が。



お客さんが来て、そこの奥さんがパートで勤めているクリーニング屋さんが辞める、と。

仕事をまた探さなくちゃいけない、そんな話をしていました。



府中市内で割と大きくやってたんですけどね、これだけ厳しくなると規模が大きいというのは足枷にしかなりません。

家賃もあるし、人件費もあるし、機械のリース代もあるし。

大きくやるところは機械をリースで借りるんですよね。

だから、仕事があろうがなかろうが、毎月決まった金額を支払わなければならない。


みなさん、おかしいと思ったことありませんか?

普通は、1番売れる時期にセールとかするのに、なぜクリーニングって年がら年中セールをしているのか?って。


ここでは何度か書いたことありますけど、クリーニングって季節商売なので年間通して仕事はないんですよね。

1番出るのは春の衣替えで次が秋の衣替えで。

それ以外は全く仕事のない月もあったりします。


でも、全く出ない月にもセールをしてるわけですね。


出ないからセールするんじゃないの?と思う人、甘いです。

出ない時期にセールをしても出ないものは出ない。

じゃあなんでするのか?というと、そうまでしてでも現金が欲しいから。

赤字でもリース代は最低限稼がないといけないからセールをするってわけなんですね。


ねえ、ここにコロナ禍ですよ。


年々下がってきたクリーニング業界全体の売り上げ、そこにコロナ禍でリモートが増えクリーニングするものが激減。


辞めるってお金の問題だけではないんですが、経営者の心を折るには十分な理由が揃ってしまっているんですよねえ。


後どれだけのクリーニング屋さんが辞めるんだろうか。



そしてね。

一つ大事なことを書き残しておきますが。


クリーニング屋さんがやめたらもう新しいクリーニング屋さんは出来ないですよ。



チェーン店、取次店は出来ます。

でも、個人店、丁寧な仕事をしてくれるようなクリーニング屋さんは新規に出来ない。



なぜなら、新規出店ができないような法制度だから。



本当に大事な服を洗えなくなる未来がもうそこまで来てるんです。

マジで洒落にならない。

本当にそろそろ閉店は止まってくれ。

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うちの店のなりたちは。

日曜に親戚のうちに行って、昔の話を聞いてきて、ふと思い出したんですね。



うちの店が今みたいになった理由を。



うちは50年ほど営業をしています。

初期の頃はその辺にある普通のクリーニング屋だったそうです。

それがなぜ、こだわったり徹底的に綺麗にしようとしたり、色合いを考えたクリーニングをしようとしたりしたのか。


これって普通のようで普通じゃないんですよね、

普通のクリーニングって汚れを落とすことがメインになるんです。

風合いを維持しようとか色合いをよくとか、そちらも考えはするんですがメインは汚れ落ちになりがちなんですね。


で、今のクリーニングになったきっかけ、それは兄の死だったんですね。


小学一年になってすぐに亡くなっているんですが、その当時の白血病はとても大変で。

国からの支援もないし治療法も確立しているわけではないし、不治の病だったわけです。


で、治療費、入院費は全て自腹なので一生懸命働いたと聞いています。

嘘が本当か、ビル一棟買えるくらい治療や入院費に注ぎ込んだとか。


それでも兄は亡くなってしまったわけですね。


そこからの話は母からや当時からのお客さんに聞いてたんです。

急に配達に来なくなって次に父が現れた時にはげっそりと痩せ細っていた、とか。

母もお客さんも同じ話をしてたんですよね。



これだけ頑張って稼いでも子どもの命一つ助けられないなんて。

これからは自分のしたいような仕事をしたい、と。


それが今のうちのクリーニングの基礎、綺麗にする、色合いも良く、風合いも良く、とこれらを目指すクリーニングになっていったわけです。


お客さんにもそういう風に伝えたらしいです。

一生懸命クリーニングをするので値段も上がってしまう事も話したとか。


お客さんの了解を得て、そこからクリーニングの研究に没頭したとも聞いています。


小さい頃、散々聞いてきた話なんですがすっかり忘れていて。

日曜に話を聞いて、色んなことが思い出されてきたんでしょうね。

うちの店の成り立ちまで思い出すとは。


初心にかえれ、ということなんですかね。

心入れ替えろとかかな?

