クリーニングでシミがついて来たは本当か?
たまに、クリーニングに出したらシミをつけられて返ってきた、という人がいます。
だから信用できない、と。
これ、昔からよく言われてきたものなんですが、まずここははっきりとさせておかなければいけないと思うので書いておきます。
クリーニング屋でシミがつくはずないでしょ?と。
お客さんの服に何かつける、シミだから汚れですよね、そんな状況にするはずありません。
だって、汚れ落とす仕事なんだもん、汚れるようなことをしていたら、仕事にならないのは自分たちがよく知っている。
では、クリーニング屋から返ってきたらシミが、というのはどんな状況なのか?
一つは、汚れ過ぎ。
汚しすぎる人ほど、自分の服の状態をよく知りません。
家庭の洗濯ではびくともしない汚れでも、クリーニング屋さんが洗うと汚れが落ちていく。
しかし、その汚れが何層にも重なっていると、洗うたびに新しい汚れが浮き出てきてしまうんです。
で、一度洗ったらお返しするようなチェーン店だと浮き出た汚れがシミに見える、という事は十分あり得るんです。
個人店だと、何回も洗い直しをするので、シミが残るのは少なくなります。
ここは仕事に対する考え方の問題。
でも、クリーニング屋さんがつけたのではないですね、元からあったもの。
また、保管中に汚れが浮いてきた、という可能性もあります。
見分けのつきやすい汚れと違い、ほぼ無色透明の汚れもあって、それが時間の経過とともに酸化して変色をすることがあります。
つまり、後からシミに変化するという奴です。
これも元から付いていた汚れが後々変化したものなので、クリーニング屋さんがつけたわけではありません。
このように、たいていが元からついていた汚れのケースが多いですが、中にはクリーニング屋さんで着いてしまった汚れもゼロではありません。
虫がついてしまったとか、運ぶときにどこかに擦ってしまったとか。
その際に壁の汚れがついてしまうとか可能性はあります。
ただその時は、汚れを見れば分かるし、取れるのでお渡しする前に見つけて洗い直しをしてしまいます。
そのままの状態でお客さんのところに行くのはかなりレアな状況なんですよ、本来は。
ただ、これだけクリーニング屋さんに出そたらシミをつけられた、という話を度々されていると、利用したクリーニング屋さんも関係してくるんじゃないか、とは思います。
つまり、クリーニング屋さんも選びましょう、という事。
近いからとか、選ばずにクリーニング屋さんに出しているとチェーン店に出そているケースはかなり多いです。
そこの仕事に不満があるのなら、求めているクリーニングの品質はチェーン店のものではない、という事。
個人店のクリーニング屋さんを探した方がいいですね。
クリーニングとひとくくりにしてしまうには少し大雑把過ぎるんですね。
クリーニング、どこにでも出せばいいわけじゃない。
ここは覚えておいてください。
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