遅くなりましたが、今年のゴールデンウィークのお知らせです。
5月3、4、5、6日とお休みさせていただきます。
後半の祝日全部になりました。
お出かけする方も多数いられると思います。
最大10連休の方もいらっしゃいますしね。
うちも裏でゴソゴソと。
普段できないことをしていこうと思います。
東京都府中市住吉町2-17-13
TEL 042-362-6470
定休日 日曜日
営業時間
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ああ、体が痛い。
案の定と言いますか、今日は体が痛くてですね。
原因はわかってるんですよ、日焼けです。
昨日、1日長野でイベントに参加していて。
ものすごく天気が良くていい感じだったんです。
山の中のイベントなんですが、本当に気持ちよくて。
で、日差しは強いものの、少し日陰に入れば気持ちいい。
日除けもあるし大丈夫だろうと思ってたんですね。
すると、時間と共に日陰がどんどんなくなりまして。
そして、体に刺さる紫外線がものすごく強く。
日陰にある左足と火に当たっている右足、明らかに右足の方がジンジンするわけです。
これは日焼けするなあ、と思っていましたが、すでに帰りの支度をしている時にどこからともなく、日焼けしたなあという声が。
クリーニング屋って普段は店の中で仕事をしているんですよね。
確かに暑い職場ですが、日差しがあるわけではないので、純粋夏さに耐えられればやっていけるわけです。
こんな日差しを浴びたらやばい。
明日の朝は厳しいだろうなあと思っていましたが、案の定、体がヒリヒリします。
今日はいつもより仕事量も多いので頑張らないといけないんだけどなあ。
日焼けに負けないように頑張りましょう。
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おはようございます。
今日は長野にてイベントに参加しています。
ウッドファクターさんの敷地内で、春だわっしょい！というお祭りがありまして。
そこで能登の洗濯支援の募金をしてくれる、と。
このイベント内での経費を除いた収益を洗濯支援の方に募金してくださる、と。
同時にここまでの洗濯支援の活動報告も展示してください、ということなので、やって来ました。
この時期、長野でのイベントは日差しがきびしい。
このイベントで雨が降ったことがないので、いつも暑いんです。
今日も暑くなりそう。
食べで、遊んで、たのしんで。
そしてちょっとだけ能登半島のことや洗濯支援のことを見てもらいたいと思います。
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今日からゴールデンウィークです。
当店は後半の祝日をお休みさせていただくことにしてます。
詳しくはまた後ほどアップしますね。
いつも通り配達に回っているとゴールデンウィークだなあと感じます。
車の通りも少なくなるし、いつも混んでるラーメン屋さんに並んでいなかったり。
配達先のお客さんが今年は10連休だとおっしゃっないたのでお出かけされてる方が多いんでしょうね。
府中はこの時期毎年くらやみ祭りがあります。
大國魂神社周辺はもちろん、各町内でもお祭りなので賑やかになります。
いつもならね、鳶の友達が大国魂神社の鳥居のところにいるからと話しているんですが、もうそこにはいないですからね。
なんとなく、お祭りからも足が遠のきそうだなあ。
でも時間取れたら行ってみますかね。
今日も冬物がたくさん集まってます。
連休のうちに衣替えを済ましておきましょう。
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僕らの洗濯講座ではいくつか伝えていることがあります。
ざっと説明すると、洗う時の水を増やす。
服を詰め込みすぎない。
洗剤を適正量守る。
すすぎを3回に増やす。
こんな感じで説明をしています。
そして、こう説明をすると必ず言われるのがこれ。
水道代が高くなる。
洗う時に水を増やし、濯ぎの回数を増やすので水道代が高くなるから嫌だ、というわけです。
で、ここでさらに僕らはこう言うんですよ。
洗濯の回数も減るから水道代も高くならないですよ、と。
みなさん、なぜそんなに細かく、毎日、着たらすぐに、洗わなきゃ行けないと思っているのか？と言うと、時間が経つと菌が増えるから、臭いが出るから、ですよね。
で、早く洗わないと汚れが落ちないのでとにかく早く洗いたいわけです。
そこに、毎日洗わなくていいですよ、まとめて洗っていいですよ、と言われても納得できないわけですよ。
そんなこと言っても、時間が経てば経つほど菌が増えるのは常識じゃないか、と。
早く洗わなきゃ落ちないだろ？とみなさん思うんでしょうね。
でもね、僕らから言わせてもらうと、今までそれだけ毎日早く洗ってても綺麗になってないじゃない？と。
なんなら生乾き臭で今も悩んでいるじゃない？と。
てことは、今のやり方が間違っているんですよ。
もし、今のやり方が正しいなら生乾き中で悩むこともないし、汚れも落ちているはずですから。
僕らはこうも言います。
みなさん、汚れが落ちた体験をしてないから、と。
洗って綺麗になっているつもりです綺麗になってない。
本当に綺麗になったと言うのを体感してないので信じることができないんだ、と。
多分、すすぎを増やすことよりも毎日洗わなくていいですよ、と言う方が受け入れにくいのかもしれません。
なら試しに一つずつやって行ってみたらいいと思うんですよね。
まずはすすぎを増やしたり、洗う時の水の量を増やしてみたり。
それで生乾き臭がしなくなったなら、今度はまとめて洗ってみたらいいんです。
本当なのかな？と。
効果出たなら他のも試してみる価値は出てくるでしょう？
みなさん、結果から間違った思い込みをしてしまってるんですよ。
だから、そこから抜け出さないと上手に洗うことが難しくなるんです。
汚れが落ちないのが早く洗わなかったからだ、誰がそんな話をしてました？
