クリーニング屋さんって本当にすごい。
洗濯の教科書をつくろう、と3年前からやり始め、それに合わせて洗濯講座を仲間で作ってきました。
作っているうちにいろんなことがわかってきます。
今の消費者の実態や、家庭で行われている洗濯の実態、消費者が服をどんな風にイメージしているか?などなど、僕らが思っていたものと全然違うと言うことが浮き彫りになってきたんですね。
おそらく最初は僕らの想像の範囲内だったと思うんですよ。
それが気づかないうちにどんどん変化していって、今では想像の遥か彼方へ。
常識が全然違うと言っていいレベルまで来ています。
そこを適正に戻そうと、洗濯講座をやっているわけですが、根本のベースになっているのがクリーニングなんですね。
洗濯とクリーニング、使っている技術や知識は同じなんですが、考え方が微妙に違うんです。
で、家庭でやる洗濯を上手にしたいならクリーニングの考え方はとても大事になる。
そこで、僕らが普段やっていることの言語化が始まったわけです。
改めて言語化してみて気づいたのは、クリーニング屋さんは本当にすごいな、と思うんですね。
洗濯を上手にしようと思うとかなり広範囲の知識を複雑に絡み合わせて考える必要があります。
ワイシャツの首元の黄ばみを落としたい。
たったこれだけの情報ですが、これを聞かれると当たり前のように素材の知識から黄ばみの原因の複数の可能性まで想像をし、それに合わせた落とし方をいくつかピックアップして、適切だと思われる処置をしていく。
選ぶと書くといいものから選んでそうに思いますが、実際はリスクのないものを探していると言うイメージ。
これをやるとダメージが出るからできないとか。
はっきりとダメージが出るとわかっていればまだ良くて、中には可能性としてダメージが出る、ということもありうるわねで、それをどう判断するか?は経験則でしか答えを出せません。
あらゆるリスクを想定して限りなく事故にならない方法を選ぶってなかなか難しいと思うんですよ。
実際、せんたくそのものがやちがっねるでそう言う説明をするとこう返ってきます。
難しすぎてよくわからない、と。
またこうも言われます。
洗うのが怖くなりました、と。
洗うのって本来怖いんですよ。
だっね、服が洗えるように作られているか?どれもわからないんだもの。
テストもしてないものを洗っておかしくなるのか?事前に見抜かなくちゃいけないわけで。
そのためにはものすごい知識が必要なわけで。
それを当たり前のように駆使しているクリーニング屋さんってすげえなあ、と思うのです。
多分、今、世界で一番クリーニング屋さんを絶賛しているのは僕らだけだと思う。
そのくらい、すごいなあ、と思います。
服を作っているアパレルだって洗い方なんて知らないし。
洗ったどうなるのか?すら知らないし。
作った人たちがわからなないものを洗っているんだからねえ。
すごいですよ、クリーニング屋さんって。
クリーニング屋さんは結構自虐的な人が多いんですよね。
もっと自信持っていいと思う。
と言うか、評価されていいと思うな。
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