秋が来ない。
9月に入ってもずーっと暑いです。
気温が高くても、なぜか暦で物事は動いていきます。
なので、体感は真夏真っ只中でも、デパートとかでは秋の商品が並んでいたりするわけですね。
暑さと暦が合わないから、あれそんな季節?という会話があちこちから聞こえてきます。
暑さのせいで秋物が売れない、とニュースで出ていました。
アパレルで秋物の服が売れない、と。
これだけ暑ければ買う気も起きませんよね。
また、これはクリーニング屋だから分かるのかもしれませんが、暑いと服が家の中にあるのが嫌みたいなんですよね。
なので、春にクリーニングに出して、仕上がってお届けしますか?と問い合わせても涼しくなってから持ってきて!というお客さんがほとんどなんですよ。
暑い時に服を見たくもない、と思うらしい。
アパレルが服が売れないように、僕らも預かった服をなかなか納品できません。
預かった時に、9月に入ったら届けてほしい、と言われていますが、皆さん欲しがりません。
中には、10月に入ってから連絡する、という人もいました。
日本は四季がある、と言われてきましたが数年前から四季ではなく二季だという声もちらほらあって。
冬と夏しかない、その間はあっという間に過ぎいくので春や秋という概念がなくなっている、と話す人もいます。
また、服も春夏物、秋冬物、という考え方から、オールシーズンという考え方もあるようです、一年中同じ服を着ているという人もいます。
スーツなんかはそんな感じになってきましたよね。
若い人たちは一年中同じスーツを着ていて、着数が少ないのでクリーニングするタイミングが取れない、という話をしています。
あと数年、こんな陽気が続いたら、新しい環境に合わせたお手入れの考え方が出来上がってくると思います。
ただねえ、今の状態だと、使い捨てになっていくような気がしちゃうんですけどねえ。
洗ってまた着る、という考え方にしていくためには何が必要なんだろう。
どうすればいいんですかねえ。
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