ユニクロのコート。
この3年間、洗濯講座をしたり、clubhouseで話をしたりしていて気づいたことがありました。
それは、消費者の多くは、服を洗ってもいい状態にならないと思い込んでいる、という事。
いい状態で着たいとは思っているんです。
でも、服はどんどん劣化していくと本気で思っていて。
着用していくと菌が発生して匂いがするものだと思ってるし、洗うたびにヨレヨレしていくものだと思っているし、黒ずんでいくと思っている。
それを防ぐために、菌が発生しないように着たらなるべく早く洗わなきゃいけないと思っていて、洗ってヨレヨレにならないようにネットに入れて、なんなら手洗いをして丁寧に洗ってみたりして。
時にはオキシ漬けして殺菌してみたり、重曹やクエン酸を使って洗ってみたり、セスキを使ってみたり。
どれもこれも服に対するイメージがおかしいので対策がずれていくんですが、僕らがどれだけ服に対するイメージがおかしいですよ、と話しても、でも実際にそうなってるから私たちは知ってるんだ!と言い張って聞いてくれないんです。
これね、卵が先か鶏が先か、みたいな話になってて、汚れが落ちないからイメージが悪くなるような体験が積み重なって、対策がズレてるから良くならなくて。
それを積み重ねる事で、洗っても良くならない、服は長く持たない、というイメージに繋がっていってしまってるようなんですよね。
で、服のイメージと洗濯の考え方がズレているのが原因だ、と思うので洗濯講座などで服の話や洗濯の話をすると、予想通り改善されるんです。
どう改善されるのか?というと、家で洗濯をしても臭わなくなるし、服は傷まずに長く着用できるようになる。
別にネットを使うわけでもありません。
洗濯機を変えるわけでもないし、洗剤を変えるわけでもない。
適切に使うようになるだけで全てが変わっていくことがわかりました。
ここからも分かるように、今は多くの人が服のイメージがおかしくなってて、おかしくなる理由の中に洗濯が適切にできてない、という事がある事がわかります。
さて、先日、能登に洗濯支援に入った時のこと。
とあるところで古着がたくさん置いてありました。
古着ですし、みんなが触るのでしわくちゃのまま。
大きなシミは見当たりませんでしたが、うっすらと汚れているのは多分誰もが分かると思います。
もう誰も服は持って行かない、というんですよね。
その理由は古着だからというんですが、僕らが見るとどうみても古着だからというよりもしわくちゃのままだから古ぼけて見えるからじゃないのかな?と思ったんです。
一度洗わせてもらえませんか?と話すと、店長さんがこういいます。
洗っているとかないとかの問題じゃないと思うけどなあ?
新品のタグが付いてたら持っていくからね、と。
僕らがクリーニングをしたらもっと良くなります、見栄えも変わりますよ、と話してもわかってくれません。
で、やはり同じようにいうわけですよね。
洗ってあるとかの問題ではない、と。
その時に我慢できずにいったんです。
でもねえ、みなさん本当に綺麗になった状態知らないでしょう?と。
今まで洗濯で綺麗になった経験が一度もないのに、綺麗になっても無理だって言いきれませんよね?
すると、一瞬黙るんですよね。
怒ったのかもしれないけど、そのくらい強く言わないと相手に届きません。
でも、嘘ではないんですよ、ほとんどの人が洗濯で綺麗になった体験なんてしてませんから。
そこまでいうなら、と古着の中からこれから着そうな服を10点ほど預かってきて、地元のクリーニング屋さんに洗ってもらって違いを見てみよう、という話になり預かることになったんですね。
服を選んでいる時に店長さんが、一人の男が着ているトレンチコートを見てこう言ったんです。
ずいぶんいいコート着てますね、高そう、と。
すると、男はこう言ったんです。
あー、これユニクロで買ったコートですよ、と。
店長さん、またも黙ってしまった。(笑)
まさかユニクロだったなんて、という感じでしょうね。
でも、店長さんの気持ちもわからなくもないんです。
だって、クリーニングで洗ってちゃんと仕上げてあるんだもの。
トレンチコートなんて見違えるほどきれいに見えますよね。
それこそ、高い服に見えてしまいます。
これがクリーニングの力なんだよなあってその場にいた全員思ったんですよね。
で、今の人はこれを知らないんですよ。
だから、洗ってあるかどうかの問題ではない、と簡単に言ってしまうんですね。
洗濯で十分、とか言ってる人たちはみんなこの違いを知らない。
で、洗濯をしていると、腰が抜けていくのでヨレヨレになっていってどんないい服でも次第に古ぼけて見えていく。
一軍から二軍へ、と服を普段着に降格させるような言葉がありますが、そんなことをする必要は本来ないのに、降格してしまうのは、服に合わない洗い方をしているからなんですよね。
ちゃんと服に合わせていれば、一軍は一軍のまま着ていられるんです。
この話、その後がありましてね。
車の中で、この話をしながら、やっぱりクリーニングで仕上げてるからだよなあって話してたんです。
そうしたら本人が、さらに情報を付け加えてきました。
しかもこのコート、三、四年前に買ったものだからね、と。
それ言ってたらさらに店長さん驚いたろうな。
古くても再生出来ちゃうクリーニング、高い服に見せちゃうクリーニング、もっと知られていいですよね。
高くていい服なのに、安く見せてる人、多いです。
その原因は洗濯しちゃってるからかもしれませんね。
あと、クリーニング屋も選ばないとダメかなあ。
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