もし、その話をクリーニング屋さんがしているのなら、明らかにおかしい。
だってクリーニング屋さんに集まる服は時間が経っていますからね。
明らかに家庭の洗濯よりも時間が経っているし、ともすればまとめて洗うよりも日数が経過していることもあります。
それでも綺麗にできてるわけです。
なら、まとめて洗うことが問題ではないはずです。
クリーニング屋さんに出しても綺麗にならないわよ！と言う人がいたら、そのクリーニング屋さんを変えましょう。
お店が悪い。
SDGsだの色々と話題に上がりますが、本当に環境のことを考えるなら、服を上手に洗って長く着用することが一番です。
正しい洗濯をすることが環境への負荷を減らすので皆さんにはぜひ頑張ってもらいたいなあと思います。
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そろそろあの話が出てきます。
そう、生乾き臭の話。
雨が増える、気温が高くなる、そうすると洗濯物から臭いが出るので、生乾き臭対策の話がいろんなところから出てくるんです。
しかし、生乾き臭対策でちゃんと効果のあるものはほとんど出てきません。
ここでは何度も書いていますが、原因は本当の原因を知らないから。
なぜ生乾き臭がするのか？の原因を知らないのでいろんな対策をアドバイスされてもそれらでは一時的には効果出ても根本から解決したわけではないのでまたぶり返すんです。
生乾き臭対策について、クリーニング屋さんがコメントをしているものもたくさん見かけますが、そのほとんどがズレてるんですね。
対策としては正しいんですよ。
でも、ズレてる。
なぜずれてるのかというと、家庭の洗濯を反映してないから。
家庭の洗濯が正しくされていて、なおかつ臭いが出る、と言うのならクリーニング屋さんのアドバイスでいいんです。
それは、やるべきことを全てしていて、それでも臭うならこうする、と言う話。
でも、もしやることをちゃんとやってないなら、まずやるのはやる必要のあることを全てちゃんとやる事なんですよね。
僕らが生乾き臭対策の説明をする時は、対策というよりも洗濯の時にやるべきことを説明するんです。
で、これでほとんどの生乾き臭が消えてしまうんですよ。
つまり、本当の原因は、洗濯が正しく行われてない、という事なんですよね。
クリーニングやさんが今家庭で行われている洗濯の中身を知ったら絶対違うアドバイスをします。
知らないから、できてる前提で説明をするんです。
そして、それを見た一般の人たちが真似をして情報発信をしてしまうので、対策にならない対策が広まってしまう。
生乾き臭を本当に無くしたいなら、まずやるのは洗濯そのものの見直しです。
乾かし方とかそんな事では一時的にしか改善しません。
洗濯を見直したい人は、ぜひ僕らのやっているゼロから洗濯講座を受けて見てください。
綺麗さが段違いで変わりますよ。
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衣替えが始まるとクリーニング屋さんは忙しくなります。
洗って干して、仕上げて。
冬物は時間かけられますが、同時に今着る物も出ているので、そこを上手に分けながら洗っていきます。
たくさん洗っているんですけどね。
実は、もう一つ、この時期特有のものがあるんですよね。
お客さんが来ている時にはあまり見ないかもしれません。
ぼくがそれをやっているのを見たことのある人はそんなにいないかも。
それは、アイロン台で仕上げ始めてからの洗い直しです。
洗ってから、仕上げに服がやってきますが、仕上げながら汚れが残っていると洗い直しをします。
つまり、洗い場に戻っていくんですね。
お客さんが来ている時には一緒に話しているので見ないんです。
仕上げをしていて黙って洗い場の方に戻すことはあります。
でも、それが何をしているのか？お客さんから見てもわからないんじゃないかな、と思います。
この時期は特に洗い直しが増えるんです。
だって、ひと冬越してきた衣類が集まってるんですよ？
汚れがあちこちについています。
洗って落ちる汚れもありますが、中には残る汚れも当然あります。
それを仕上げをしながら見て行って、見つけたら洗い直しをする。
こうして綺麗にしていくんです。
家庭の洗濯も同じで、1発で汚れが落ちないことはよくあります。
そんな時は洗い直しをすることで汚れを落としていきます。
せっかく洗って仕上げのところまで来たのに、勿体無いとは思いますが、汚れが残る方が嫌。
仕上げて行って、最後ここを仕上げれば完成、と言うところで汚れを見つけることもあります。
それでも洗い直し。
ここまでやったのに、ともちろん思いますけど、洗い直しをして汚れを落としてからまた仕上げればいいわけです。
クリーニング屋さんでこの時期こんな事しているとは皆さん思いませんよね。
でも、こうして洗い直しをするからこそ綺麗にできるんですよ。
だからこの時期は嫁さんと常にギスギスしています。
洗い直しっ！と何度もいうから不機嫌になりますよね。
でも、仕方ない。
綺麗にすることのほうが優先だもん。（笑）
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最近、やたらと洗濯槽を洗いたがる人がいます。
また洗濯槽を洗うことを勧める記事も多く見られたり。
で、なぜ洗濯槽を洗うことを勧めるのか？というと、洗濯槽に黒カビのようなものが付着して、それから洗った服へ菌が付着して匂いの原因になるので、定期的に洗った方がいい、というんですね。
で、洗濯槽を洗うと服を洗った後に嫌な匂いがしなくなる、と言います。
なんかねえ、いま目に見える汚れよりも菌の方が怖い人が多いんじゃないかと思うんですよね。
見えないからこそ、想像力を掻き立てられ、恐怖心だけが一人歩きをしているような気がします。
洗濯槽を洗って一定の効果はあると思います。
で、ここでいくつか疑問があるんです。
洗濯槽に菌がたくさんついていて、洗うと服について匂いの原因になる。
なら、洗濯槽も同じように臭うんですか？
