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斜めに入ったタック。

おととい、配達から帰ってきたんですよ。

すると、アイロン台の前に一枚のワイシャツがハンガーに吊るされていて。

で、メモが付いていて、次男が明日着る、と。


日曜日にワイシャツを買いに行ったのは聞いてるんです。

なので、このワイシャツは新品なわけですね。


新品なんだからそのまま着ていけよ。



ぶっきらぼうに言って二階に上がってお昼ご飯を食べました。

その後、仕上げをはじめようと下に降りてくると、やはりハンガーにかかった次男のYシャツが気になります。

もちろん、たたみジワは付いているんですが、それよりも生地の表面が伸びてない。

クリーニング屋として、気持ち悪いんですよね。


という事で、仕上げ直しをしたんですよ。


背中にタックが入っているYシャツなんですが、おかしいんですよね。


通常、新品のワイシャツなら背中のタックは下まできちんと入っているんです。

なのに、最初から斜めになっているんですよね。


クリーニングで洗ったワイシャツは斜めに入っていることがあります。

それは機械で仕上げているからである意味効率的にそうしているわけなんですが、だからと言ってそれが正しい姿ではないわけですよ。


まっすぐ上から下まで等間隔でタックが入っているのが正しい姿。

新品のシャツですからね、新しいものだから、下まできちんとタックが入っているのが普通。


なのに、最初から斜めにタックが入っているから、おかしいなあと感じたわけです。


おかしいですから、当然僕は元の形に戻します。

タックをきちんと取って、下までまっすぐにアイロンをかけます。

すると、ハンガーにかけたYシャツの形が落ち着くわけですね。

斜めに入っていたら、横がだぶつくわけですから。



僕らクリーニング屋が最終的に目指すものって、新品なんですよね。

買った時の形、それが一番正しいわけです。


なのに、買ったばかりの商品がこんな感じでアイロンかけられているというのはかなりの問題で。

あってはいけないことなんよねえ。



たとえ新品でも、アイロンをかけるのが大変なのは分かっています。

でも、そこをちゃんとするから新品の価値もあるわけで。

新しいのもなのにそこを手を抜いたら、それはもう手抜きの品物であって。

普通に、消費者が怒っていいレベルの話なんです。


でも、おそらく多くの消費者はここには気づいてないだろうなあ、と思うんですよ、

だから、この形で販売をしているんだから。

クレームが入っていたら直してますからね。



大丈夫か、アパレル。

こういう商品を当たり前に売るようになったらダメだと思うぞ?










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