ちょちょっと洗う?
昨日、clubhouseでクリーニング屋の仲間たちと話をしました。
今回の内容は、まとめ洗か?こまめ洗いか?という話。
クリーニング屋さんの仕事ではどう洗っているのか?自分たちの私服はどう洗っているのか?などいろんなクリーニング屋さんの話が出まして。
そして最後は、まとめて洗うのに工夫はあるか?というお話。
その中できになるキーワードが出るんですね。
ちょっと着ただけだからさっと洗って、という話。
そんなに汗もかいてない、だからきちんと洗うまでもない、みたいな話が出るわけです。
確かに、ほんの1時間くらい着ただけどな、軽く汗書いただけだと、水につけただけで簡単に落ちちゃうイメージがあります。
でも実際は?
関係ないですよね、着用の時間と落ちやすさは。
よく、時間が経つと落ちづらくなるから早く洗わないと、という話が出ます。
この話の大元、みなさん知らないですよね?
これね、大元は、汗をかいた服を何ヶ月も放置して黄色く変色したら落ちなくなりますよ、という話なんですよ。
だから、変色する前に洗いましょう、早めに洗いましょう、という話だったのが、いつのまにかとにかく早く洗わないと落ちない、に変化したっていう話で。
なので、汗は汗なんです。
そんなに汗をかいていなかろうが、付いているならそれを落とすのにはそれなりの洗浄力が必要になります。
つまり、簡単にちょちょっと、というのはありえないんです。
みなさんも経験あるでしょう?
ほんの少ししか着ていない、汗もさほどかいてない、だから洗わないでしまおう、と置いといた服が次のシーズン、黄色く変色しているのを。
一度は経験したことがあるはずです。
その時にみんなこう思ったと思うんですよ。
次からは洗ってしまおう、と。
それが正しいんですよ。
かいてないようで汗はかいているし、皮脂もついている。
いくらほんの少しだとしてもそれを落とすのにはそれなりの力がいる。
だから洗うときはしっかり洗ったほうがいいんです。
洗いすぎたら服が傷む、というのは別の話。
みなさん、洗うことに責任を負わせすぎです。
洗って傷む服がある一方、洗っても平気な服もあるわけで。
この違いを考えると、服そのものに問題のあるケースもあるんです。
また、汚れを残しておくほうが圧倒的に服に悪いですからね。
服を丁寧に着たいなら適切に洗うのは大事ですよ。
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