何にせよ頑張れって兄に言われてるのかもしれないな。

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僕の知らないあの頃の話。

今日は流山に行ってきたんです。

親戚が居ましてね、おい、最近来ないぞ?とお叱りをいただいて、へへ!参上しまっせ!と朝イチで流山に。



何しろ朝早いご家族なので、朝7時に到着。

朝ごはん食べてないだろ?と言われて朝ごはんをいただき、しばしお話の後、買い物に行くんだろ?と見透かされたので一緒にいきましょうか?と買い物にお連れした次第。


帰ってきてからまた少し話をしてたんですよね。



親戚ですからいろいろ昔の話を知っています。

話は僕の兄の話に。


以前ここでも書いたことあるんですが、兄は幼い頃に白血病で亡くなりました。

小学生にはなれましたが、3日しか通えなかったと聞いています。


その当時の話はうちの母から沢山話を聞いてるんです。 

それこそ僕が子供の頃から。

白血病がまだそこまで認知されず、国の援助もなかった時代の話。


うちの母が見た兄の話ですが、今日聞けたのはお見舞いに来たおばさんが見たお話でした。


一畳くらいのベットの上に周りは仕切られてて外とはシャットアウトされた状態。

そこに兄がいて、ベットの上にはおもちゃが沢山置いてあったといいます。

見ているだけで辛かった、と。

そんな中、兄が一緒にお見舞いに来てたおばあさんを手招きをしてこっそりとこう言ったんだそうです。



おばあさん、お願いだからここからこっそりと僕を連れ出して。



外に行きたかったんでしょうね。

もちろん、ダメだよ、と断られたらしいです。

でも、小さい子が一生懸命お願いするその姿はとても辛かった、とおばさんは話してました。



その後、うちの兄の容体が悪くなります。

原因があったようで、消毒をしてない人に触れちゃダメだ、と言われてたのに、何も知らない看護婦さんが触ったらしいんですよね。

で、その時に兄は、やめて!やめて!と言ったのに無視して触られた、と。


泣きながら、僕はやめてと言ったのに、と母に話したと母からは聞いていました。


今日、同じ話をおばさんから聞いたんですよね。



お兄ちゃんね、ずっと言ってたんだよ、ぼくは触らないで!ってやめて!って言ったのに、って。

そして、次に会った時には顔が腫れてまるで違う人のようだった、と。



同じ話を今回違う人から聞いたんですけどね、結構個人的には来たなあ、と思ったんですよね。

兄も言われた通り触らせないで頑張って生きてきたのに、触られてしまって、それがいかに重大なことか、分かってたんだろうな、と。

母の話では、同じ病棟に入院している子が次々に亡くなって行くのを見ていたそうですから、それがどう言うことにつながるのか?子どもながらに理解してたんだろうと思います。


母も子どもがこんなに辛い思いをしているのに何もできなくて辛かっただろうなあと思いました。

泣きながら訴える子に何もできませんからね。

せめて言えるのは大丈夫と言う励ましくらいで。


こう言った事が起きて、いろいろな対策が出来ていくのは理解しますが、犠牲の上で出来上がったルールとか思うと、やはりあんまりいい気はしません。


あの当時の医療では限界だったのかもしれないし、あの当時の知識では看護婦さんも仕方なかったのかもしれない。

でもどこかで思うんですよねえ。

今なら助かったのかなあ、とか。



コロナ禍になってから3年ですか。

コロナは風邪だとか言う人も出てきて、政府も対応を考え始めているような節も見えます。

仮に大半の人には重症にならない感染症だとしても、人によっては命に関わる事があるって少しでいいので考える余裕を持ってもらいたいなあと思います。


目に見えないほどのものでも、それが生死に関わる人もいますからね。



こうやって昔の話を聞くのもあと何年かなあ。

みんなが元気なうちに昔の話を沢山聞いておかなきゃって思いました。

お墓参り、行ってこようと思います。


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灯油のストーブ? 