同じ菌がついているなら、洗濯槽からも同じ匂いが出ると思うんだけど、洗濯槽が臭うから洗濯槽を洗おう、という人を見たことありません。
実際どうなんでしょう？
もう一つは、仮に菌が付着したとして、それが目に見えるようなカビを見ることは滅多にないと思います。
濡れたままどこかに放置していたならわかりますが、それでも点々と出るくらいで。
普通に洗って、普通に干していて、6時間を超えるような干し方をしていて、カビが見えるほど生えた人はいるんでしょうか？
僕の中ではいないだろうなあって思ってます。
いるのかな？
服の生乾き臭の原因を洗濯槽の菌のせいにするのはかなり無理があります。
誰が言ったのか、きちんと検証してから発表しているのか？わかりませんけどね。
おそらく、臭いは菌の発生が原因だから、洗濯槽が汚れていたら洗濯物も菌で汚染されている、はず、と憶測で記事にしているものが広まったんじゃないかなぁって思うんですよね。
ライオンが発表していますが、生乾き臭の原因はモラクセラ菌という菌が汚れなどを食べた時に出る排泄物が原因だと言っています。
菌からにおいが出るのではなく、菌の排泄物からにおいが出る、と。
なので、菌を無くしてしまえば排泄物も出ないから匂いがしなくなる、というふうに考える人が出るんです。
そこで、菌が多くつかないように洗濯槽を、というふうに考える人も出てくるんでしょうね。
でも、モラクセラ菌って常在菌だからその辺にい？んです。
なので、たとえ殺菌してもまた付着して排泄物を出します。
じゃあどすればいいか？というと、もう一つの排泄物を出すためには汚れを食べないといけないのでその汚れをできる限り除去することが大事なわけです。
きれいにする。
これが解決策なんですよ。
するとまた洗剤を選ばなきゃとかいいだすんですが、そうではなく、今の洗い方では汚れが濯ぎきれずにの残ってしまっているんですね。
これが大きな原因。
なので、大事なのは適切な量で洗った後に、きちんと汚れを濯ぎ切ること。
これで、服に汚れが残りにくくなるので、菌がいても臭いはしなくなる、というわけです。
洗濯槽を洗わなくても効果出ますよ。
逆に洗濯槽を洗っても、濯ぎきれてないと、着用しているうちにまた匂いが出ます。
ゾンビ臭とかいうやつですね。
なので、根本的な原因を取り除こうとしたら洗濯槽を洗うことではなくて、濯ぎをしっかりすることが大事なんです。
洗濯槽もきれいにしたら気持ちいいですけどね、
なので、洗う必要はない、とは言いませんし、やれたらやった方がいいです。
でも、匂い対策としてやるのは違うかな、と思います。
本当の生乾き臭対策をしましょうね。
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無事に西の方から帰ってきました。
家に着いたのは朝の7時くらいですけどね。（笑）
安定のたまごサンド研究所に寄ってからの帰宅。
今回もかなり収穫の多い出張となりました。
僕らクリーニング屋は洗う専門家ではありますが、そこからさらに洗濯機の専門家もいるし、洗剤の専門家もいます。
染み抜きの専門家も。
それらの人たちに支えられてクリーニング屋さんたちは安全に洗えてるんですね。
繊維の勉強をし、作りの勉強もし、洗剤や洗濯機の勉強もし、クリーニング屋さんになるためにはいろんなことを勉強しなくてはいけません。
また、日々進化したり変化していくものに対応しなくてはいけないので、常に勉強が必要な業種です。
世の中が便利になるたびに、汚れ方や汚れそのものが変わり、落とし方も変化していくんでしょうね。
なのでこうして、必要とあれば現地まで行って話を聞いてくる。
そしてまた学んで活かしていくんです。
いい出張になったと思いますよ。
これでまたいい仕事ができるな。
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おはようございます。
今日は西の方に向かっております。
7月に某所で洗濯講座を開く、かもしれなくて。
そこで使いたいものの相談をしに、西の方に向かっております。
能登に何度も行ってますからね、高速、しかも道路が割れてない、凸凹していないんですから、余裕です。（笑）
このくらいの距離なら楽だよね？なんで軽口叩きながら移動をしています。
途中サービスエリアでコインランドリーを発見。
こんなサービスもあるんだね、なんて話してたら次のＳＡでも発見。
どうやら各地で設置されているようです。
車中泊の人が増えるからか、トラックの休憩が今後増えるからか。
コインランドリーと同時にシャー室も設置されてましたしね。
快適になっていきますねえ。
目的地まではもう少し。まだ走ります。
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今日は夕方から娘を送ってきたんです。
娘と言っても僕の子ではなく。
かと言って、外に子供がいるわけでもなく。（笑）
友達の娘さんが遊びにきてくれたんですよね。
配達から帰ってきて、2階で少し休んでいたらお客さんが入ってきた時になるチャイムが。
繁忙期だから今日も来るよねえ、なんて思っていたら下から声が掛かって、襲撃されたよ、と。
そこにいたのが友達の娘さんでした。（笑）
この子は小さい頃からうちに遊びにきていましてね。
展示会に行った時にそのままうちに泊まりにきたこともあります。
大人になって自分で色々と動けるようになって、たまにこうして遊びにきてくれるんです。
聞くと、今日は1日歩き回っていた、と。
僕からすると小さい頃から知っていて、お泊まりに来ているので、自分の娘と同じです。
これは家まで送っていかなければ！と送っていったというわけ。
友達は自分の娘がまさか僕のところに来ているなんて知りません。
なので、送って行くと自動的に友達からすると、僕に襲撃されたという形になるわけです。（笑）
娘さんを送っていったら奥さんが出てきて。
友達は今ここにいない、と言い、娘も出かけていない、と言います。
なのでこう言うわけです。
ああ、今帰ってきたよ、と。
えっ？と驚く奥さん。
