洗濯表示を見て？

とある洗剤メーカーが浴衣の洗い方を動画で教えていました。

洗濯できるかどうかの見極めは洗濯表示だ、と。

桶のマークがついていたら自宅で洗えます、と言います。

そして、動画で洗い方を説明しているんですね。

二つに折って、じゃばら に畳んで、ネットに入れて。

とある洗剤メーカーのおすすめの洗剤、中性洗剤を使い、弱水流で洗えばいい、というもの。

シワを伸ばして干して、畳んで仕舞える、という話でした。

この洗い方だと、軽く汗が落ちるくらいだと思うんですよね。

中性洗剤でネットに入れて、しかも弱水流。

何から守っているのか？というと、色落ちなんですよ。

アルカリ洗剤を使うと色が落ちやすくなる、水流があって揉まれると毛羽立って色がくすみだす。

だからネットに入れて弱水流、というわけです。

しかし、浴衣は肌に直接触れます。

しかも夏に着るものなのでそれなりに汗もかいている。

なにかしらもう少し強く洗いたいかな、と思うのは僕らがプロだからでしょうか。

どちらにしろ、洗ったら仕上げないといけません。

でも、選択を教えてくれるところはたくさんありますが、最後の仕上げのところにまで触れるところはほとんどないんですよね。

でも、このとある洗剤メーカーが作った動画の最後には、箪笥に畳んだ浴衣をしまうシーンがあるんですが、あれ、アイロン掛けてありますよね。

洗って干しただけではあんな風にはなりません。

どこかから写真を持ってきたんでしょうけど、ダメですよ、これは。

洗い方は目的があるのでまだ理解できますが、一つだけとある洗剤メーカーさんに聞きたいことがあります。

その洗濯表示は信用していいのですか？

最近、洗濯のやり方を教えてくれるもののほとんどが洗濯表示を見て、洗えるか洗えないか、判断してください、と言っています。

洗濯表示はそれほどまでに信用できるんでしょうか？

ぜひ、お答えいただきたい。

大事なんですよ、洗濯表示、でも残念ながらちゃんとテストしてつけているところは少ないです。

とある洗剤メーカーさんはそれを知っていてかいているのか知らないでかいているのか、どちらなんでしょうか？

僕らがやっている洗濯講座ではその辺の話もきちんとしています。

洗濯絵表示は大事だけど、それだけでは足りない理由。

そこも伝えないと事故起こします。

なんかもやっとしちゃうんですよねえ。

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