ひるまえほっとの洗濯相談について。
今日のお昼あたりでしょうか。
NHKの首都圏ナビ、ひるまえほっとにて洗濯の相談を特集していました。
相談内容は、こんな感じ。
二世帯住宅の我が家の洗濯物だけ灰色になるのはなぜ?
と言うご相談。
洗剤も水もほぼ同じものを使っているから洗濯機の違いくらいしか思い当たらない、と。
お母さんの方は縦型の洗濯機、娘さんの方はドラム式の洗濯機を使っているようです。
ここに、洗濯ブラザーズが答えています。
その答えがこちら。
洗濯槽の掃除をしていますか?と。
そして、洗濯をするのに洗濯機に任せてはダメ、と言っています。
まるで灰色になるのは洗濯槽が汚れているから、みたいに聞こえてきます。
NHK、こんなの放送していていいのかな?と思いますけどね、これでは灰色になるのは避けられないんですよね。
洗濯ブラザーズ、原因分かってんのかなあ?
洗濯機の違いは実は大きいんですよね。
別に洗濯槽が汚れているとかはあんまり関係なくて。
それが原因で灰色になるわけではないんですよ。
そもそもドラム型と縦型では水の量が違うのと洗い方が違うので、洗い方を変えないといけないんです。
縦型は水を豊富に使うのでいいのですが、ドラム型の場合は水が少ないので、洗う時の服を選別しないといけないんですね。
白いタオルが灰色になる主な原因は2つあって、ひとつは逆汚染。
もうひとつは色移りが考えられるんです。
どちらも対策としては、洗濯機に服をたくさん詰め込まない。
色物と白いものを分けて洗う。
この二つでだいたい解消されます。
さらにすすぎを3回に増やすと部屋干し臭もなくなります。
洗濯機の洗浄力を考えるとみなさん、擦れるとか叩くとかそちらばかり気にしますが、縦型やドラム型の洗浄の考え方を学ぶと、洗い方で綺麗にもできるし灰色にしてしまうこともできるんです。
つまり、洗濯機によって洗い方を変える必要がある、と言うこと。
プレウォッシュ液をつけても、灰色になるのは避けられないんですよね。
それと逆汚染の話は違いますからね。
国営放送のNHKが裏取りもしないで安易に放送したのは問題です。
洗濯が命に関わることはありませんが、だからと言って間違いを放送していい訳ではない。
また、クリーニング師である洗濯ブラザーズもクリーニング師の資格を持っているなら分かってたはずです。
なんかおかしな話をするんですよねえ。
何でだろう?
テレビは信用できないとか衰退が噂されますが、そんなことを言ってもまだまだテレビの影響力は大きいです。
だからこそ、間違った情報を流してはいけないと思うんですよね。
以前もこんな話を書いたら、ここで書いても意味ない、とコメントもらったことあるなあ。
でもね、NHKに間違いを指摘しても直さないってみなさん知らないでしょう?
せいぜい、ホームページで訂正を載せてくれたらいい方で。
なら、こう言う場所で発信する方が余程伝えられるんですよね。
さらに言えば、これを読んだ人が、正しいのはこう言うことなのね、と理解してくれて他で話してくれたらそれが1番なんです。
過去に新聞や雑誌、テレビで間違った情報がたくさん流れていますが、訂正をきちんとしてくれたところはほぼありません。
今洗濯がおかしいのはこう言うのも原因だろうな、と思います。
過去の訂正をきちんと流してくれてたら、今頃間違った洗濯で悩むことなんてなかったかもしれません。
それだけおかしな話を流すのは罪深いと思います。
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