そして、僕と一緒に帰ってきたと聞いてさらに驚くのでした。（笑）
こうしてふらっと遊びにきてくれるって嬉しいもんです。
またいつでもおいで。（笑）
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最終学歴がクリーニング学校なので別に学があるわけではないんですが、妙のことは知っていたりします。
昔、中学生の頃、さだまさしのライナーノートを本にまとめたやつを読んでいたんですよね。
その中に確かこんな話があったんです。
美しい鶴の肉を食い、耳障りだと琴を叩き割る様子を見て、殺風景だと言った人がいる、と。
現代から見ても行儀の悪い、品性も感じないようなイメージを受けます。
さて、現代の服の取り扱いに関して、僕らクリーニング屋からみると実に殺風景に見えるんです。
長く着られる服を、水がもったいないとすすぎを減らし、そのせいで服から臭いが出たり、ヨレヨレになったりして、もうこの服は着られないと捨てて買い直す。
まだ全然着られるんです。
ちゃんと洗えば着られる。
服の寿命を2年か3年と思ってる人がいて、僕らクリーニング屋は最低でも10年は着られると思っている。
多くの人が、使い捨てになっていると言うことに気づかず、買っては捨て、買っては捨てを繰り返している様は実に殺風景だと思います。
でも、みんな本当は違うことを思っているのは知っているんです。
大事にしたいし長く着たい。
環境に悪いことはしたくない。
みんなそう思っている。
だから殺風景の由来になった状況とは少し違います。
自分は間違ったことはしていない、と誰もが思いたいから、直せなくなっているんじゃないでしょうか。
長い間、これがいい、これが正しいと信じて洗濯をしてきて、今更それが間違ってるよって言われても、なかなか信じられません。
でも、間違ってるんです。
だから服が臭うし、ヨレヨレになるし、長く着られない。
答えばすでに出ているんですよ。
殺風景にならないように、少しずつ洗濯を変えていけるといいな。
その服何年着てますか？と聞いて、10年きていると言う人が増えるようにしていきたい。
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各地のクリーニング屋さんがいそがしくなった、と言い始めました。
これで今年の繁忙期が完全に始まりましたね。
クリーニング屋さんの繁忙期、つまり衣替えの始まりです。
クリーニング屋さんが口々に言うのは、少し早くないか？と言うこと。
この数年、クリーニング屋さんの繁忙期は5月の連休明けでした。
なので、4月も忙しくはなるだろうけど本格的なのはもっと先だと思ってたわけです。
ところが、暖かさが続き、冬物がドバッと集まるようになってきて、これは完全に始まったな、と。
今年の衣替えは早いぞ、と思ったところで忙しくなっているもんだからそれどころじゃないわけですね。（笑）
冬物ですから急がなくてもいいんですが、その中には今着る物もとうぜんあつまってきています。
特に、今年はスーツの急ぎがなぜか多い。
理由を聞いてみると、この数年コロナでリモートだったのが4月に入ってから出社をするようになり、スーツやワイシャツが必要になって慌ててクリーニングに持ってきた、と言う方が増えているんですね。
今までご利用のないお客さんがいらっしゃるところを見ても、普段利用していたクリーニング屋さんがやめたのかな、とか思ったりもします。
別にうちは宣伝もしてないし、広告も出していませんからね。
なのに、新規のお客さんが集まってくるのには必ず理由がある訳です。
クリーニング屋さんがやめたのか、急ぎを受けなくなったのか、断ったのか。
集まってくる急ぎのものの汚れは結構ひどいものが多いんです。
長期間しまっておいたのもあるでしょうし、しまう前に汚れを落としきれていなかったのもあると思います。
使う日が決まっているので、少ない日数の中でできるだけ洗い直しをしてきれいにはしていますぎ、やはり限度も出てきてしまう。
もう少し時間があれば、しまう前にきれいにしておけば、と色々と考えてしまいますが、次に活かしていくしかありませんね。
今年の繁忙期はどこまで続きますかねえ。
連休明けで終わるのか、5月いっぱい続くのか。
クリーニング屋さんがやめていっているのでその分増えることを予想すると割と長く続くはずなんですが。
でも、クリーニング屋がなくなると、自分で洗ってしまう人がかなりいますからね。
どうなる事やら。
今はできることを。
ひとつずつ、丁寧に洗っていきましょう。
先のことを考えてもわからないしなあ。（笑）
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衣替えでクローゼットから出した服をどうするか？
これで悩む人がいるんだそうです。
洗った方がいいのか？
そのまま着られるのか？
そもそもしまう時にクリーニングや洗濯してから仕舞っていたら本来なら綺麗な状態ですよね？
臭いもない、汚れてもいない、もしそうならそのまま着られると思うんです。
でも、迷うと言うことは、匂いがしたり、シワクチャになってたり汚れていたりするからだと思うんですよね。
そんな時はどうしたらいいのか？
基本的なことを書きますが、しまう時には洗ってからしまいましょう。
これが大前提です。
洗わないでしまったものが臭ってるや、カビ臭いとか、ヨレヨレになってると言うのは、すぐにクリーニングに出しましょう、という事で。
今回の問題は、洗ってからしまったのに、と言う前提で話を進めていきます。
洗ってからしまったのに不具合が起きている時は、必ず原因があります。
例えば、洗ったのに汚れが落ちてないとか。
また、しまう時にビニールの袋を外しているので汚れてしまうと言うこともあります。
クリーニングから帰ってきたらビニールの袋は外してしまいましょう、と言っているクリーニング屋さん、沢山ありますよね。
中に湿気が籠るからとか言いますが、下が開いているのになぜこもるのか？
