ワイシャツの手仕上げ。
仕事をしていて、いつもと違う仕上げをする必要がある時があります。
昨日、暑さのせいなのか、機械が壊れたんですね。
壊れたのはコンプレッサー、圧縮空気を送る機械です。
この機械から圧縮空気が送られ、他の機械を動かしています。
ワイシャツの機械なんかはコンプレッサーがないと動きません。
そう、昨日はワイシャツを重点的に仕上げる日だったんですよ。
なのに、機械が動かない。
どうするか?
普段なら、修理屋さんを呼んで直してもらってから仕上げるんです。
修理に来てくれる日によっては、納期を遅れせてもらったりしてなんとかやりくりします。
しかし、ワイシャツはそれだと困るんですよね。
なぜなら、毎日着る物だから。
月曜仕上げたワイシャツを翌日取りに来てまた一週間着る人もいらっしゃいます。
なので、絶対月曜日の分は仕上げなければいけないんです。
となるとですよ。
やることはとてもシンプル。
全部手仕上げをすればいい。
いま、ここ読んでいるクリーニング屋さんはゾッとしましたよね?
全部手仕上げしたの?と。
ええ、全部手仕上げしました。
クリーニング屋さんだけ僕のことをこっそりと褒めてください。(笑)
そう、昨日はワイシャツを全部手仕上げしたんです。
ハンドアイロンは使えるから手で仕上げちゃえばいい、という話ですが、まあものすごき手間と時間がかかるわけですね。
3時過ぎから始めて、終わったのが閉店時間の夜10時。
35枚くらいありましたか。
かなり掛かりましたよねえ。
手を抜けばもっと早くなるんです。
例えば、袖口の仕上げ方を真っ平に仕上げてしまえば半分くらいの時間で済んじゃうかもしれない。
でも、その仕上げ方をすると、仕上げる人は楽だけど着ている人が着やすくない。
クリーニング屋さんでは本カフスというんですが、手間のかかりその仕上げ方をした方が手首周りが着やすくなるんですね。
その代わり時間がかかる。
霧吹きをしながら、伸ばし、乾かし、整形し。
畳んで仕上げる。
やりながらですね、昔じいさんたちはずっとこうやって仕上げてたよなあって思ってました。
完全で仕上げではなかったですが、今から思うと週の半分はYシャツの仕上げを延々としていたよなあって。
だから、僕が子どもの頃は閉店時間が夜の10時なのに、午前2時とかまで平気で仕事してたんですよね。
そんな事をつらつらと思い出しながら仕上げをしていました。
頑張ったなあ。
仕上げたYシャツ、間に合ってよかった。
そして、着やすいなあと思ってくれたらそれで十分嬉しいな。
早く機械屋さんに直してもらいましょう。(笑)
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