本当に伝えたいことは。
洗濯王子の中村くんがDSATという災害洗濯支援チームを立ち上げて能登の方で洗濯支援をしています。
水が出なくて洗濯できなくて困っている人がいる。
そこに洗濯支援をしている奴らがいる、となるとマスコミの取材が来るんですね。
国営放送から民放まで結構な数の取材を受けていました。
ところが。
放送された内容は洗濯に困っている人たちを洗濯で支援しているというある意味美談として語られているんです。
まあそれはある意味間違いではないのだけど、DSATの面々が広めてもらいたいのは少し違うんですよね。
DSATが考えている支援とはこういう事なんです。
被災地に近いクリーニング屋さんが被災地の洗濯物を洗って衛生を守る。
その時に掛かる費用を離れたクリーニング屋さんやその他の人たちが募金をして後方支援をする。
という活動なんですね。
ボランティアって響きはいいですが実際はものすごくお金がかかるんです。
で、みなさん、災害が起きると何か自分でもできないか?と一度は考えますが、時間の制約やお金がかかるなどいろんなことが障害になって行動に移せる人はあまりいません。
クリーニング屋さんも同じで、やりたくてもお金もかかる、ボランティアの時間仕事もできなくなる、ではボランティアをやろうとしても誰もできなくなってしまうんですよね。
その人たちを後方から支援してあげないと被災地の人たちも助からんな、というわけです。
なので、色々取材が入っていましたが、何を伝えたかったのか?というと洗濯で困っている人たちがいてその人たちをこのような感じで支援をしている、つきましてはこの活動を続けたいので募金をお願いできないでしょうか?
という事を伝えたいわけです。
ですが、実際の放送では募金のところは全カット、被災者が洗濯物を洗ってもらって気持ちいいです、ありがたい、という言葉を言っているところでみんな終わります。
よく、メディアは作る、と言いますがそれもちょっと違うと思うんですよね。
メディアは、限られた時間の中、取材を通してこの活動の要点をコンパクトにまとめ、伝えようとしたんだと思います。
つまり、DSATの活動を取材して要点はこういう事だな、とまとめたのが放送された内容だと思うんですね。
でも、伝えたかったのは少し違ってて、そこに乖離があったので募金のところがカットされてしまったんだと思います。
炊き出しの人もみんなお金がかかっています。
交通費もかかるしガソリン代もかかる。
さらに食材のコストもかかるし。
自分たちの働いた分はまあ無視したとしても実際にかかる費用だけでかなりのものです。
国や自治体から要請されてきている人たちはお金が出ているようですが、
DSATのような洗濯支援はそもそも災害救助の考え方には入っていないので、国や自治体からお金も出ていない状況です。
もしかしたら、今後認めてもらえて費用が出るかもしれませんが、それを待っていたら洗濯できなくて困っている人たちはずっと困ってなきゃいけなくなる。
それじゃ遅いんですよね。
いろんなマスコミの方が取材して何度も放送されていましたが、できたらもう一度、洗濯支援チームDSATのことを放送してもらって、募金の事まで放送してほしいなあ、と思います。
美談にしなくていいから。
そんないい話でもないしね。
やっている方は刻々と変わる状況に、初めてのことに戸惑いながら試行錯誤して対応しているので、足りてないんじゃないか、助けられているのか?と思いながらただ頑張っているだけなんです。
後方支援をするつもりでも、前線がいないとなれば遠くからでも駆けつけます。
そんながむしゃらにやっている状況なので是非とも支援の協力をしてもらいたいなあ、と思います。
皆さんもよろしければ是非、募金のご協力をお願いします。
募金方法は、インスタ、X、facebookに DSATのアカウントがあってそこから募金の方法が載っています。
そちらをご確認ください。
被災地の服の衛生を守るのは彼らしかいません。
ぜひ、ご協力よろしくお願いします。
東京都府中市住吉町2-17-13
TEL 042-362-6470
定休日 日曜日
営業時間
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