湿気は空気より重いのは常識だと思うんですけどね？
カビが生えるのは湿気ではなく汚れがあるからです。
湿気があっても汚れてなければカビは生えません。
で、僕はビニールの袋を外さない方がいいとずっと言っています。
その理由は、家の中の汚れが直接服についてしまうからです。
家の中の空気はものすごく汚れてるんですよ。
埃も舞っているし、調理とかの油も部屋中を回っています。
ビニールの袋を外すと服に直接それらが付くので、匂いやベタつき、カビの原因になるんです。
ビニールを外せ、と言うクリーニング屋さんは、湿気のせいにして汚れが落ちてないことを隠しているんですよ。
これを最初に言い出したのは個人店ではないですからね。
大手チェーン店が言い出したことがいつのまにか広まってしまって常識と誤解されてしまったんです。
このように、洗ってしまっていて匂いがしたり汚れていたら、もったいないかもしれませんが、着る前に洗いましょう。
クリーニングのほうがいいと思います。
なぜなら、ついている汚れが油の可能性が高いから。
家庭で空気中に舞っている油の汚れを落とすのはかなり難しいです。
また、しまっていた服がシワクチャで悩んでいる、と言うケースの場合。
汚れがない、臭いもないなら、一番楽なのは自分でアイロンをかけることです。
アイロンでシワをとってしまえばそのまま着ることができます。
しかし、アイロンを持ってない人もいるし、そもそもアイロンかけられないと言うひともいるもいると思います。
そんな時は、クリーニング屋さんにアイロンだけ頼みましょう。
クリーニング屋さんでは、プレスのみ、と言う受付が出してくれます。
プレスだけ頼めば、シワをとってくれてまた着られるようになりますよ。
こう言った事態を避けるのにはどうしたらいいか？
まず、しまう時はきちんと洗いましょう。
クリーニング屋さんに出す時もクリーニング屋さんを選ぶべきです。
値段だけで水、できるなら個人店のクリーニング屋さんをお勧めします。
そして、クローゼットにしまう時には、ビニールの袋は外さない。
外してしまうと家の中の汚れが直接付着するからです。
さらに、クローゼットの中に除湿剤を入れておきましょう。
雨が降ったりすると湿気ます。
この湿気が、プレスで仕上がっている服をシワに戻してしまう原因の一つです。
なので、しまう時には湿気は取り除くほうがいいです。
衣替えの時に、これからしまう服を洗うのは当たり前だとしても、これから着る服も一度洗わないといけないと言うのはめんどくさいと思います。
いざ着る時に、すぐ着られるように、クリーニングをして適切に仕舞えば次着る時に楽になると思います。
あともう一つ。
クローゼットの中はぎゅうぎゅうにはしないでください。
それもシワの原因の一つです。
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クリーニングって、流行りの服の影響が少し遅れてやってくるんです。
その年はやったものがすぐくるわけではなく、1年後とかにドバッとやって来たり。
あー、これ去年はやってたなあ、と思うことがしばしばあるんですよね。
ダウンが流行ると、流行ったその年もダウンは集まって来ますが、翌年はもっと集まって来たり。
キムタクが革のダウンを着ていた時は数年間にわたり、出ていましたっけ。
そして、今年は、引き続きダウンも出ていますが、少し違う商品も出始めています。
それがウールやカシミヤのコートです。
今年の冬はおおいなあとはおもっていましたが、少しずつ集まって来ています。
来年はもっと集まるかも？と思いますが、ダウンと違うウールやカシミヤのコートはちんういがひつようです。
その注意とは、必ずクリーニングしてからしまう事。
その理由は、汚れたままにしておくと虫に食われる確率が上がるからです。
なので、今年きたけど洗わない人は、来年着る時に虫に食われている可能性があります。
すると、来年クリーニングには出て来ないんですよね。
洗ってしまわなければ必ず虫にやられるとは言いませんが、その確率は洗ってあるものと洗ってないものとでは全然違うので気を付けたいところです。
衣替えって、一般の方々は今着るものを出すイベントと捉えがちですが、来年また着るために今まで着ていた服をお手入れしてしまうイベントでもあります。
大事にしたいなら、クリーニングしてからしまいましょう。
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昨日、所用で出かけた先で知り合いに会ったんです。
八王子の方で、かれこれ20年前からたけのこを掘りにいかせてもらっている方。
この時期、会ったらする会話って決まってます。
たけのこ、もう出てる？
すると、徐々に出始めているよ、と。
なんなら掘っていくかい？と言われたんですね。
ちょうど長男もいて、たけのこを食べたい！と言うので、用事の帰りにたけのこを掘りに行ったんですよね。
山を所有している方なのでたけのこがとれるんですが、僕は掘りたくないんです。（笑）
だって山に入らなきゃ行けないんだもん。
食べたい奴が行けばいいじゃないか！と言う事で、長男と甥っ子と他数人で山の中へ入って行きました。
まだ出始めですから、なかなか見つけられません。
さらに、都会っ子なので、掘るのなんて慣れてない。
1時間ほどとって来た筍は数本でした。
こんなくらいじゃ食べるところないよ！と言われて、再度山に入り、今度は頑張ってたくさん掘って来て。
これで食べるくらいにはなる、という事で、皮を剥いてその場で薪で湯掻いてもらうことに。
筍はねえ、自宅でどんなに頑張ってもダメなんですよ。
薪の火力や羽釜には勝てません。
湯掻いてもらったらものすごく柔らかくなるんです。
だから、ここにたけのこを掘りに来たら、湯掻いてもらうのもセットでやってもらいます。
段取りよく、火をおこし、薪に火が移って行きます。
だんだん火力が上がって来て、お湯が沸き始める。
たけのこを投入して1時間ほど湯掻く。
長男、慣れないことをしたので、豆が潰れたらしい。（笑）
