服の勉強はどこで?
クリーニング屋さんには職人さんという、助っ人で来てくれる職人がいるんです。
正確には、いたんです、かな。
もう職人さんはほぼいませんからね。
すけ職とか呼んでいる人もいましたっけ。
簡単にいうと、忙しい時に臨時で来てくれる職人さん。
お店によって、洗う工程を任されたり、仕上げをする工程を任されたりしてました。
うちにも昔は来てましたね。
で、僕が子供のころよく母が怒ってたのを見てたんですよね。
プロの職人なんだから、休みの日はデパートとかに行った服を見てこいっ!
まあ、乱暴な母だこと。(笑)
クリーニングのことは知ってても服のことを知らなかったら仕上げられないだろ!とよく言っていました。
子供の僕は、厳しいなあ、そんなにキツく言わなくてもいいだろうに、と思っていましたが、今自分が仕事をしていると同じように、プロなんだから常に勉強しろよ!と思います。(笑)
仕事をしていると、勉強をする時間が取れなくなるんですよ。
だか。日常の中から常にアンテナ張って学ぶ姿勢をとってないとついていけなくなるんですよね。
プロって厳しい。
しかし、最近はデパートにいっても、ショッピングモールに行っても、あまり参考にならなくなってきました。
その理由は簡単です。
飾ってある服がしわくちゃだから。昔、デパートにいって勉強してこい!と言ってたのは、新品はきちんとした形で展示されていて、それが基本となるからだったんですよね。
つまり、その状態を目指せば、いい形の服になる、という事なんです。
ところが、最近はシワがついたまま展示をしているから、見ても参考にならない。
これでいいなら、粗じわだけ取ってもし上がりましたって言えちゃう。
そもそも新品を売るんだから、その服の1番一形を見せて売るもんだと思うんですが、今は服を箱からそのまま出して、マネキンに着せちゃうからしわくちゃのままなんですよね。
多分店員さんがアイロンをかけられないからだと思うんですよね。
そもそも私生活でアイロンをかける人は少ないと思うので、シワがあっても違和感を感じないんじゃないでしょうか?
それほど今みなさん鈍感になっているんだと思います。
でも、服を作った人は明確なデザインと意図があるんですよね。
それが着用される前から壊れた状態っていうのは、作った人も悲しいんじゃないかなあ、と思います。
また、せっかくその服のいいところがあるのに、それをいかせてないってのも勿体無いかな、と。
まずは、服を売ってる人たちから、綺麗な状態で売ることを心がけたほうがいいんじゃないかなあと思います。
勉強するところを探さないといけないなあ。
どこで服を観察してこよう?
東京都府中市住吉町2-17-13
TEL 042-362-6470
定休日 日曜日
営業時間
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