惜しい!
洗濯研究家の方はここ見ているんですかね?(笑)
最近記事の内容がすこし変化して来たように思います。
しかし、残念だ、まだ少しおかしい。
多分仕入れている情報は正しいんでしょうが、元々の根本的な知識が間違っているので、聞いた話を誤解しちゃうんでしょうね。
今回、気になったのは濯ぎの話と洗剤の残留の話。
洗濯研究家の方はこんなことをおっしゃっています。
すすぎを増やした方がいい、と。
一回すすぎの洗剤でも2回に増やすことで汚れ落ちが良くなります、と。
汚れが多くて洗剤を増やした時はすすぎを3回に増やした方がいい、洗剤が残ると汚れが戻る原因になり、黒ずみや悪臭の原因になる、と。
ここ、根本的に理解してないからこんな話をしてしまうんですよね。
見ているか?わからないですが解説してみますね。(笑)
まず、すすぎは基本的に3回です。
一回でいいということもあり得ません。
なので、すすぎ一回の洗剤でも2回に増やしたらいい、というのもある意味間違っています。
2回だと足りないんですよね。
では、なぜ一回濯ぎや二回すすぎの洗剤があるか?というと、アルカリの残留の問題です。
すすぎが足りないとアルカリが残り、服が黄色くなることがあります。
これを防ぐためにすすぎをきちんとしてアルカリを取り除きたいわけです。
で、一回濯ぎや二回すすぎの洗剤は中性なんです。
そもそもアルカリが入ってないので、洗剤が多少残っても問題はない。
だから、すすぎの回数を少なく表示しているわけです。
ところが、これはアルカリが残るかどうか?の問題。
汚れを濯ぎ切るという意味では一回でも二回でも足りなくて、3回するとほぼすすぎ切れます。
なので、3回が基本になるんです。
で、洗剤が残ると汚れが服に戻り、黒ずみや悪臭の原因になる、という話。
根本的に勘違いしてますね。
洗って落ちた汚れが服に戻ることを逆汚染と言いますが、逆汚染はすすぎ不足で起きるものではないんですよね。
洗剤が足りない時や、洗浄時間が長くなると起きやすくなります。
あと、たくさん服を詰め込んでも起きやすくなります。
多分、洗濯研究家の方は、すすぎが足りないと洗剤成分が残り、汚れを抱えた洗剤が服に残る、と想像したんでしょうね。
こうはならないんですよね。
で、その理由は洗剤がどんなふうに汚れを落としているのか?を知るとよく分かります。
とても惜しかったですね。
テキストを読んで自分なりに理解したんでしょうがそもそもの洗濯の捉え方が間違っているとこんな風に勘違いをしてしまうんですよ。
これは洗濯研究家の方だけの話ではなくて、実は多くの人がこんな風に誤解をしています。
世の中に出回る洗濯の情報の多くは割と正しいものが多いんです。
しかし、それの説明になると間違えていたりする。
そしてそのまちがった知識だけ皆さんに伝わり、詳しく覚えてないけどこんな感じだと、独自のアレンジが増えて、汚れが落ちなくなっていったり、よくわからないやり方をして大変な思いをしている方がたくさんいるんです。
いくら素人と言ってもね。
洗濯研究家を名乗り、その立場から情報発信をしているわけですよ。
それならもっときちんと学ばなきゃいけないんじゃないでしょうか?
僕らクリーニング屋がみた時に、その通り!と言えるようなものは見たことがありません。
もうちょっと勉強をして。
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