だろう？だからやりたくなかったんだよ、とは言えなかったけど。（笑）
1時間後に茹で上がったたけのこをみんなで味見してたら、ビックリするほど美味しかったらしく、おいっこが目をぱちくりさせてました。（笑）
こんな体験なかなかないですもんね。
自分で掘って、薪で湯掻いてもらって、その場で食べるなんて。
これからどんどんこう言うことも出来なくなるんだろうなあと思います。
もしくは、お金払って商売として残るとかかな。
あと何年、こうして掘りに来れるのか。
いい体験をさせてあげれてよかったな。
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いやー、暑い！
週間の天気予報で週末は暑いぞ、と言われていたので覚悟はしていましたが。
所用で出掛ける予定でいたので服装をどうしようか？悩んでいました。
結果、今年初の半袖にしました。
ちょうどいい感じです。
今年はこれでもう服装は半袖になっていくのかなあ。
来週の天気予報を見ても20度を下回らないですしね。
いよいよ本格的な衣替えの時期に入っていくのかもしれません。
去年より早いな。
これからの時期は、どうか雨に気をつけて。
濡れることよりも雨が降って湿度が高くなることが心配。
気温が高い時の湿度はカビの原因になりますからね。
カビの生えないうちに、クリーニングしてしまいましょう。
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どうにも予定が詰まっていて、急遽水汲みに富士山へ行ってきました。
明日も予定がある、その次の週も予定がある。
さらにその次も出掛ける、可能性がある。
水はねえ、なくなったら困りますからね。
水曜に少し多めに仕上げておいたので週明け残りを頑張るということで、夕方から水汲みに行ってこい、と命令が。
お父さんは逆らえないのです。(´・∀・｀)
下りは順調に走っていますが、登りの中央道は激混み。
帰りは渋滞覚悟でしたね。
水も無事に組み終わり、一緒に行った次男とスーパーに寄ろうと富士吉田市内を走っていると、人がいた！と思ったらみんな外国人の方々。
日本人は本当に見ませんねえ。
この辺は観光客でごった返しているんだろうなあ。
円安を感じつつ、帰ってきました。
これで後一月は水の心配はいらないな。
安心して来週からまた出掛けられます。（笑）
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自分で洗えるものと、クリーニングに出すもの、その境界線はどこか？みなさんわかりますか？
ある人は値段で判断をして、ある人はブランド名で判断をする。
またある人は、ほとんど洗えると思ってる人もいるし、素材を確認して分けている人もいると思います。
最近は、やたら洗濯表示を確認して！という人が増えたのでそれを見て判断する人もいるでしょう。
そんな中、こういう理由で自分で洗える、と判断する人もいるんですよね。
薄い生地の服は洗濯をする。
これね、クリーニング屋さんと消費者では解釈が正反対だと思うんですよね。
薄い生地の服は、簡単に作られている、裏地もない、表地だけで洗えるか判断できる、多分そんな理由から洗濯できると判断されるんだろうと思います。
クリーニング屋さんが薄い生地の服、と言われたらまず間違い無く警戒します。（笑）
繊細な服じゃないか、と。
これね、想像している服がクリーニング屋さんと消費者とでは違うんですよね。
だからこんな風に違う解釈になるんです。
例えば、ファストファッションで売られているTシャツなどを、薄い生地の服、としましょう。
これをどう扱えばいいか？と言われたら、消費者もクリーニング屋さんも同じように答えると思います。
洗濯できますよ、と。
では、透けるほど薄い服、最近流行りでありますよね？
レースやオーガンジー、シフォンなどの生地ならどう考えるか？
これは相当生地が薄いです。
さらに裏地のないものもあります。
皆さんならどう考えますか？
クリーニング屋さんだとこう考えます。
クリーニングだな、と。
薄くて裏地もなく、一見せんたくでもいけそうなきがします。
ネットに入れて洗えば大丈夫だろう、と。
アイロンもいらなさそうだし。
でも、クリーニング屋さんは違う考え方をするんです。
糸が相当細いな。
ちょっとでも引っかけると糸がつれて出てきてしまう可能性がある。
あらかたはとてもソフトにしなければならない。
水洗いで洗うと水の重さが乗っかるから負担が掛かるから、ドライクリーニングであげた方がいいかもしれない。
薄い生地のアイロンはすげー難しいけど、掛けないと綺麗さが出ない。
だから洗濯では難しい、とクリーニング屋さんなら思うんです。
ファストファッションのTシャツなどのことを薄い生地の服、というなら洗濯で構いません。
でも、薄い生地の服、というのが服を洗濯するかクリーニングするかの判断材料にしているならそれはとても危険です。
薄い生地というのはリスクが高く、注意することがたくさんあるから。
その上で汚れを落とそうとする訳なので、簡単にはいきません。
生地の薄さはどうあらうかのはんだんさいりょうのひとつになりますぎ、それが全てではない。
そこを知って欲しいんですね。
洗えるというのは、汚れが落ちることを言っているわけではないんですよ。
洗っても服がおかしくならない、ということを言っているんです。
では丁寧にネットに入れて手洗いをすればいいじゃないか？という人が今度は出てきます。
手洗いして落ちる汚れなんてたかが知れてるんですよ。
それで綺麗になるなら構いませんが、かなり大変ですよ。
服を洗う目的をもう一度よく考えてみましょう。
なぜ服を洗うのか？
それはまた次も着るからです。
着ない服は洗いません。
洗うということは着るということ。
では、着るということはどういう事か？
汚れていて着たいか？
ヨレヨレになっていて着たいか？
しわくちゃで着たいか？
生地がおかしくなっていて着たいか？
どれもこれも着たくない理由の中に入ってると思います。
