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アイロンの違い。

クリーニング屋さんが使う道具にはいろんなメーカーがあります。

各々好みのメーカーがあり、違うメーカーの道具を使うと微妙に感覚が違うな、と思うものです。



燃料の高騰の対策を考えないといけないな、と思っていました。

うちのお店の熱源はボイラー。

大きなボイラーから各機械に蒸気を回しています。

コロナでクリーニングが減り、他の機械を同時に動かすことが減って来たんですね。

アイロンをかけるだけなのに大きなボイラーを動かさなきゃいけないというのはものすごいロスで。

なんとか他の仕事と一緒にやろうとしていましたが、真夏になると同時に使うのが厳しくなっていました。


去年から探していたんです。



小さいボイラーがありまして、アイロン台の下に置けるくらいのサイズのボイラーがあります。

アイロン専用にその小さなボイラーが欲しいな、と。

今、クリーニング屋さんや縫製業などがどんどん廃業していて、この手の機械が中古で出回るんですね。

で、ヤフオクとかにも出ているので、狙っていました。


無事に落札しましてね。

これで使えると思ったら大間違い、アイロンが必要なわけですよ。



今使っているアイロンは大きなボイラーから来ている配管につながっています。

使うたびにその配管から移すのはとても大変。

小さいボイラー用のアイロンを探さなきゃ、となったんですね。


そんな中、友達にお願いしていたら見つけてくれまして。

いや、本当にこの友達には頭が上がらない。

本当に感謝しています。


これで道具は揃いました。

小さいボイラーはある、アイロンもある。

あとは使うだけ。


接続して電源を入れて、蒸気をアイロンに通します。

いつものように掛けると、あら何か違う。


主に違うのは二つなんです。

ひとつは蒸気の量。

小さいボイラーですから蒸気量がそんなに多くはない。

だから、いつものように掛けているとなんとなく伸びないわけですよ。

さらに、アイロンも違うんです。

メーカーが違うので、微妙に形が違う。

大した差ではないのですが、扱っていると違和感を感じるんですね。


それでもなんとか掛けてしまうんですが、これではいけないな、と。

そこで、このボイラーとアイロンの研究を始めたんですよ。



癖と言いましょうか、アイロンの温度をこまめに測ったりね。

一度かけたら次は一気に下がるんだ、とか。

蒸気の量もこの量で掛けるにはどのくらいのスピードで動かすのがいいのかな、とか。

 

あれこれ試しているうちに、なんとなく掴んできたんですよね。



あ、これだな、と。



動かし方もスピードも掛けるタイミングも。

いつものアイロンとは違います、このアイロン用の使い方。

時間はかかりますがこのアイロンにはこのやり方が適しているんだな、というのがわかって来ました。


毎日かけているわけではないですからね、少し時間かかっちゃったなあ。


でもこれで一安心。

バリバリアイロンをかけられます。


道具って面白いですよね。

どれもこれもくせがあるよなあって本当に思います。










一伸ドライクリーニング店 

カシミヤ・アンゴラ専門店 カシミヤクリーニング.COM


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