お客さんとの関係とは。
今、怪我した父の代わりに、父がまわっていた集配先を回っています。
ルートは知っているし、お客さんも子供の頃からのお付き合いなので知っている。
何も問題ないんですが、一つだけ気になるんですよね。
古いお客さんが多いので、ものすごい大きなお宅にもお伺いするんです。
すると、まず大きな玄関があって、そこでインターフォンを鳴らして、中に入り、園庭を歩いて本当の玄関で再度インターフォンを鳴らす。
僕はこうして入っていきます。
ところが、父はそのまま入って行ってなかの玄関でインターフォンを鳴らして入って行ってる。
いや、今の時代、それはないだろう?とずーっと思ってたわけですね。
で、あまりにも気になるので先日配達に行った時にお客さんに聞いて見たんですよ。
どうやって入ってきたらいいですかね?と。
すると、お客さん、うーんと少し考えたようでどうしていいか?困っているみたい。
なぜ困るのかな?と思ったので、父のやり方を説明して、あれでいいんですか?知らない人が来たとか思わないんですか?と聞いて見ました。
するとこんな風にいうんですね。
昔から来てもらってるし、毎回くる曜日、くる時間は決まっているから別に誰が来たか分かるし。
お父さんのは平気よ、と。
確かにねえ、僕が子供の頃の配達ってどこもそんな感じだったよなぁとは思いますけど、流石にね、僕にはそれは真似できない。
なので、お客さんに説明をして、僕はちゃんとインターフォンを鳴らしてから入ってきますね、とお伝えしました。
お客さんの方も、うちの父も昔の御用聞きの感覚なんだろうなあと思います。
宅配、デリバリー、そういう感覚ではないんだろうな、と。
なので、単にクリーニング品を預かったり渡したりだけではなく、話をしたり用事を頼まれたりしてたんだろうなあと思いました。
これからこういうお客さんとのお付き合いはどんどん減るでしょうねえ。
僕にも近いお付き合いをしているお客さんも一部いますが、やはり珍しいですし。
よりビジネスライクなお付き合いが増えていくのかなと思うと寂しさも感じます。
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