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組織の限界、個人の限界。

個人と組織って色々と対比されると思うんです。

個人事業主って案外信用なくて、法人や組織の方がよくみられがちだな、と見ています。

なぜそんな風に思うのか、というと、対応が違うからなんですよね。


今やっている能登での洗濯支援活動も個人のクリーニング屋さんでチームを組んでやっていますが、組合とか石川県という名前の方が信用はしてもらいやすかったりします。


でも、その反面、組織には組織の難しいところもあるわけで。


先日見つけたSNSの投稿になるほどな、と思うものがありました。



組織は大きくなればなるほど、へたなところに支援ができないから動きが遅くなったり、支援先を選ばないといけなくなる、と。


困っている?ならやりましょう!と気軽に言えないのが組織だというんですね。



これ、本当によくわかるんですよ。

うちら支援活動を始めてから延べ人数で1000人以上の洗濯物やクリーニング品を洗ってきていますが、それだけだと信用するには足りないんですね。

公的なものではないから、実際の活動としても実績があっても中々ご協力してくれるところがありません。



個人事業主として、組織ってすごい魅力なんですよね。

魅力的な部分は個人ではできないことをやれるから。


個人事業主の限界って色々あるんですよ。

人の数だったり、資金面だったり。

先ほどの信用もそうです。

個人でできないことを円滑に進められるように、個人事業主があつまって組織を作る、それは良くあることなんです。



ところが。


いざ組織にしてみると制約が多くなりましてね。

最初、個人でできないことをやる、と思って作った組織が、組織の理屈が出始めて急に何もできなくなるんです。


あれは見ていて歯痒い。


個人なら、即決でやる!と言えることが、簡単には言えない、やれない。

さらにやり始めてからも制限が入り、困っている人を助けるには足らなさすぎたりする。



なんだか多くの人を助けたくてやっているはずなのに、そのための組織が機能しないってのは不思議な現象が起こってしまいます。



そうなると結局、個人で動く方が早くて、なんでも出来て。

お金が足りないとか、自分たちで無理してでもやるとかいろんな問題はありますが、それが一番効率的に助けられる、ということになってしまうのが現状なんだなあと思うんです。



みんな、組織にしろ個人にしろ、こんな事をやりたい、あんな風にやりたい、と思ってたと思うんですよね。

でも、やり始めてから経験を積んでいくと、最初の時の思いを忘れていくんです。


僕ら二代目もそうですよ。



初代がいて、コマ使いのように働いている時は、こんな経営者にはならない、自分がやるようになったらこんな風にやりたい。



みんなそう思っていたはずなんです。

でも、いざ自分が経営者になると、途端に全然違う事をし始めます。


そして言い訳するんですよね。



そんなのみっともないでしょ?

20年前の自分にその言葉を言えるなら言ってみればいい。

お尻蹴られるぞ?


と僕は思いますけどね。



立場が変わったからと意見が変わるようではダメですよ。

立場の違いを受けて、それまでのものをどう実現していくか?

組織にしろ個人にしろ立場や組織に自分の心を無くしちゃいけないと思います。



自分の子供たちに、過去の自分に、堂々と今の自分を見せられるようにやっていくのが大人ってもんでしょ。


という事で、意地張ってても引き続き、頑張っていこうかな、とおもいます。



能登半島の洗濯支援にご協力をお願いします。

まだまた洗濯やクリーニングの支援は必要です。

みなさん、ぜひご協力ください。




●支援金受入講座

八十二銀行伊那支店

普通1014569

DSAT災害洗濯支援チーム

デイーサツトサイガイセンタクシエンチーム

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