クリーニングを詐欺に使わないで!
配達中に嫌なニュースを見たんですね。
クリーニングの領収書を偽装して詐欺、と。
一体何にクリーニング屋が関与したのか?ドキドキしていたんですが、何しろ配達中。
その話を詳しく調べることができず。帰ってきてから調べたら、ははーんそういうことね、と分かったんです。
要はこんな感じ。
飲食店に入って椅子に座ったらソースで服が汚れてしまった、と。
そして、クリーニング店に行って汚れを落としてもらったのでその費用を弁償しろ、と言うことのようです。
そこにクリーニング屋さんの領収書があったんですね。
なぜ詐欺と発覚したのか、と言うと、クリーニング屋さんから30分で帰ってきたのを不審に思った店員さんがクリーニング店に確認をとったら分かった、と。
領収者を偽造したと言うのでクリーニング屋さんに行ってもいないのかもしれません。
こう言う話、結構多いんですよね。
飲食店で汚された、パーマ屋さんで汚された、そう言う話はよく舞い込んできます。
もちろん、きちんとクリーニングをして、領収書を発行することの方が多いですが、うちも過去に一件、似たような話がありました。
やはり発覚したのは飲食店からのお問い合わせからで、話もほとんど同じ。
その飲食店で服を汚された、クリーニング屋の領収書があるから弁償しろ、と言う話。
領収書は確かにうちの領収書なんです。
でも、うちでそのような仕事はしていません。
ではなぜうちの領収者がそこにあるのか?と言うと、確かに領収書を切っているんですよ、仕事をして。
飲食店での汚れを落としたのではなく、通常のクリーニングをしてその領収書を切っていたんです。
しかも個人ではなく会社の仕事だったので、割と大きな金額で。
その領収書を持っていったらしいんですね。
当然うちは染み抜きなどの仕事はしていないので、きちんと説明をして、その領収者を持っていった方にも連絡をし、そう言う行為はやめていただきたい、と伝えまして無事に解決したらしいです。
僕がクリーニング屋さんに入って5年目くらいのお話。
今から25年ほど前の話ですかね。
昔っからこう言う話はあるんですね。
飲食店だけかと思うとそうでもないんですよ。
僕らクリーニング屋さんにもそう言ったお客さんはやって来ます。
一度あったのは、クリーニングから持ち帰って数日後に、ズボンを出して吐いたら太もものところに大きなシミがある、と。
洗い直せ!と来たお客さんがいました。
僕らね、プロなので見れば新しい汚れが古い汚れか、わかるんです。
しかも太もものところに大きな油染みが。
もしそんな所にシミが残っていたら洗い直すし、それでも落ちなかったら一言言いますす。
その状態で残っているなんて有り得ません。
一体どんな仕事をしているんだ?くらいの勢いで言われたので、そこにシミがあったら洗い直す、それでを落ちなかったらお客さんに必ず言う、なので有り得ません!と堂々と言ったんですよね。
するとそのお客さん、もしかしたら履いて椅子に座った時にテーブルの下かなんかで擦ったのかもしれない、と。
その話が嘘かどうか、僕らを騙そうとしたのか勘違いしていただけなのか、真相はわからないです。
でも一つだけ言えるのは、勘違いにしろ、騙そうとしたにしろ、クリーニングはずさんな仕事をしている、と思われているってことなんですよね。
僕らの仕事を認めてくれているお客さんはこんな話はしないんですよ。
自分の勘違いかもしれないけど、と問い合わせてくれます。
いろんなお客さんがいますからね、仕方ないんですがクリーニング屋を出しに使って詐欺はいけません。
詐欺に使われるようなクリーニング屋のイメージもいけないんだなあ。
ここは直さないと。
クリーニング屋さんがそんなことするわけない、と言ってもらえるようにならなきゃいけませんね。
詐欺には加担しないぞ!
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