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洗濯支援の最終的な目標は?

クリーニング屋の仲間と能登に洗濯支援に行っています。



なぜ僕らが洗濯支援をしているのか?



一つは災害により上下水道がやられ、洗濯が出来なくなっていた、という事があります。

能登の地震は地盤がやられているので、たてもののそんかいよりと地面の下の配管がやられています。

これ、かなり深刻で各地から水道屋さんたちが集結してしゅうりにあたっていましたがなかなか進んでいませんでした。

やっと繋がったと思っても漏水したり。

コインランドリーも一部営業されていましたが、洗濯機含め、綺麗にならない洗濯では衛生にもを代のある被災地では状況が厳しいという事もあり、洗濯の代わりをしていました。


もう一つ理由があります。


それは現地のクリーニング屋さんがやめないようにすること。

これ、かなり深刻なんですよ。


被災地では被災者の悲惨さがフォーカスされますが、いろんなお店や企業も被災されています。

生活が回るというのは、住民が働くところがあって、買い物するところがあって、家があるから生活が成り立つんです。

すると、被災者だけなんとかしでダメなんですよね。


震災のすぐ後に経営者の皆さんはこう思ったんです。


もうこの町では商売はできない、と。



理由は3つあります。

一つは機械や建物などが損壊して使える状況にない。

二つめは、従業員が2時避難をしていて現地にいないので働いてくれる人がいない。

そして三つ目が、住民がみんな避難しているからそもそもお客さんがいない。


この三つの理由から経営者は心が折れてしまうんですよね。


クリーニング屋さんも同じで、初期の頃、仕事を始めるという気が起きていなかったようでした。

徐々にやれるかも?と思い始めたのが、従業員が地元に戻り始めてきたから。

それでも仕事がなければ再開できません。

そこに、僕らの洗濯支援で仕事が入り、やれるかもと希望を持ち始めてくれて再開していったんです。


もし、被災者の洗濯物を洗うだけ、洗濯の代わりだけしていたら今頃現地のクリーニング屋さんはみんな辞めていたかもしれません。

そうなると、もう奥能登の方ではクリーニングを利用する事ができなくなります。

洗濯では洗えないものもありますから、クリーニングするものが出たら2時間くらいかけてクリーニング屋さんに持ち込むしかない。

それでは本当の復興とは言えないと思うんですよね。



なので僕らの洗濯支援の最終的な目的は、現地のクリーニング屋さんが当たり前に利用されるようになる事。


これが最終的な目標になります。

現地を回っていて、クリーニング屋さんがあることを知らない人もいました。

片付けや他のことで洗濯やクリーニングが後回しになってしまう人も多くいると思います。

その人たちとクリーニング屋さんを繋ぐのが最終目的です。



コンビニが営業を始め、ドラッグストア、ホームセンターも営業をしています。

元の生活に戻るようにみなさん頑張っている。

その中にクリーニング屋さんもいます。

お店や企業が動き出せば、住民も戻ってきます。

それまでなんとか支援を続けて繋げていきたいなあ。









一伸ドライクリーニング店 

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