たまにクリーニング屋さんがニュースに出る事があるんですが、結構車が突っ込んだ、みたいなニュースを何年かに一度くらい見るんですよね。


そんないい場所に出店できるような業種ではないはずなんですけどね、取次店など工場併設でないお店だと案外立地のいい場所に出ていたりしますから。



先日も北海道の方で車が突っ込んだと言うニュースが。

そこでね、とある事が気になったんですよね。



暖房用の灯油ストーブが倒れて火が出た、と。



幸い、大事には至らなかったようなのでそこは安心したんですが、灯油ストーブか、と。

北海道だから灯油ストーブ使わないとダメなのかな、とも思ったんですが、普通クリーニング屋では使わないんですよ。


理由はいくつかあって。



一つはやはり危ない事。

クリーニング屋で火は御法度なのでそもそも使いたくない。

倒れるとか万が一がありますからね。


そしてもう一つ、割と重要なのが、灯油ストーブは少なからず煤が出る事。

煤が出るので服が汚れちゃうんですね。

灯油ストーブを使っていると部屋の壁とか黒くなったりしませんか?

煤が必ず出るわけではないのですが、条件が揃うと出るんですよね。

だから、あまり使いたくない暖房なわけですよ。


うちでもお店に置いてある暖房器具は全部電気のもの。

言っても関東、寒いけど北海道に比べたらそこまでではないわけで。

電気の暖房器具で十分暖まるんですよね。


でもこれが寒い地方だったら。


電気程度じゃ暖かくならないんだろうなあ。

昔北海道にはこたつは無い、と聞いて驚いて。

でも話を聞いたら納得で寒すぎですこたつで暖める程度ではだめだから、ストーブで部屋全体を暖めるんだ、と。

そうなると暖房に対する知識も僕らよりも多いだろうから煤の被害も出ないのかもしれませんね。


必ずなるものではないですが、服が汚れる原因はいろんなところにあるんだよ、と言うお話です。

空気も汚れますからね、気をつけましょう。

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スペインに勝ったぞ!

やったー!!!!!

サッカー、スペインに勝ちましたね!


少し遅れましたが、起きてAbemaで見ていました。



勝てないんじゃないか?と言う思いの中、少しの希望でもしかしたら勝てるんじゃないか?と思ってて。


で、見事勝ったわけです。



試合中、グループの順位がコロコロ変わるんですよね。

裏で行われているドイツとコスタリカの試合の状況で順位が変わる。

勝たなきゃ決勝に行けなくなったり、引き分けでもいけるようになったり。

最後は絶対勝たなきゃ行けなくなってドキドキしましたけど。



いや、勝ってよかった。



面白いのはね。

勝った直後にTwitterを見てたんですよね。

するとたくさんの人が、おめでとう!と叫んでいる。

嬉しいと喜んでいる。


みんな同じものを見て同じように喜んでるんです。



ほんの数時間前まで揉めてた人たちが、ですよ。

ワクチン反対派、ワクチン推奨派、この方々が日々主張をしながら争っているんですよね。

でも、その人たちも同じものを見て同じように歓喜し、そしておめでとう!と代表に言うことができる。



みんな、本当はいい人たちなんだよなあ、なんて思ったりしました。



今日は寝不足確定だけど、仕事頑張れるな。(笑)

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大掃除をしなくなる人が増えると?

