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テンセル。

いろんなものの値段が上がっていますが、ここに来るまでは逆に物の値段が安くなっていってましたよね。


主語を大きく話しますが、日本って不思議な国で平成の間、いろんな商品やサービスが低価格になっていったと思うんですよね。


例えばカシミヤとかもそうで、高級素材だったのにいつの間にか数千円で買えるようになっていたり。

僕らクリーニング屋さんでも同じです。

いつ頃からかクリーニング屋さんはセールをやるのが当たり前の業種になり、その中でいろんなサービスが作られてきたのに、いつの間にかそのサービスがタダになっていたり。

保管サービスとか始められた頃は有料でしたが、今や無料保管をするところも出てきています。


値段を安くすることが進化の一つという感じで企業努力もありどんどんものが安くなっていったと思うんですよね。


でも、今は避けようのない燃料代の上昇や材料の値上がりなどでどんどん物の値段が上がっています。

これに合わせて給料も上がればいいのに、ってのが識者の人たちの見解みたいですが。


さて、今日の本題はここから。



朝準備をしていたらテレビでワークマンの新商品が出ていました。

値段が500円を切る価格。

品物はキャミソールです。

さすがワークマン、こんな時代でも攻めるなあ、と見ていたんですよね。

で、次の言葉に驚いたんです。


素材はテンセルで、と。



テンセル?

テンセルがその値段なの?

時代の流れなんでしょうけどね、テンセルがいよいよその値段で扱われるんだなあと思いました。


テンセルが日本で売れ始めたのって今から25年ほど前なんですよね。

その時はテンセルの製品はすごく高くて、ジーンズのような生地をテンセルで作ったズボンが一着20000円したんです。

レーヨンに似た柔らかい生地で、肌触りが優しい。

みんなその高いテンセルをこぞって買っていました。


クリーニングにも出てきていましたよ、沢山。

そして、だんだんと見なくなったんです。


レーヨン系の素材なんですよね、テンセルって。

この手の素材ば万人受けするものではないんです。

逆に大好きな人はレーヨンやテンセルばかりを好んで着たりします。

なので、クリーニングをしていると、素材を見るだけで誰の持ち物か?分かるんですよ。



話を戻します。


さて過去に20000円もしたテンセルが、キャミソールとはいえ500円を切るというのは衝撃です。

過去の値段を知っている方は飛びつくんじゃないですかねえ。


日本で作られた繊維なんですけどね、当初日本では相手にされず。

ヨーロッパの方で人気になり逆輸入された生地です。

レーヨンに比べて強いんですが、弱いところもあって。

スレに弱いので白化という現象を起こします。

白っぽくなるんですよ。

毛羽立ちやすいからなんですよねえ。


まあ、キャミソールですからね、そこまで気にならないのかもしれませんが。

そして、この値段になると使い捨てになりそうな気もするよなあ。

安いのは果たしていいのかどうか。

考えちゃいますよねえ。

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