リユースよりも大事な事。
制服のリユースが増えて来てますね。
スーツに比べて圧倒的に丈夫に作られている制服。
でも、成長していくのでいくら丈夫でも成長によっては3年着られない事もあって。
で、新しく買うにもあと少しで卒業なのに数万円出すのは厳しい、と言う人もいるのはとてもよく理解できます。
そこにリユースはとてもありがたいだろうなあ、と思いますね。
制服をリユースする時に、クリーニング屋さんの力は必須です。
と言うかクリーニング屋さんでないとリユース出来る状態には戻せないでしょうね。
家庭で制服を洗われる方が増えています。
それは買った時にメーカーの人から自宅で洗えますよ、と言われるから。
でも、実際は洗うとおかしくなってさらに落ちない汚れが蓄積していくんです。
リユース品でも、クリーニングされていた制服と自宅で洗濯していた制服とでは見栄えが全然違うので、クリーニングされていた制服から消えていきます。
リユースは確かに大事なんですけどね。
でも、それよりも大事なことがあるんじゃね?と思うわけです。
それはやはりクリーニングで。
制服を3年間着るためにも、定期的なクリーニングをする文化を作る方がいいんじゃないの?と思うんですよ。
リユースも大事なんです、でも、クリーニング屋さんがやるのならそこではなく定期的にクリーニングをするようなサポートの方ではないのかな、と。
なぜクリーニングに出さないのか?と言うと、今の学生は忙しすぎるからですよね。
毎日制服を着ていかないといけないんです。
で、下手すると日曜も部活できていかないといけなくて。
長期の休みも部活があるし。
洗う時間が取れないんですよ。
そこでうちが考えたのが、洗い替えシステム。
リユースで残った制服を借りて来て、うちで洗って保管しておきます。
そして、制服をクリーニングに持って来たら、代わりにうちにある制服を貸し出します。
クリーニングが終わったら、着ていた制服と自分の制服を交換して終了。
クリーニング代は自分の制服代だけでいいです。
これなら、どのタイミングでも洗えるわけですね。
しかも、汚れがきちんと落ちるから、家庭で洗濯するよりも洗う回数も減るし。
クリーニング屋さん、やるならこっちだろ?と思うんだけど、みんなリユースの制服のクリーニング、そこからの制服の販売に目がいっちゃうんですよねえ。
うちらがやるのはそこじゃないんだよなあ。
学生の頃の制服は、大人になってスーツを着るための練習だと思うんですよ。
それは、着方から扱い方、メンテナンスの仕方まで含めてて。
それをきちんと学ぶ場を作るのもクリーニング屋の仕事じゃないかなあと思うんです。
リユースした制服を綺麗にして販売します!はいい事だけど、何かズレてる。
クリーニング屋がする事はそこじゃない、その先のお手入れしやすい環境作りだ、と思いますね。
と、ここで少し宣伝を。
府中八中の制服をお店で用意しています。
制服のクリーニングをする時に貸し出しますので、遠慮なくお申し付けください。
3年間、制服を着続けるならクリーニング一択ですよ。
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