ミスジャッジ。
僕らがやっている洗濯講座では、服を適切に仕分けることが大事だと話しています。
なぜ洗う前に仕分ける必要があるのか?というと、そこが出来てないから洗えなくなっているから。
汚れが落ちない。
なんかおかしくなった。
縮んだ。
これらは全て仕分けがきちんと出来ていないからです。
この部分が洗濯の8割を占めていると言っても過言ではありません。
きちんと仕分けられれば、適切な強さで洗うことが出来て、結果汚れが落ちるようになる。
逆に今は、仕分けられていないから意味もなく弱く洗って、本来落ちるはずの汚れが落ちなくなっている、という事。
また洗っておかしくなる原因が、本来クリーニングの方があっているのに無理やり洗濯をしているから、と言うのがあります。
みなさん、誤解をしているんですよね。
家庭で洗濯をしても同じように洗えるだろう、って。
ドライクリーニングができる、洗濯ができる、と両方のマークがついていたらどちらで洗っても同じように仕上げると思っている人がいます。
これ、洗えるけど結果は全然違うんですよね。
各々得意な汚れがあって、汚れに合わせて選ぶわけです。
汚れと服は別の話なのですがそこがわからない人が沢山います。
先日もとあるブログに、クリーニングには出しません、自分で全部洗濯しています、クリーニングと変わりません、と言う投稿がありました。
そんなわけあるか、と思うんですが、多分話しても通じない。
不思議なもんで、汚れって落ちないと綺麗に見えるんですよ。
部分的に汚れるから目立つのであって、全体が汚れていくと汚れが逆に目立たなくなる。
そして見慣れてくると分からなくなるわけです。
クリーニングを嫌がる人は共通している部分があります。
それは、クリーニングはにおいがする、と言うところ。
臭いがするから自分で洗った方がいい、と言う人って結構いるんですよね。
実はここもミスジャッジをしていて、そこのクリーニング屋さんを利用しちゃダメなんですよ。
洗っているのに匂いがするっておかしくて、それはクリーニングの品質の中でも不良品なわけですね。
でも、それがクリーニングだと思っているのだとすると、そもそもクリーニング店をちゃんと選べていなかった、と言う話でもあるわけで。
洗濯かクリーニングかどちらがいいか?と言う話の前に、ちゃんとしたクリーニング屋を利用するのが先でしょ、と思うわけです。
こういう人も沢山いらっしゃいます。
クリーニングよりも洗濯、と言う人はみなさん似たような感じ。
そして、そのほとんどがクリーニング屋選びをそもそも失敗していて、本当のクリーニングを知らないでいる。
それで洗濯の方がいいなんて言うのは無理があります。
ちゃんとしたクリーニングを知らないなんてある意味不幸ですよ。
それって服を買った後に、いい状態で着た体験がないとも言えるわけですから。
いい状態で着ようと思ったら、クリーニングは欠かせません。
そして同時に洗濯も大事になってくる。
クリーニングを使わないと言ってる人は服を大事にしてないと言ってるのと同じですよ。
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