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リユースでは服の廃棄問題は解決しません。

各地で制服のリユースが盛んに行われています。

高い制服をわざわざ買わなくても済むように、まだ着られる制服を誰かの手に。

クリーニング屋さんが洗うことの再生して、また使ってもらおう、という動きがあるんですね。


これはとてもいいことだと思います。

クリーニング屋さんなら、よごれたせいふく、ヨレヨレになった制服を着れる状態まで戻せるでしょうから。


今のSDGsの考えにも合致するし、社会的にも求められているのかな、と思うんですよね。



で、これで服の廃棄が減る!という話が出るんですが、そこは違うんですよね。


みなさん、大きな勘違いをされている。

捨てる服を再生してまた着れば、廃棄が減って環境にいい、と一見良さそうな話に見えます。

でも、これには大きな欠点があるんですよ。


なぜ服の廃棄が止まらないのか、それは服を着続けることができないからなんですよね。

買ってきていても、キレイに洗えないからすぐ廃棄をしてしまう。

そしてまた新しい服を買うんです。


これが廃棄が増えている大きな原因。


これを無くそうとした時に、なぜ廃棄された服を再生する話になってしまうのか。

確かにそれも大事なんですが、廃棄された服をまた着られるようにするのは一時的な物で、服の廃棄問題の根本原因を解決していません。


服の廃棄問題を根本的に解決しようとしたら、服のお手入れ、洗濯やクリーニングを学ばなきゃダメなんですよ。



だって、古着をまた着られるようにしたってすぐダメにしちゃうんですよ?

結局、ほんの少しの延命にしかならないんです。

でも、洗濯やクリーニングをきちんと学べば、今着ている服を何年も着ることができて、捨てることが減るようになるんです。


リユースした制服だって、きちんとお手入れできていればまた3年着ることが出来る。

お手入れが出来なければやはり3年持たないでダメになっちゃいます。



だから、服の廃棄問題で一番大事なのは、お手入れなんですよ。



ここを無視してしまうと、いくらクリーニング屋さんが制服を再生したってまた同じことを繰り返して、結局何も変わらないままで終わってしまいます。

だから本当に大事なのは、お手入れの方なんです。


でも、まだここに気づいている人はあまりいないんですよねえ。

クリーニング屋さんは当たり前すぎて、わざわざいうことではないと思っているし。

ともすれば、お手入れよりもリユースの制服を売る利益の方に目が眩んで、大事なことよりもお金の方に意識がいってる人もいるし。


本当に環境のことや服の廃棄問題について考えるなら、リユースではなく、お手入れに目をむけないとダメです。


一年でも長く着ること。

そこが大事ですよ。









一伸ドライクリーニング店 

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