去年でしたか、とあるアンケートで年末の大掃除をやるか?に約半分の人がやらない、と答えていました。

今年も同じアンケートが取られててやはり似たような結果に。


年末の大掃除の風物詩も無くなりつつあることがわかってきましたね。


こまめに掃除しているから大掃除などいらない、という人もいます。

また、年末年始を特別だと思ってない、という人もいます。

ただの長期休暇なので必要な時にやればいい、と。



で、うちらクリーニング屋の感覚だと良くわかるんですよね。

というのも、もう何年も前から衣替えの意識が変化していっているなあと感じていましたから。


かれこれ20年ほど前から変わってきていました。



20年ほど前の最初の変化は、しまうから洗うから着るから洗うに変化し出した事。



それまでは3月から6月の間に冬物を洗ってしまうのが衣替えだったんですね。

まあ、クリーニング屋だから洗ってしまうと表現していますが、要は今まで着ていたものをお手入れしてしまい、これから着るものを出すのが衣替えだったわけです。


これがこれから着るから洗う、に変化したんですよ。

つまり、冬物を洗うタイミングが冬に入る直前か冬に入ってから洗う人が出てきたんです。


僕らクリーニング屋なんで敏感に感じるわけですよ。

あれ?春の衣替え、なんか少なくなってない?と感じ初めて、冬に入る頃になんで今頃コートとかクリーニングに出てくるの???と不思議に思い始めたのが20年ほど前。



ここからさらに変化し始めているんですね。



ちなみに春の衣替えも実はクリーニングに出る順番があるんですね。

最初はコートなどの防寒着、その後にセーターなどのニット類、そしてスーツがクリーニングに出て、最後は布団や毛布で衣替えは終わるんです。


これが変化し始めます。


まず順番がほぼなくなるんですね。

全部まとめて出るようになるんですよ。

順番ではなくなっちゃう。

そして、その内、3月や4月にあまり出なくなる。

あれ?今年の繁忙期はいつ?と思っていると、ゴールデンウィークあたりにドバッと出始めてみたり。

そして、その内、ゴールデンウィークの後に出始めるようなってみたり。

もちろんその間、冬の直前に洗う人もどんどん増えていってるんですよ。


で、気になったから色んな人にお話を聞いてみたらわかったことがあったんですよね。


忙しいのでまとまった時間が取れる時に衣替えをしている、と。



共働きも増え、残業も当たり前になり、誰しもが忙しくなって行ったんですよ。

そこに衣替えの服の入れ替えや仕舞い洗いなどはなかなか出来ない。

やるなら時間が取れる時にやるしかない、というわけです。



だからゴールデンウィークだったり、会社の仕事がひと段落して有給取れる五月後半から六月あたりに休みを取って衣替えをしたり、となっていったわけですね。


生活の変化だからそうなるのはある意味当たり前ではあるんですけどね。

文化がなくなるとは言いませんが、同時に日本の環境に合わせて慣習としてあった衣替えがなくなるのはいいのかな、と思ったりもします。


大掃除なんかも同じで。

自分の意思で、自分のタイミングでって良さそうで案外良くないんですよ。

だって自分で全部決めるんですよ。

思い立たなきゃやらなくなるし、洗い忘れ掃除し忘れ、どんどん増えていっています。


この時期はこれをやるもの!と決められてるってやるのは確かにめんどくさいし、意味不明なルールに見えるんだけど、決められてるからやるっていうのは、掃除をしたり衣替えをしたりする動機を作っていると考えると、めんどくさいけど必要だったんじゃないか、とも思うわけです。


クリーニングは服が最後に来るところです。

うちらが洗ってきれいにして再生させることでまた皆さんの元に戻り、心地よく服を着る。


その1番最後に来る僕らが、汚れがひどくなっているな、とか、傷んでいるな、とか思うことが増えているのが今の状況はあまり良くないという事を表していると思います。


大掃除や衣替えがどんどんやらなくなると、世の中荒んでいくだろうなあ。

これは当たり前ではないよ、と誰か言わないと止まらないですよ。

せめてね、今風にアレンジした大掃除や衣替えを提唱して変えていかなきゃ、と思います。


今年はですね、お店の前のガラスをきれいにすべく、秘密兵器を用意しました。

実はそれを使うのが楽しみで楽しみで。(笑)

きれいになるかなあ。

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