それ、本当ですか?
X(Twitter)でこんなポストを見つけました。
ダウンをクリーニングに出したら中の綿が偏ってぺちゃんこになっちゃった、と。
これについて返信がいくつもついています。
それを読みながら、みんな決めつけて答えてるなあ、と感じたんですよね。
このポスト、色々読み取れてしまうので原因が何か?判断が難しいんです。
まず、ダウンと言いながら中の綿が寄っていると書いています。
ダウンは羽毛なので、あまり綿とは言いません。
よくある話ですが、ダウンと中綿の区別がつかない人もいて、中綿の製品をダウンと思い込んでいる人もいらっしゃいます。
中綿の服は、作りによっては洗う事で中綿が寄ってしまうことがありますが、その原因はくりーににある場合と製品の欠陥である場合があるんです。
つまり、この段階では、本当にダウンなのか?の確認が必要になるんですよね。
見てみないとわからない。
さらに、綿が寄ってぺちゃんこ、と書いてありますが、本当に綿が寄った状況なのか?という問題もあるんですよね。
皆さん、色々知識が増えるのはいい事なんですが、時に思い込みで知識を強引に当てはめてしまうこともよくあるんですよ。
この場合、綿が本当に寄っているという確認を取ったのか、ぺちゃんこになったから綿が寄ったと判断したのか、わからないんです。
ここも、見てみないと本当のところはわからない、と言えます。
それに、もし本当のダウンなら夜ということも考えにくくて。
シームレスダウンが剥がれてしまったならあり得るかもしれませんが、そもそもぺちゃんこのダウンなら乾燥不足が考えられます。
高音で長時間乾燥しないとダウンは膨らまないんですよ。
お日様に干したくらいでは、テニスボールと一緒に乾燥したくらいでは膨らまないんです。
絡みはほぐれますけどね、膨らむまでは行かない。
で、これも見てみないとどんな状況なのか?判断ができないんですよね。
と、このような感じで、服に対するトラブルって見てみないとわからないんですよね、ほとんどが。
それだけ皆さんが使っている言葉と現実があってないケースが多いんです。
過去にもお問い合わせをいただいて、その時にこんなトラブルかな?と思っていたら実際に見たら全然違ったケースが何度もありました。
ここでひとつ、皆さんアドバイスを送るとしたら、おかしい?と思った時にはその場で答えを出さずにクリーニング屋さんに一度相談してみて欲しいんです。
服を見せて。
また、クリーニング屋さんも服を実際に見せてもらって答えてあげて欲しいんです。
縮んだ、寄った、目が詰まった、いろんな表現を消費者の方はしてきます。
それこそ、僕らの知っている言葉で説明をされますが、同じ言葉でも意味が同じかは別の話。
全然違う状況を説明しているケースもよくあります。
ズレたままでお互い勘違いして、クリーニングしてもダメだ、服がダメだと勘違いするのは勿体無い。
なので、もしおかしいな?と思ったら実際に服を持ってクリーニング屋さんにて見せて相談してみてください。
相談するお店も、個人店のクリーニング屋さんで。
クリーニング師が見ないとちゃんと判断できませんからね。
チェーン店ではなかなか見立てはできないと思うので個人店に相談してみてくださいね。
東京都府中市住吉町2-17-13
TEL 042-362-6470
定休日 日曜日
営業時間
朝8:00~夜10:00
★宅配も随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
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