だから洗うというのは、服の状態を維持しつつ、汚れを落とす行為なんです。
そこから考えた時に、自分で洗濯するか、クリーニングするか、見えてくると思います。
僕らがやっている洗濯講座はこの視点で話をしています。
この考え方ができるだけで同じ洗濯がガラリと変わります。
今年の衣替えを機に、見直してみてほしいなあと思います。
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急に暖かくなってころもごえのにゅーすご増えてきました。
衣替えです！ってある種季節のイベントなので、ニュースとかでは扱いやすいのかもしれません。
そんな中で、令和の衣替え事情が昔と違う、と言うネットの記事がありました。
令和の衣替えで、一気に入れ替えるのは23％だと。
他の人たちは衣替えをそもそもしない、と言うんです。
タイトルを見た時に、シーズンレスの服が多くなってきてるからかな？と思っていたら、どうも違う。
よく文章を読んでみるとこう言うことなんですよね。
夏物と冬物を入れ替えない、ということらしいんです。
つまり、衣替えとは、しまっていた夏物を引っ張り出し、冬物をそこにしまう作業のことだ、と。
で、今はクローゼットに夏服も冬服も一緒にしまっていて、別に入れ替えないから、衣替えではない、と。
内容を読むと、衣替えはしているじゃん、釣りのタイトルだな？と思いましたねえ。
衣替えって入れ替えることではないですよね。
昔は、今みたいにクローゼットがなかったので、畳んでしまわなければならなかった。
だから入れ替える必要があった訳です。
で、現代はクローゼットを持っているお宅も多く、そこに夏冬全部の服を一緒に入れている人たちも多くなっている。
すると、服を入れ替えることが衣替えにはならないんですね。
では、衣替えというのはなんなのか？
それは、今まで着ていた服を洗って次着られるようにすることだと思うんです。
同じクローゼットに入れるにしても、汚れたまま入れていてはダメで、もう着なくなった冬服を洗ってからクローゼットにしまう、その作業が衣替えなんですね。
別に入れ替える必要はないけど、もう着ない服は洗ってからそこに戻さないと次に着ることができなくなるし。
衣替えとは何か？
ここも雑なんだろうなあって思います。
服を入れ替えるということに、洗うこと、クリーニングすることも含んでいるんですが、今はそこもこちんと洗ってからしまうこと、と言わないと伝わらない。
それだけ、生活に関することが世の中の常識から抜け落ちてしまっているんだと思います。
これから本宅的に衣替えが始まると思います。
別にタンスとかにしまわなくていいですが、今まできた服を洗いましょう。
それが令和の衣替えですよ。
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クリーニングに関する話で間違った話の方が圧倒的に多いです。
今はそれを信じてしまっている人が多いので困っています。
Yahooでこんな記事が載っていました。
スーツをドライクリーニングしたら傷みますよ、と。
記事を読んでいると、スーツをクリーニングし過ぎると傷むので、1シーズンに1回、夏場でも2回くらいで終わらせるのがいい、と。
さらに、こう言います。
適切な処置をしていれば汚れない、と。
相変わらず意味のわからないことを主張してくるYahooですが信用を失うからちゃんとした方がいいですよ？
スーツの扱いでこの手の話をする人たちはアパレル、特にテーラーの方が多いです。
お手入れの話をちゃんと知らないと言うこともあるんですが、問題はそこではなく実際のスーツを着ている状況などを知らな過ぎるんですよね。
このやり方で回そうとしたらスーツが何着必要か。
実は記事の中にも書かれていて、スーツは一度きたら2日は休ませなければいけない、スーツが3着必要というのはこのことから言われているのです、と。
3着で着回したらどうなるか？ご存じない？
傷みますよ？ものすごく。
3着で着回している人のスーツがどんなふうになっているか？知らないでしょ？
知らないからこんな記事を書けるんですよね。
スーツをこんな風に一シーズンに一回クリーニングで済ませようとすると、最低7着は必要です。
出来れば10着くらいあると回していけます。
3着で回す？それ、洗うことできないって知ってますかね？
そもそも、ドライクリーニングをすると服が傷む、と言うのは迷信です。
なぜドライクリーニングが出来たのかいと言ったら、水で洗うと傷むから。
なぜ、現代になってドライクリーニングすると傷むと言うふうになってしまったのか。
実はここに、まことしやかな嘘が紛れ込んでいるんですよね。
ウールのスーツはドライクリーニングすると油が抜けてテロテロになる、と。
ドライクリーニングは油の汚れを落とすからというんですよね。
まず断っておきますが、ドライクリーニングをして油が抜けてテロテロにはなりません。
ここははっきりと言っておきます。
でも、私は経験がある！と言う方もいると思います。
今からなぜそうなったのか？説明しますね。
いくつか可能性が考えられます。
一つは、ドライクリーニングをしたと思っていて水洗いをされている。
クリーニング屋さんに出すとドライクリーニングだと思い込んでいる人がいますが、必ずドライクリーニングと言うわけではないんですね。
特に、汗抜きとかオプションで勧められたりして頼むと、水洗いをされるんです。
水洗いをすると生地は腰が抜けます。
いわゆるテロテロの状態になる訳です。
まず、これが可能性のひとつ。
次に、ドライクリーニングで使われている洗剤によって違いがあります。
水洗いの柔軟剤のように柔らかくする性能を持った洗剤を使っているクリーニング屋さんがいます。
この洗剤を入れてドライクリーニングをすると、生地が柔らかくなるんです。
なぜこう言う洗剤を使うか？と言うと、洗い上がった時に小じわがなくなるから。
その後の仕上げが楽になるんですね。
こう言う洗剤を使うクリーニング屋さんはチェーン店が多いんです。
