洗えると着られるは違います。
春が近づいてくるとテレビやネットなどで家庭での洗濯のやり方を教えるものが増えてきます。
教えるのはいいんですよ、ほとんどの人が洗濯を習ったことがないので。
家庭でほとんどのものが洗えます、これもほぼ真実。
問題なのは、洗えたからと言って着られるのは違うよね?って話なわけです。
今日もテレビで洗濯のやり方が出ていました。
内容は、所々おかしいところはあるものの一応これで洗えると言った内容。
しかし難しいのは、このやり方は限定されるってところで。
服によってはこのやり方は事故が起きるぞ?というようなものだったんですね。
テレビのいやらしいところは、小さな文字を入れてるんですよ。
洗濯表示に従ってください、と。
洗い方を説明してて、洗濯表示に従え、だと?
その洗濯表示にはプレウォッシュ液の話とか出てないけどどう判断すれば?という軽いツッコミをしつつ、問題はそこじゃないんだよなあ、と思ったりして。
一番問題なのは、例えば全然シワなのにシワがほぼない、と言ってみたり。
膨らんでいないダウンをふわふわだ、と言ってみたり。
そういう印象操作をしているところが問題なんですよね。
これによって何が起きるか?というと、真似した人がそれがふわふわだと思ったらシワがない状態だと勘違いすることなんですよ。
でね?
いつも思うんです。
何を目的で洗濯をさせているんだろう?って。
クリーニング代を節約するために洗濯を教える?
それも大事なことかもしれませんが、もっと大事なことがありませんか?
それは、またその服を良い状態で着ること、だと思うんですよ。
みなさん、洗うために服を着ているわけじゃないですよね?
なぜ洗うのか?と言ったら、またその服を着たいから。
しかも、洗う前の状態とほぼ同じ感じで着たいわけです。
洗うことが目的になって、しかもそれがクリーニング代を節約するために洗うというのは本末転倒だと思いませんか?
これね、みなさん目的を見失っているんですよ。
本当の目的は、洗って綺麗にして良い状態で着ること。
すると、無理に全部洗濯をすることが大事ではなく、良い状態で着られるように洗濯を選ぶ事だと思うんですね。
だから、必要ならクリーニングに出す方がいいし、目的に合わせて家庭で洗えば良いんです。
今、汚れが落ちないとか洗い方がわからないと話している人のほとんどが、ここを間違えているんですよ。
それを洗濯のやり方を知ればなんとかなると思っているから、こんな変な話に乗ってしまうわけで。
服がこれだけ多様化していて、技術の進歩で肌触りが良く、風合いのいい服がたくさん出ているんです。
しかも、同じ服は中々ない。
みんな個性のある状態なのに、なんで洗うことだけそんなに簡単に考えるんでしょう?
その服のいいところを台無しにしているのは誰ですか?
知らない消費者はある意味仕方ないんです。
問題なのはプロを名乗ってる人たち。
安易に洗濯を教えてる人たちです。
本当に服を着る、洗うということを真剣に考えていた、ほぼ全部洗濯できます、とは言いません。
いや、言えません。
それに、洗い方教えてて洗濯表示に従ってください、とも言わない。
従いたくても意味がわからないんだから。
いや本当にこんなのが多すぎて。
本当にきれいに洗える、洗濯のことを理解できるのは僕らの講座だけですよ。
手前味噌で恐縮ですが。
やり方さえわかればいいのよ、と思えるのは今だけです。
必ず壁にぶち当たります、そしてあとで相当困ります。
今のうちに正しい洗濯を学びましょう。
洗濯王子のサイトへ行ってみてください。
オンライン講座をやってます。
多分、世界でここだけです、本物の洗濯講座は。
自信もってお勧めしますよ。
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