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素材の特徴に合わせる。

昨日長野の講座ではレザーの修正の話が出てたんです。

 

合成皮革、人工皮革って分かりますかね?



作り方は多少違うのですが、人工的に皮に似せた生地を作る技術です。

ものによっては本物の皮にものすごく似ててお値段もリーズナブルだったり。

高級品もあります。 


しかし、これに使われている材料の中には厄介なもの含まれている。

クリーニング屋さんの中では常識のポリウレタンという素材です。


これがねえ、とても厄介。



この10年くらい、クリーニング屋さんの店頭でポスターなどが貼られたりしてみたことある人もいるかもしれません。


ポリウレタンは寿命があります、とか見たことある人、言われたことある人は多いんじゃないでしょうか。



繊維の中でこれだけなんですよねえ、寿命があるの。

しかもその寿命がかなり短いので注意喚起がされているわけです。


ポリウレタンが劣化してくると必ず兆候があります。


表面がベタついてくる。

ひび割れしてくる。

そして、最後は破れる。


ポリウレタンって簡単にいうとゴムなんです。

だから劣化すると伸び縮みをしなくなって破れちゃうんですよね。


ストレッチ素材によく使われている素材ですが、気を付けなければいけないのは、糸だけでなくコーティングや接着に使われていること。

目に見えないところにも使われていて、そこで劣化を起こすとなんか服がおかしいなあ?なんて事が起きたりします。


ここでひとつ、知っておいてほしい事があります。


それは、劣化はポリウレタンが製造されてから起き始めている、という事。

服が作られてからじゃないですよ?

なので、素材として作られて販売されるまで時間が空くと、買って一年経ってないのに劣化した、なんて事が起きたりするわけです。

だから、ポリウレタンが混ざっている服を買って、一年くらいでおかしくなった時は、少なくともその服に使われている素材が数年前のもの、という事がわかります。


いろんな服に使われているポリウレタン。

ある意味避けて通れない素材ではありますが、素材の特徴を知っていれば、急な劣化が起きても驚くことはないと思います。

そして、使える間に楽しむことも可能かな、と。


理想は傷まない、長持ちする、変化の少ない服なんですが、中にはこんな繊維もあるので、素材に合わせた着方をする必要も出て来ます。

上手に着るってこんな感じで素材の特徴に合わせてあげるって面もあると思います。

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