なぜかと言うと、仕上げをする職人さんがいないから。
なので、パートやアルバイトでも仕上げられるように、小皺のつきにくい洗剤を使っていて、その影響でテロテロになってしまうケースがあります。
これが二つ目の可能性。
最後に、そもそも服がテロテロになっている可能性があります。
例えば雨に濡れたりしたことがあると、その時点で服の腰は抜けてしまいます。
しかし、そのまま着用していると、今度は汚れで生地が硬くなる。
腰があるように錯覚していますが、すでに腰は抜けていて、汚れで硬くなっているだけ。
洗って汚れが落ちたら腰の抜けた状態が表面化する。
これが３つ目の可能性です。
ドライクリーニングは形を崩さずに洗えるものなので、それで腰が抜けると言うのは本来あり得ません。
なので、もし本当にドライクリーニングでテロテロになったのだとしたら別の原因が必ずあります。
油が取られてテロテロになる？
実際にドライクリーニングしたところを見た人が言っていますか？
クリーニング屋さんから返ってきたものを見てテロテロだからって話で語ってる人じゃありませんか？
服のお手入れをちゃんと知っているのはクリーニング屋さんだけです。
テーラーさんだろうがアパレルだろうが、残念ながらちゃんとしたお手入れを知りません。
お手入れの話はクリーニング屋さんに聞きましょう。
聞く時は個人店のクリーニング屋さんで聞いてくださいね。
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昨日の続きです。
スーツのお手入れのお話。
スーツのお手入れは素材によって変わってきます。
高いスーツと安いスーツ、何が違うか？ご存知のない方もいると思いますが、まずは素材が違うんですね。
基本的にスーツはウール、羊の毛で作られています。
これに洗えるスーツ、シャワースーツとなるとポリエステルやポリウレタンが使われ始める。
ウールは水で洗う時にコツが必要で、ポリエステルやポリウレタンは水の影響を受けにくいのです洗濯機で洗える、シャワーで流せるスーツというふうになっています。
さらに、同じウールでできているのに高価なスーツもあります。
何が違うのか？と言われて、デザインと思う人は半分正解。
残りの半分は糸の細さです。
糸が細いとしなやかになり、肌触りが良くなるんです。
その代わり扱いが難しくなります。
一見、洗濯機で洗える方が便利でよさそうに思いますが、その便利さと引き換えに着心地の悪さや蒸れなどが出るので、仕事で毎日着用することを考えるとあまりいいスーツというわけではなくなります。
ウールのスーツはそんなに洗う必要はありません。
その理由は、ウールがそもそも疎水性の繊維だからです。
しかし、そんなに洗う必要がないと言っても条件があります。
それは、替えのスーツを持っていること。
1着を着続けていたらやはりダメで、洗う必要が出てきてしまいます。
ウールのスーツは汚れにくいと言っても汚れるのと、休ませてあげる必要があるので替えのスーツが必要なんですね。
では何着必要か？というと、1週間違うスーツを着ていけるくらいは欲しいところ。
多過ぎる！と思うかもしれませんが、このくらいあって、着ていると1シーズンに一度のクリーニングで済んでしまいます。
しかし、これ以下になれば、当然洗う頻度は上がるわけです。
2、3着しかもってないも一月に一度は最低洗わないといけないでしょうね。
匂いもで始めるし、汚れでスーツが硬くなる。
すると、今度はスーツが傷み始めるんです。
裾の方が切れてきたり、肘の裏がテカってきたり。
こうなると、スーツの寿命がぐんと減ります。
クリーニングしても大して戻らず、2年くらいで買い替えになってしまうでしょうね。
安く買えると言っても2年おきに買い替えていたらものすごい出費です。
なので、着数を持って、着替えながら定期的にメンテナンスをする、それが一番長持ちして、スーツ代が安く済む方法になります。
スーツのお手入れでやってはいけないことの中に、消臭剤をかける、というのがあります。
会社から帰ってきたら消臭剤をかけてハンガーにかける。
これやっちゃダメ。
お手入れしているつもりですよね？
でもそれ間違いなんですよ。
殺菌しているつもりですよね？
その殺菌と引き換えにスーツを傷めていきます。
ウールは休ませることで匂いも減っていきます。
もし休ませても匂うようならそれはもう洗うタイミングです。
洗う頻度についておさらいすると、着たら洗うような、頻繁に洗う必要はありません。
ただ、スーツの着数が少ないと洗う頻度は増えていきます。
通常は1シーズンに一回、もしくは途中に一回洗って合計2回ほどで済むはずです。
それ以上、洗う必要が出る時は、どこかに問題があります。
スーツの着数が足りないのか？
洗っても汚れが落ちていないのか？
高温などの環境がスーツに適していないのか？
すると対策としては、着数を増やしてみたり、クリーニング屋さんを変えてみたり、そもそもスーツを着る環境ではないから他の服に変えてみたり、ということになります。
スーツのお手入れはクリーニング一択です。
自宅で洗う、洗濯するというのは無謀です。
たまに、私は洗えてます！きれいになります！という人がいますが、その人の服を見せてもらいましょう。
それを見て本当にきれいだな、と思うなら洗ってもいいと思いますが、今までクリーニング屋さんと同じように洗えてる人は見たことありません。
この程度でいい、というのならたくさん見てきています。
服のお手入れは、素材にかなり影響をされるんです。
ビジネスに着用するものでも、洗濯で十分なものもあります。
それは素材が洗える素材ということで、なんでも洗えるわけではない。
そこをきちんと把握できていれば、自ずと適切なお手入れになっていくと思います。
新入社員の皆さん、長い人生で服のお手入れはとても大事になってきます。
今のうちに正しいお手入れを習慣付けて、お仕事を頑張ってください。
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